三光合成

三光合成、2026年5月期は売上高・営業利益・経常利益が過去最高 特別損失計上で純利益は80.3%減

決算サマリー 2026.08.30
三光合成、2026年5月期は売上高・営業利益・経常利益が過去最高 特別損失計上で純利益は80.3%減

※本記事は三光合成が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

三光合成株式会社は2026年5月期(2025年6月1日〜2026年5月31日)の決算を発表した。諸物価の上昇や不安定な国際情勢、長期金利の上昇など先行き不透明な状況の中、高付加価値製品の受注と原価低減活動を積極的に推進した結果、売上高は979億79百万円(前期比+7.6%)、営業利益は70億91百万円(同+25.4%)、経常利益は63億51百万円(同+22.3%)と、いずれも過去最高を更新する増収増益となった。一方、タイ子会社の和解関連費用を特別損失として計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益は7億58百万円(同▲80.3%)と大幅な減益となった。

目次

連結業績(2026年5月期 実績)

(単位:百万円)売上高は97,979(前期91,101、前期比+6,878、+7.6%)、売上総利益は16,986(前期比+1,966、+13.1%)、販管費は9,894(前期比+530、+5.7%)、営業利益は7,091(前期比+1,435、+25.4%)、経常利益は6,351(前期比+1,157、+22.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は758(前期3,857、前期比▲3,099、▲80.3%)となった。ROEは2.3%(前期12.4%、▲10.1pt)。当初計画(売上高94,000、営業利益6,100、経常利益5,500、当期純利益4,000)に対する進捗率は、それぞれ104.2%、116.3%、115.5%、19.0%となった。資料は、当期純利益減益の要因についてタイ子会社の和解関連費用を特別損失として計上したためとしている。

項目2026年5月期(実績)2025年5月期(実績)前期比
売上高97,97991,101+6,878(+7.6%)
売上原価80,99376,080+4,913(+6.5%)
売上総利益16,98615,020+1,966(+13.1%)
販管費9,8949,364+530(+5.7%)
営業利益7,0915,656+1,435(+25.4%)
経常利益6,3515,194+1,157(+22.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益7583,857▲3,099(▲80.3%)
ROE2.3%12.4%▲10.1pt
2026年5月期決算総括
出典:三光合成 2026年5月期決算説明資料 P.11

地域別・事業部門別の状況

地域別売上高(単位:百万円)は、日本31,817(前期比+5.3%)、北米22,252(同+16.4%)、アジア31,484(同+6.2%)、欧州12,425(同+2.6%)となった。アジアの内訳は、アセアン19,483(同+12.2%)、中国6,149(同+23.5%)、インド5,852(同+8.1%)であった。資料は、日本・北米・タイが牽引し、インド売上は好調だった一方、アセアン(タイ以外)はやや苦戦、欧州は苦戦、中国は大苦戦としつつも、全拠点で営業利益は黒字だったとしている。事業部門別売上高(単位:百万円)は、成形品81,789(同+7.6%、うち車両70,627・同+11.5%、情報・家電11,161・同▲12.0%)、金型16,189(同+7.5%)となった。車両の内訳はオート内外装57,250(同+11.5%)、オート機能13,377(同+11.1%)であった。

地域2024年5月期2025年5月期2026年5月期
日本28,03730,21031,817
北米17,74719,12522,252
アジア33,66229,65431,484
欧州14,33612,11012,425
合計93,78491,10197,979
地域別売上高・営業利益の推移
出典:三光合成 2026年5月期決算説明資料 P.16

貸借対照表・キャッシュ・フローの状況

2026年5月期末の資産合計は88,363百万円(前期末76,052百万円、増減額+12,311百万円)、負債合計は52,971百万円(同+9,699百万円)、純資産合計は35,391百万円(同+2,612百万円)となった。自己資本比率は39.3%(前期末42.3%)となった。主な増減要因として、現預金+2,925百万円、売掛金+2,582百万円、有形固定資産+4,897百万円、和解関連費用引当金+3,599百万円、長期借入金+4,152百万円が挙げられている。営業活動によるキャッシュ・フローは+8,414百万円(前期+8,566百万円)、投資活動によるキャッシュ・フローは▲6,481百万円(同▲5,313百万円)、フリー・キャッシュ・フローは+1,933百万円(同+3,253百万円)、財務活動によるキャッシュ・フローは+240百万円(同▲984百万円)となった。

通期業績予想(2027年5月期)

2027年5月期は、地政学リスク等により先行き不透明な状況が続くとしつつ、高付加価値製品・金型の受注活動を積極化し、安定した収益構造の確保と経営体質の強化を図るとしている。売上高は1,050億円(前期比+7,021百万円、+7.2%)、営業利益は79億円(同+809百万円、+11.4%)、経常利益は71億円(同+749百万円、+11.8%)、当期純利益は45億円(同+3,742百万円、+493.7%)を計画し、売上高・利益で過去最高の更新、増収増益を目指すとしている。1株当たり当期純利益は147.61円(前期24.87円、+122.74円)、ROEは10〜11%(予想)を見込む。

項目2027年5月期(計画)2026年5月期(実績)前期比
売上高105,00097,979+7,021(+7.2%)
営業利益7,9007,091+809(+11.4%)
経常利益7,1006,351+749(+11.8%)
当期純利益4,500758+3,742(+493.7%)
1株当たり当期純利益147.61円24.87円+122.74円
ROE10〜11%(予想)2.3%開示なし
2027年5月期業績見通し
出典:三光合成 2026年5月期決算説明資料 P.21

中長期の定量目標

中長期の取組みとして、目標とする売上高営業利益率は2025年5月期実績6.2%、2026年5月期実績7.2%、2027年5月期予想7.5%、2028年5月期の中長期目標を10%としている。2028年5月期に向けた中長期目標として「トリプル10」(売上高1,000億円・営業利益100億円・営業利益率10%)を掲げている。

株主還元

1株当たり配当金は、2023年5月期16円、2024年5月期20円、2025年5月期24円、2026年5月期28円(第2四半期末配当14円・期末配当14円)と増配を続けており、2027年5月期は32円(第2四半期末配当16円・期末配当16円)を予想している。配当性向は2025年5月期19.0%、2026年5月期は当期純利益の大幅な減少に伴い112.6%となったが、2027年5月期は21.7%を見込む。配当基本方針は、安定的な配当を継続すると同時に、業績に応じ積極的に株主に還元するというもの。

第2四半期末配当期末配当年間配当配当性向
2023年5月期7円9円16円23.3%
2024年5月期10円10円20円23.3%
2025年5月期10円14円24円19.0%
2026年5月期14円14円28円112.6%
2027年5月期(予想)16円16円32円21.7%
株主還元・年間配当金の推移
出典:三光合成 2026年5月期決算説明資料 P.25

※本記事は三光合成が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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