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ダブルエー、2026年1月期は過去最高の売上高も営業利益36.2%減 2027年1月期は増収増益を予想

決算サマリー 2026.08.30
ダブルエー、2026年1月期は過去最高の売上高も営業利益36.2%減 2027年1月期は増収増益を予想

※本記事はダブルエーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ダブルエーの2026年1月期(通期)は、売上高233.2億円(前期比2.3%増)となり、過去最高の売上高を達成した。一方、円安およびドル安(対人民元)による仕入原価の高騰や人件費増加などにより、営業利益は10.6億円(同36.2%減)、経常利益は1,187百万円(同25.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は688百万円(同31.0%減)といずれも減益となった。香港の市場環境悪化の影響もあり、修正後の通期予想に対しては未達となった。

目次

連結業績(2026年1月期 実績)

売上原価は仕入原価の高騰により9,142百万円(同4.1%増、売上比39.2%)、販管費は人件費増加や店舗統廃合コストなどにより13,118百万円(同6.2%増、売上比56.2%)となった。資料は減益の要因として、円安およびドル安(対人民元)による仕入原価の高騰、人件費の上昇、店舗統廃合のコストなどを挙げている。1株当たり当期純利益は36.07円(前期52.28円)。当社は2024年9月1日付で普通株式1株につき2株の割合の株式分割を行っており、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定してこの数値を算定している。

項目2025年1月期(実績)2026年1月期(実績)前期比(参考)2026年1月期通期予想(修正後)
売上高22,800百万円23,327百万円+2.3%23,901百万円
売上原価8,779百万円(売上比38.5%)9,142百万円(売上比39.2%)+4.1%開示なし
売上総利益14,021百万円(売上比61.5%)14,185百万円(売上比60.8%)+1.2%開示なし
販管費12,350百万円(売上比54.2%)13,118百万円(売上比56.2%)+6.2%開示なし
営業利益1,670百万円(売上比7.3%)1,066百万円(売上比4.6%)▲36.2%1,286百万円
経常利益1,587百万円(売上比7.0%)1,187百万円(売上比5.1%)▲25.2%1,424百万円
当期純利益996百万円(売上比4.4%)688百万円(売上比3.0%)▲31.0%832百万円
1株当たり当期純利益52.28円36.07円開示なし43.63円
2026年1月期経営成績(連結)
出典:2026年1月期決算補足説明資料 P.4

セグメント別業績

報告セグメントは「婦人靴の企画・販売事業」と「婦人服の企画・販売事業」の2区分。婦人靴の企画・販売事業は、国内は堅調に推移したものの香港子会社の影響により減収となり、旗艦店の改装や人件費高騰などによりセグメント利益も減益となった。婦人服の企画・販売事業は、事業譲受した「31 Sons de mode」の赤字や店舗の統廃合費用などにより、セグメント利益が前期の黒字から赤字に転じた。

セグメント指標2025年1月期(実績)2026年1月期(実績)
婦人靴の企画・販売事業売上高20,464百万円20,347百万円
婦人靴の企画・販売事業セグメント利益3,487百万円3,093百万円
婦人服の企画・販売事業売上高2,336百万円2,979百万円
婦人服の企画・販売事業セグメント利益85百万円▲94百万円
セグメント別決算概要(売上高・セグメント利益)
出典:2026年1月期決算補足説明資料 P.8

なお、資料は参考情報として連結子会社である株式会社卑弥呼の単体実績も開示している。卑弥呼単体の2026年1月期の売上高は5,553百万円(前期比10.2%増)、経常利益は407百万円(同9.8%減)となり、季節商材およびオンライン販売の好調で増収となった一方、人件費増加および原材料等の高騰により減益になったとしている。この数値は上記の報告セグメント(婦人靴・婦人服)とは区分が異なる、連結子会社単体の集計である。

財政状態

2026年1月期末の資産合計は13,457百万円(前期末比+322百万円)、負債合計は2,393百万円(同+8百万円)、純資産合計は11,063百万円(同+314百万円)となった。自己資本比率は82.2%(前期末81.8%、+0.4pt)。棚卸資産は4,994百万円(同+411百万円)に増加した。

2027年1月期業績予想

2027年1月期は、スニーカー等の商品力強化および店舗の統廃合が完了していることから増収、大幅増益を見込む。ただし第1四半期(1Q)は、夏場以降の収益拡大を見据えたTVCMなどの戦略的投資により一時的な赤字を見込み、下期からの収益拡大を計画しているとしている。通期予想は1ドル=160円を前提に作成されており、資料は対ドル為替が1円変動した場合の年間営業利益への感応度を約4,000万円〜約5,000万円としている。

項目2026年1月期(実績)2027年1月期(予想)前期比
売上高23,327百万円24,661百万円+5.7%
営業利益1,066百万円1,504百万円+41.0%
経常利益1,187百万円1,496百万円+26.1%
当期純利益688百万円881百万円+28.1%
1株当たり当期純利益36.07円46.15円開示なし
2027年1月期業績予想
出典:2026年1月期決算補足説明資料 P.24

中期経営計画の振り返り

2023年6月に開示した中期経営計画では、2023年1月期(策定時)の売上高175.9億円に対し、2026年1月期の数値目標を売上高260億円、営業利益40億円としていた。実績は売上高233.2億円、営業利益10.6億円となり、売上高の目標達成率は90.0%だった。資料は、香港の景気悪化により売上高が当初目標に対して未達となったこと、急激なインフレや円安による原材料価格の高騰・人件費高騰により営業利益が当初目標値を大幅に下回ったことを挙げている。

株主還元

配当については、2026年1月期は記念配当を含めた2025年1月期と同等の年間配当(1株当たり17円)を実施し、2027年1月期も年間17円の配当を継続する予想としている。当社は2023年8月1日付および2024年9月1日付でそれぞれ普通株式1株につき2株の割合の株式分割を行っており、下表の過去の配当金額はいずれも現在の株式数を基準とした相対的な調整後の値である。また、100株以上600株未満保有の株主にはORiental TRaffic ONLINE STOREで使える無料券1枚、600株以上保有の株主には同無料券に加え卑弥呼・NICALの商品が選べる無料券を、それぞれ中間・期末の年2回贈呈する株主優待制度を継続している。

決算期中間配当期末配当記念配当年間配当合計
2022年1月期開示なし開示なし開示なし6.25円
2023年1月期開示なし開示なし開示なし6.25円
2024年1月期開示なし開示なし開示なし8.75円
2025年1月期6円6円5円17円
2026年1月期8.5円8.5円17円
2027年1月期(予想)8.5円8.5円17円
株主還元(配当の推移)
出典:2026年1月期決算補足説明資料 P.26

成長戦略

資料は今後の計画として、未出店地域への新規出店とショールーム的な位置づけの店舗を活用したオンライン販売への接続を組み合わせた戦略的店舗拡大、オンライン限定商品やインフルエンサーコラボ商品の継続展開によるオンライン販売強化、「跳べるパンプス」「瞬間フィット」に続く機能性商品の開発強化、為替変動への対応力強化に向けた生産拠点の多様化を重点戦略として挙げている。海外事業については香港の景気の状況を注視しつつ、現段階では事業拡大を据え置くとしている。2026年3月4日からはスポーツブランド「ORTR」の新商品「瞬間フィット」シリーズのテレビCM放映を開始した。

※本記事はダブルエーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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