シー・エス・ランバー

シー・エス・ランバー、2026年5月期は経常利益40.4%減 純利益は40.1%減の693百万円

決算サマリー 2026.08.30
シー・エス・ランバー、2026年5月期は経常利益40.4%減 純利益は40.1%減の693百万円

※本記事はシー・エス・ランバーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社シー・エス・ランバーは2026年5月期の決算を発表した。売上高は20,381百万円で前期比1.4%減、経常利益は1,002百万円で前期比40.4%減、当期純利益は693百万円で前期比40.1%減となった。プレカット事業の販売価格低迷と出荷棟数減少により前期比減収減益となった一方、建築請負事業は二桁増収、不動産賃貸事業は二桁の増収増益となった。

目次

業績(2026年5月期 実績)

新設住宅着工戸数の減少と受注競争の激化により、プレカット事業の出荷棟数は5,106棟(前期比6.9%減)、販売価格の低迷も重なり同事業の売上高は14,430百万円(同5.4%減)、セグメント利益は55百万円(前期745百万円)となった。営業利益(セグメント利益合計)は1,134百万円で前期比36.1%減。前期比での営業利益減少要因は、出荷棟数減影響額△219百万円、1棟当たり利益減少影響額△448百万円を含むプレカット事業の下振れ△668百万円が主因で、建築請負事業は着工棟数減影響額△50百万円がある一方1棟当たり利益改善影響額+139百万円により差引+89百万円、不動産賃貸事業は期中で取得した賃貸物件にかかる賃料増+220百万円と原価増(税金等)△121百万円により差引+99百万円となった。このほか人件費の増加(賃上げ等による影響額)△42百万円、貸倒引当金繰入額の増加△46百万円等があった。

項目2025年5月期実績2026年5月期実績増減額増減率
売上高20,67320,381△291△1.4%
粗利益4,3333,813△519△12.0%
販売費及び一般管理費2,5582,6791204.7%
営業利益(セグメント利益)1,7741,134△640△36.1%
経常利益1,6801,002△678△40.4%
親会社株主に帰属する当期純利益1,157693△464△40.1%
2026年5月期 決算概要
出典:2026年5月期 決算説明会資料 P.7

セグメント別の状況

建築請負事業は完工の進捗により売上高5,814百万円(前期比12.5%増)と増収も、セグメント利益は336百万円(前期比8.8%減)と減益。大型(50坪以上)木造施設の着工は棟数20棟、請負金額2,693百万円(前期比27.6%増)と案件の大型化が進展した。不動産賃貸事業は新規物件の取得により賃貸及び管理棟数が66棟(前期比11棟増)に拡大し、売上高1,344百万円(前期比19.6%増)、セグメント利益675百万円(前期比16.6%増)の増収増益となった。

セグメント指標2025年5月期2026年5月期増減率
プレカット売上高(百万円)15,24914,430△5.4%
プレカットセグメント利益(百万円)74555△92.5%
建築請負売上高(百万円)5,1705,81412.5%
建築請負セグメント利益(百万円)369336△8.8%
不動産賃貸売上高(百万円)1,1231,34419.6%
不動産賃貸セグメント利益(百万円)57967516.6%
その他売上高(百万円)356207△42.0%
2026年5月期 営業利益の増減(前年比)
出典:2026年5月期 決算説明会資料 P.12

通期業績予想

2027年5月期の業績予想は、売上高210億円(2026年5月期実績203億円に対し103.0%)、経常利益12.7億円(同10億円に対し126.7%)、経常利益率6.0%(同4.9%)、純利益9.1億円(同7.0億円に対し131.3%)。新設住宅着工戸数の伸び悩み、競合他社との価格競争の激化が継続する予想としつつ、徹底した歩留まりの追求や「材工一体」営業により利益水準を確保するとしている。セグメント別では、プレカット事業は売上高17,045百万円(前期比118.1%)、セグメント利益410百万円(同745.0%)、建築請負事業は売上高6,019百万円(同103.5%)、セグメント利益350百万円(同101.0%)、不動産賃貸事業は売上高1,451百万円(同108.0%)、セグメント利益500百万円(同76.0%)、その他事業は売上高169百万円(同81.5%)、セグメント利益5百万円(同85.0%)を見込む。

項目2026年5月期実績2027年5月期業績予想前期比
売上高203億円210億円103.0%
経常利益10億円12.7億円126.7%
経常利益率4.9%6.0%
純利益7.0億円9.1億円131.3%
2027年5月期 業績予想
出典:2026年5月期 決算説明会資料 P.16

株主還元

1株当たり年間配当金(実績)は2024年5月期80円(期末80円)、2025年5月期80円(期末80円)、2026年5月期80円(期末80円)と3期連続で同水準。2027年5月期の配当は80円を予想している。配当政策の基本方針は、将来の事業展開と経営体質強化に必要な内部留保の強化と継続性・安定性を踏まえた、経営成績に応じた配当の実施としている。

1株当たり年間配当金期末配当
2024年5月期(実績)80円80円
2025年5月期(実績)80円80円
2026年5月期(実績)80円80円
2027年5月期(予想)80円

中期経営計画2028の進捗

シー・エス・ランバーグループは創業50周年(2032年)を見据えた「VISION 2032」のもと、中期経営計画2028を推進している。プレカット事業では建て方を提案する「材工」でのプレカット販売強化、不動産事業では賃貸収益物件を中心とした安定的な収益源の増強を戦略に掲げる。2028年5月期目標に対する2026年5月期実績(進捗)は、プレカット棟数5,106棟(目標5,900棟)、プレカット坪数212千坪(目標249千坪)、トラック保有台数25台(目標30台)、建て方棟数725棟(目標1,040棟)、建築完工188物件(目標280物件)、大型木造施設(完工)27物件(目標15物件)、保育所賃貸数23物件(目標23物件)、福祉施設・アパート等賃貸数43物件(目標51物件)、不動産販売区画10区画(3年間累計、目標30区画)、建材販売6.6億円(目標11億円)。財務体質の改善については、既存保育所の借入金は2024年5月に完済済みで、2025年6月〜2026年5月期の返済額は1,512百万円、有利子負債残高は12,235百万円(2032年目標は有利子負債25億円未満)としている。

中期経営計画2028 進捗(2026年5月期実績と2028年5月期目標)
出典:2026年5月期 決算説明会資料 P.25

※本記事はシー・エス・ランバーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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