※本記事はアディッシュが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
アディッシュは2026年12月期中間期(2026年1月〜6月)の連結決算を発表した。売上高は1,865百万円(前年同期比+81百万円、4.6%増)となり、第2四半期として過去最高売上を更新した。オフィス入居ビルの火災の影響を受けたものの、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益の全項目が前四半期比で増加し、経常利益と当期純利益は黒字転換した。
業績(2026年12月期中間期 実績)
売上高は前年同期比81百万円増加し4.6%成長した。営業利益は△3百万円と赤字が縮小し、経常利益は22百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は18百万円となり、いずれも前年同期の赤字から黒字に転換した。事業規模拡大のための人員採用投資を継続した一方、本社ビルの火災による臨時費用が発生したが、火災の原因企業からの補償金27,262千円の受領により経常利益への影響は縮小した。
| 項目 | 2025年12月期中間期 | 2026年12月期中間期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,783百万円 | 1,865百万円 | +81百万円(4.6%) |
| 営業利益 | △28百万円 | △3百万円 | +25百万円(-%) |
| 経常利益 | △16百万円 | 22百万円 | +38百万円(-%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | △27百万円 | 18百万円 | +46百万円(-%) |
主要KPI(2026年12月期中間期)
ストック収益(継続的なサービスを提供した取引の収益の合計、2026年1月から6月までの累計)は18.1億円、連結売上高に占めるストック収益の比率は97.3%となった。ARPA(連結ストック収益の継続顧客数あたりの平均単価)は6.7百万円/年、月次解約率は1.2%であった。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ストック収益 | 18.1億円 |
| ストック収益率 | 97.3% |
| ARPA | 6.7百万円/年 |
| 月次解約率 | 1.2% |

連結貸借対照表
2026年12月期中間期末の資産合計は1,313百万円、負債合計は725百万円、純資産合計は588百万円となった。新規借入の実行により現金及び預金が増加し、新株予約権の行使と当期純利益の計上により純資産が増加した。自己資本比率は44.3%となり、前年度末比+3.5%となった。
| 項目 | 2025年12月期末 | 2026年12月期中間期末 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 1,141百万円 | 1,111百万円 |
| 現金及び預金 | 545百万円 | 623百万円 |
| 受取手形、売掛金及び契約資産 | 520百万円 | 392百万円 |
| 固定資産 | 173百万円 | 201百万円 |
| 資産合計 | 1,315百万円 | 1,313百万円 |
| 流動負債 | 698百万円 | 609百万円 |
| 固定負債 | 74百万円 | 115百万円 |
| 負債合計 | 772百万円 | 725百万円 |
| 純資産合計 | 542百万円 | 588百万円 |
| 自己資本比率 | 40.8% | 44.3% |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期通期の連結売上高予想は4,100百万円(前期比+403百万円、10.9%増)で、カスタマーサクセス業務の受注数増加を見込み二桁成長を目指すとしている。営業利益は70百万円(前期比+67百万円)、経常利益は70百万円(前期比+51百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は60百万円(前期比+61百万円)を予想する。AI-SaaSと連携した「BPaaS型」のビジネス展開やAIツールの活用による効率化により、営業利益の改善を目指すとしている。
| 項目 | 2025年12月期実績 | 2026年12月期予想 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,696百万円 | 4,100百万円 | +403百万円 | 10.9% |
| 営業利益 | 2百万円 | 70百万円 | +67百万円 | 2,753.5% |
| 経常利益 | 18百万円 | 70百万円 | +51百万円 | 279.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | △1百万円 | 60百万円 | +61百万円 | -% |

中期経営計画
中期経営ビジョンでは2025年〜2030年をカスタマーサクセスでの市場確立の期間と位置づけ、2030年12月期にグループ連結売上高70億円、営業利益5億円を目指すとしている。2030年のありたい姿として売上総利益21.5億円(売上総利益率30%強)、販管費額16.5億円(販管費率23%強)を見込む。2025年12月期(実績)は売上高36.9億円、売上総利益9.9億円、営業利益0.02億円であり、2026年12月期(計画)は売上高41億円、売上総利益11億円、営業利益0.7億円としている。

中間期の事業トピックス
世界30,000社に導入されているAIカスタマーエージェント企業の米Finと業務提携し、カスタマー対応費(人月課金)、AI対応費(従量課金)、ツール売上費(Finの各ツールの販売代理)による「AIシステム」と「ヒューマン」の「BPaaS」型収益モデルを加速するとしている。また、東証グロース市場上場のソフトウェアメーカーであるハンモック社と資本業務提携を締結し、普通株式66,500株(発行済株式総数の3.07%)を保有した。
※本記事はアディッシュが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。