星医療酸器

星医療酸器、2026年3月期は在宅医療事業が牽引も営業減益

決算サマリー 2026.08.30
星医療酸器、2026年3月期は在宅医療事業が牽引も営業減益

※本記事は星医療酸器が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

星医療酸器の2026年3月期(2025年4月~2026年3月)は、在宅酸素療法(HOT)のレンタル台数増加を背景に在宅医療事業が業績を牽引し、連結売上高は前期比+2.8%の15,520百万円となった。一方、営業利益は同▲3.2%の1,919百万円、経常利益は同▲2.5%の2,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同▲6.2%の1,372百万円と、全社ベースでは減益となった。自己資本比率は74.8%と、引き続き高い水準を維持している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

連結損益計算書によれば、売上高は15,102百万円から15,520百万円(+418百万円、+2.8%)に増加し、売上総利益は7,563百万円から7,676百万円(+113百万円、+1.5%)となった。営業利益は1,982百万円から1,919百万円(▲63百万円、▲3.2%)、経常利益は2,052百万円から2,000百万円(▲52百万円、▲2.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,463百万円から1,372百万円(▲91百万円、▲6.2%)にそれぞれ減少した。EBITDAは2,806百万円から2,872百万円(+66百万円)に増加した。

項目2025年3月期2026年3月期前期比
売上高15,102百万円15,520百万円+2.8%
営業利益1,982百万円1,919百万円▲3.2%
経常利益2,052百万円2,000百万円▲2.5%
親会社株主に帰属する当期純利益1,463百万円1,372百万円▲6.2%
EBITDA2,806百万円2,872百万円
決算ハイライト
出典:2026年3月期本決算補足資料 P.8

セグメント別の状況

主力の在宅医療事業は、在宅酸素療法(HOT)・持続陽圧呼吸療法(CPAP)ともにレンタル台数が増加し増収増益となり、利益面で全体を牽引した。医療用ガス事業は院内酸素使用量の減少や人材配置の適正化(人員増強)により減収減益。医療設備事業は前期にあった大型工事受注の反動で売上高は減少したが、利益率の高い案件に注力し増益を確保した。介護福祉事業は福祉用具レンタルが堅調に推移し増収増益、施設介護事業は有料老人ホームの入居率向上により損失額が改善した。その他事業(看護学校、医療器具等)は増収ながら減益だった。資料には「百万円以下切捨てにつき、計算値と合計値が相違」との注記がある。

セグメント売上高前年比利益前年比
医療用ガス事業3,944百万円▲1.5%461百万円▲27.4%
在宅医療事業7,226百万円+7.4%999百万円+10.2%
医療設備事業1,719百万円▲7.6%275百万円+1.4%
介護福祉事業1,194百万円+2.8%61百万円+38.3%
施設介護事業350百万円+5.8%▲15百万円+14.3%
その他事業(看護学校、医療器具等)1,085百万円+6.9%136百万円▲3.4%
15,520百万円+2.8%1,919百万円▲3.2%
セグメント別実績サマリー
出典:2026年3月期本決算補足資料 P.18

財政状態

2026年3月期末の資産合計は26,743百万円(前期末比+2,153百万円)となった。固定資産の増加は、株高による投資有価証券の時価上昇及び営業拠点建替えによる設備投資によるものとしている。純資産は18,715百万円から20,325百万円(+1,610百万円)に増加し、自己資本比率は74.9%から74.8%(▲0.1pt)となったが、引き続き高い水準を維持している。

項目2025年3月期末2026年3月期末増減
資産合計24,590百万円26,743百万円+2,153百万円
流動資産13,783百万円14,425百万円+642百万円
固定資産10,806百万円12,317百万円+1,511百万円
純資産18,715百万円20,325百万円+1,610百万円
自己資本比率74.9%74.8%▲0.1pt

通期業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高15,660百万円(前期比+0.9%)、営業利益1,980百万円(同+3.2%)、経常利益2,060百万円(同+3.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,400百万円(同+2.0%)。1株当たり当期純利益は439.59円から448.31円(+8.72円、+1.9%)を見込む。医療ガスの安定供給を前提に、医療用ガス事業・在宅医療事業を中心とした販売価格の適正化・販路拡大により利益率向上を図るとしている。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)増減率
売上高15,520百万円15,660百万円+0.9%
営業利益1,919百万円1,980百万円+3.2%
経常利益2,000百万円2,060百万円+3.0%
親会社株主に帰属する当期純利益1,372百万円1,400百万円+2.0%
1株当たり当期純利益439.59円448.31円+1.9%
通期業績予想
出典:2026年3月期本決算補足資料 P.15

株主還元

資料の配当金推移グラフでは、年間配当は過去20年間右肩上がりに推移しており、2027年3月期も引き続き増配に尽力するとしている(グラフに数値ラベルの記載が無いため、具体的な金額は本記事では記載しない)。株主優待制度としては、介護付有料老人ホーム「ライフステージ阿佐ヶ谷」について、100株以上保有株主を対象に終身契約入居一時(前払)金の15%割引、1,000株以上保有株主を対象に月額管理費の15%割引(1年間)を用意する。体験入居利用料についても割引(1泊目無料、2泊目50%割引、3泊4日が限度)がある。

配当金推移
出典:2026年3月期本決算補足資料 P.26

※本記事は星医療酸器が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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