※本記事はブシロードが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ブシロード(証券コード:7803)の2026年6月期(通期)連結業績は、売上高57,823百万円(前期比+1,648百万円)となり、資料は「過去最高の通期売上を達成」としている。営業利益は4,754百万円(前期比▲114百万円)で減益となった一方、経常利益は5,930百万円(前期比+1,086百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,565百万円(前期比+1,147百万円)といずれも増益となった。ユニット別では、ライブエンタメ・MD・メディアコンテンツの各ユニットが過去最高の通期売上を達成した。2027年6月期の連結業績予想は増配予想とあわせて開示されている。
連結業績(2026年6月期 実績)
売上総利益は20,446百万円(前期比+437百万円)、販売管理費は15,691百万円(前期比+550百万円)となった。営業利益は4,754百万円(前期比▲114百万円、営業利益率8.2%、前期比▲0.4Pt)で減益となった一方、経常利益は5,930百万円(前期比+1,086百万円、経常利益率10.3%、前期比+1.6Pt)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,565百万円(前期比+1,147百万円)といずれも増益となった。資料には、営業外に投資有価証券等の受取利息154百万円および為替差益68百万円(2025年3月末:USD=159.88円、2026年6月末:USD=162.39円)を計上したこと、特別利益に関係会社株式売却益1,384百万円を計上したことが記載されている。
| 項目 | 2026年6月期 | 2025年6月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 57,823百万円 | 56,175百万円 | +1,648百万円 |
| 売上総利益 | 20,446百万円 | 20,009百万円 | +437百万円 |
| 販売管理費 | 15,691百万円 | 15,141百万円 | +550百万円 |
| 営業利益 | 4,754百万円 | 4,868百万円 | ▲114百万円 |
| 営業利益率 | 8.2% | 8.7% | ▲0.4Pt |
| 経常利益 | 5,930百万円 | 4,844百万円 | +1,086百万円 |
| 経常利益率 | 10.3% | 8.6% | +1.6Pt |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,565百万円 | 3,418百万円 | +1,147百万円 |

ユニット別の状況
通期のユニット別売上高は、TCGが26,850百万円(前期27,037百万円)、デジタルゲームが5,990百万円(前期6,257百万円)、ライブエンタメが6,845百万円(前期5,693百万円)、MDが9,144百万円(前期8,891百万円)、メディアコンテンツが1,955百万円(前期1,783百万円)、スポーツが6,718百万円(前期6,324百万円)、その他が318百万円(前期188百万円)となった。資料は、ライブエンタメ・MD・メディアコンテンツの各ユニットについて「過去最高の通期売上を達成」としている。TCGは、主力商品「ヴァイスシュヴァルツ」「カードファイト!! ヴァンガード」が第3四半期の調整期間から回復し、順調に推移したとしている。MDはフィギュアブランド「PalVerse」が伸長しブランドとして過去最高の通期売上を更新した一方、キャラクター雑貨は中国市場における一時的な特需の反動により減少したとしている。参考情報として、TCGの国内売上高(通期)は14,927百万円(前期比▲1,531百万円)、海外売上高(通期)は11,447百万円(前期比+1,359百万円)、海外売上比率は43.4%(前期比+5.4Pt)となっている。
| ユニット | 2026年6月期売上高 | 2025年6月期売上高 |
|---|---|---|
| TCG | 26,850百万円 | 27,037百万円 |
| デジタルゲーム | 5,990百万円 | 6,257百万円 |
| ライブエンタメ | 6,845百万円 | 5,693百万円 |
| MD | 9,144百万円 | 8,891百万円 |
| メディアコンテンツ | 1,955百万円 | 1,783百万円 |
| スポーツ | 6,718百万円 | 6,324百万円 |
| その他 | 318百万円 | 188百万円 |

2027年6月期 連結業績予想
資料は2027年6月期の連結業績予想として、売上高580億円(前期比100.3%)、営業利益53億円(前期比111.5%)、経常利益60億円(前期比101.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益42億円(前期比92.0%)を開示している。前期(2026年6月期)は今後の展開のための準備期間という位置付けであったとし、今期はTCG「パルワールド オフィシャルカードゲーム」、デジタルゲーム「BanG Dream! Our Notes」を大型タイトルとしてリリースするが、業績予想ではこれらを保守的に見込んでいるとしている。なお、2026年6月30日付で連結子会社であった新日本プロレスリング株式会社の株式を譲渡したことに伴い、2026年6月期までの実績には同社の業績を含むが、2027年6月期の業績予想には含めていないとしている。2027年6月期の為替レート前提は1USD=157円としている。
| 項目 | 2027年6月期予想 | 2026年6月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 58,000百万円(580億円) | 57,823百万円 | 100.3% |
| 営業利益 | 5,300百万円(53億円) | 4,754百万円 | 111.5% |
| 経常利益 | 6,000百万円(60億円) | 5,930百万円 | 101.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,200百万円(42億円) | 4,565百万円 | 92.0% |

株主還元
配当については、2025年6月期の配当実績(基準日2025年6月30日)が1株当たり2円25銭※、2026年6月期の配当決定額(基準日2026年6月30日)が1株当たり2円50銭、2027年6月期の配当予想(基準日2027年6月30日)が1株当たり3円00銭であり、資料は「増配予想」としている。※当社は2025年10月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を実施しており、1株あたり配当金は当該株式分割を考慮した金額として記載されている。また、2026年6月30日開催の取締役会において自己株式取得(取得し得る株式の総数の上限800万株、取得価額の総額の上限20億円、取得期間2026年7月1日~2026年12月31日)を決議している。
| 区分 | 基準日 | 1株当たり配当金 |
|---|---|---|
| 2025年6月期(配当実績) | 2025年6月30日 | 2円25銭※ |
| 2026年6月期(配当決定額) | 2026年6月30日 | 2円50銭 |
| 2027年6月期(配当予想) | 2027年6月30日 | 3円00銭 |

トピックス
2026年6月30日、連結子会社であった新日本プロレスリング株式会社の当社保有株式の全てを株式会社テレビ朝日および株式会社サイバーエージェントへ譲渡する株式譲渡契約を締結し、同日付で譲渡手続きを完了した。これにより新日本プロレスリングは当社の連結対象から除外され、テレビ朝日の連結子会社となった。あわせて、スポーツユニットを2026年7月よりライブエンタメユニットへ統合する事業ユニット再編を行った。TCG事業では2026年3月にマレーシア現地法人、2026年7月に中国現地法人を新設し、海外グループ会社は計7社体制となった。資料は、2027年6月期におけるTCG事業の海外売上高比率について「当社史上初の50%を超える見通し」としている。2026年7月28日には、代表取締役の異動および新役員体制を内定したことを開示しており、木谷高明氏が代表取締役会長、根本雄貴氏が代表取締役社長に就任予定(2026年9月29日開催予定の定時株主総会及びその後の取締役会での決議を経て正式決定)としている。
※本記事はブシロードが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。