※本記事はジモティーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ジモティーは2025年12月期通期の決算説明資料(事業計画及び成長可能性に関する事項)で、通期の業績は売上高、営業利益ともに計画に未達だったと発表した。要因として、直営店の開発速度を抑えFC展開を優先したことや、ネット広告単価が想定より下落したことを挙げている。一方、ジモティースポット(ジモスポ)は既存直営店の売上が伸び、順調に成長しているとしている。
連結業績(2025年12月期 実績)
2025年12月期通期の売上高は1,932百万円、営業利益は549百万円となり、通期業績予想(売上高2,028百万円、営業利益559百万円)に対する達成率はそれぞれ95.3%、98.3%だった。2025年12月期4Q単体では売上高511百万円(前年同期比+20.0%)、営業利益154百万円(同+18.9%)となった。単位は百万円。
| 項目 | 2025年12月期(通期実績) | 2025年12月期(通期業績予想) | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,932 | 2,028 | 95.3% |
| 営業利益 | 549 | 559 | 98.3% |
| 項目 | 2025年12月期4Q単体 | 2024年12月期4Q単体 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 511 | 426 | +20.0% |
| 営業利益 | 154 | 129 | +18.9% |

事業別の状況(ネット事業・ジモティースポット事業)
ネット売上は2025年12月期4Q単体で350百万円(前年同期比-5.3%)となり、配信型広告の市況悪化が影響したとしている。2025年12月期は1Qが前年同期比-12.8%、4Qが同-5.3%で着地しており、配信型の広告単価は今後も下落する想定で他のマネタイズスキームの開発を強化するとしている。ジモスポ関連売上は2025年12月期4Q単体で161百万円(同+186.7%)と大幅に成長し、開店後12カ月を経過した既存直営店(2025年9月末時点)の4Q売上は前年同期比+26.5%で継続的に成長しているとしている。店舗数は29店舗(前年同期比+21店舗)で着地し、通期出店計画25店舗を上回った。うち直営15店(期初予想18店)、FC14店(期初予想7店)と、期初計画よりFC出店割合を高めたとしている。2026年12月期計画における新規出店数+37店のうち24店舗分のFC契約を締結済みとしている。
| 指標 | 2025年12月期4Q単体 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 主要画面PV数(月間平均) | 1,005百万回 | +2.3% |
| eCPM | 349円 | -7.5% |
| ネット売上 | 350百万円 | -5.3% |
| ジモスポ関連売上 | 161百万円 | +186.7% |
| 店舗当り売上 | 5,558千円 | -20.9% |
| 店舗数 | 29店舗 | +21店舗 |
通期業績予想
会社は2026年12月期通期の業績予想として売上高2,135百万円(前期比+10.5%)、営業利益549百万円(同±0.0%)を計画しているとしている。主な前提として、ネット売上は前期比-3.7%(-54百万円)、ジモスポは新規+37店(FC出店のみ計画に反映)を見込むとしている。営業利益については、ジモスポ37店舗分の利益成長を織り込む一方、ネット売上の減少分を保守的に見積もり、新規事業開発領域に50百万円を投資する計画としている。
| 項目 | 2026年12月期(通期予想) | 2025年12月期(通期実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,135 | 1,932 | +10.5% |
| 営業利益 | 549 | 549 | ±0.0% |

中期経営計画(数値目標)
会社は2030年度の中期数値目標について、前回公表(2025年2月公表)時点では売上高135億円、営業利益33.75億円(利益率25%)としていたが、今回、売上高及び営業利益率の水準は定めず、2030年度の営業利益(33億円)を最優先の目標とする方針に修正したと発表した。店舗数は329店舗(年度末)を目標とし、店舗数329×店舗当たり利益(本部コスト控除前)1,000万円/年をベース目標とするとしている。店舗数目標は店舗当たり収益性とトレードオフで修正する可能性があるとしている。
ジモスポの出店計画は、2025年度が当初計画25店舗に対し実績29店舗、2026年度は当初計画62店舗から現計画63店舗(新規+37店舗の出店に加え、2023年以前に出店した小規模店の撤退等により統計的に計3店舗の退店を織り込み)に修正したとしている。2030年度までに最低300店舗以上を出店していく方針で、中期利益最大化を優先して出店モデル(直営・FC)を選択するため、その内訳は定めないとしている。

株主還元
会社は中長期的な株主価値を目的として、株主還元余力(期末現金残高+追加借入余力-最低手元資金-投資予備資金)を試算し、株主還元を実施していく方針としている。手法は自己株式取得を主軸に考えており、配当については今後の事業成長及び経営安定度を加味して継続検討するとしている。2025年12月末時点の期末現金残高は1,854百万円で、2025年4月に400百万円の長期借入、2025年11~12月に自己株式取得118百万円を実施したとしている。総資産は2,450百万円(2024年12月期末1,720百万円)、自己資本比率は69%(同78%、-9pt)となり、有利子負債は362百万円(同77百万円)に増加した。

※本記事はジモティーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。