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ユーピーアール、2025年8月期は減収減益 営業利益52.0%減の277百万円

決算サマリー 2026.08.28
ユーピーアール、2025年8月期は減収減益 営業利益52.0%減の277百万円

※本記事はユーピーアールが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ユーピーアールは2025年8月期(第47期)決算を発表した。売上高は15,354百万円(前期比0.7%減、108百万円減)、営業利益は277百万円(前期比52.0%減、300百万円減)、経常利益は749百万円(前期比14.7%減、128百万円減)となり、対前年比で減収減益となった。一方でEBITDAは3,777百万円(前期比2.8%増、102百万円増)と微増した。

目次

業績(2025年8月期 実績)

売上高はレンタル以外の減収により108百万円の減収。営業利益は粗利益の減少と販管費の増加により300百万円の減益、経常利益は営業利益の減少により128百万円の減益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は336百万円(前期比43.7%減、261百万円減)。

項目当期(2025年8月期)前期(2024年8月期)増減
売上高15,35415,463△108(△0.7%)
売上総利益4,6384,827△189(△3.9%)
販売費及び一般管理費4,3604,249110(2.6%)
営業利益277578△300(△52.0%)
経常利益749878△128(△14.7%)
親会社株主に帰属する当期純利益336597△261(△43.7%)
EBITDA3,7773,674102(2.8%)

経常利益の増減要因として、資料は粗利益の減少に加え、DXタグ商品評価損△56百万円、支払手数料の増加、研究開発費・その他販管費の増加を挙げる一方、営業外損益は受取補償金174百万円などにより171百万円改善したとしている。

2025年8月期業績サマリー
出典:2025年8月期決算説明資料 P.2

セグメント別(事業別)の状況

2026年8月期からの報告セグメント変更(物流事業をレンタルと販売に集中、ソリューション事業を新設)に沿って再区分した実績によると、物流事業の合計は13,794百万円(前期13,814百万円)、ソリューション事業の合計は1,559百万円(前期1,648百万円)。物流事業のうちレンタルは、輸送用(一貫パレチゼーション)の伸長や海外(タイ中心)の拡大により増収となったが、販売は前期に計上したベトナムでの大口スポット案件の反動などにより減収となった。

セグメント指標当期(2025年8月期)前期(2024年8月期)
物流事業レンタル10,3759,868
物流事業販売3,4183,946
物流事業13,79413,814
ソリューション事業イノベーション(物流IoT・ICT)1,0831,128
ソリューション事業その他(アシストスーツ・ビークルソリューション)476520
ソリューション事業1,5591,648
全社合計15,35415,463
(うち海外)9161,064
セグメント別実績・業績予想
出典:2025年8月期決算説明資料 P.29

通期業績予想(2026年8月期)

2026年8月期の業績予想は、売上高15,600百万円(前期比1.6%増、245百万円増)、営業利益175百万円(前期比36.8%減、102百万円減)、経常利益460百万円(前期比38.6%減、289百万円減)、親会社株主に帰属する当期純利益300百万円(前期比10.8%減、36百万円減)。資料は、一貫パレチゼーションの需要は堅調と想定する一方、スポットレンタルの需要は国内景気の低迷や国際的な通商政策の不透明感から保守的に想定し、レンタルパレット市場の規模は全体で前年並みと想定するとしている。あわせて、減価償却費の増加やデポ運営費用・運送費用の増加傾向が続き、利益を圧迫するとしている。

項目予想(2026年8月期)前期実績(2025年8月期)増減
売上高15,60015,354245(1.6%)
営業利益175277△102(△36.8%)
経常利益460749△289(△38.6%)
親会社株主に帰属する当期純利益300336△36(△10.8%)
1株当たり当期純利益39.17円43.89円△4.7円
2026年8月期業績予想
出典:2025年8月期決算説明資料 P.28

株主還元

当社は2025年1月14日発表の「配当政策の変更(DOE指標導入)及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」のとおり、2026年8月期からDOE(自己資本配当率)指標を導入した。日常の事業運営に必要な運転資金と将来の事業展開のための内部留保を確保し健全な財務体質を維持しつつ、当面はDOE3%を目処とし、将来的にはDOE5%を目標とすることを原則とする。1株当たり配当金は2025年8月期実績が25円、2026年8月期予想は35円(DOE3%で計算)。

配当還元方針
出典:2025年8月期決算説明資料 P.33

中期経営計画・トピック

当社は「中期経営計画2025(ver.2)」(目標:売上高177億円、経常利益19億円、ROE13%以上)を掲げていたが、2025年8月期の実績は売上高15,354百万円、経常利益749百万円、ROE3.72%にとどまり未達に終わった。資料は未達理由として、物流2024年問題に対する企業のパレット輸送化対応が全体的に後ろ倒しとなったこと、保管用需要の減少、想定稼働率を下回ったことによるデポ運営費用・運送費用の増加、DXタグの実証実験の遅れによる売上未達、コネクティッド事業の黒字化未達を挙げている。これを踏まえ、当社は新たに「中期ビジョン2030」を策定し、事業の選択と集中を通じてEBITDAの継続的な伸長と2030年にROE10%以上を定量目標に掲げている。

※本記事はユーピーアールが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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