※本記事はオプテックスグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
オプテックスグループ株式会社は2026年2月13日、2025年12月期(連結)の決算を発表した。売上高は65,878百万円(前期比+4.1%)、営業利益は8,153百万円(同+14.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,595百万円(同+15.9%)となり、増収増益となった。SS(センシングソリューション)事業で防犯関連の大型重要施設向けや社会・環境関連の駐車場向け販売が好調に推移したほか、高収益製品の販売増加により製品ミックスが改善し、売上総利益率は前期の50.4%から52.1%に上昇した。
連結業績(2025年12月期 実績)
2025年12月期の売上高は65,878百万円(前期比+4.1%)、売上総利益は34,291百万円(同+7.6%)、販売費及び一般管理費は26,137百万円(同+5.6%)、営業利益は8,153百万円(同+14.5%)、経常利益は8,000百万円(同+3.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,595百万円(同+15.9%)となった。1株当たり当期純利益は185.16円(前期159.86円)。営業利益の増減要因について、資料は売上総利益項目の押し上げ+2,424百万円(粗利率の改善+1,017百万円、売上高の増加+1,219百万円、為替影響+188百万円)に対し、販管費項目の押し下げ-1,392百万円(販管費の増加-1,322百万円、為替影響-70百万円)を挙げている。なお米国関税の影響として-400百万円を織り込んでいる。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2024年12月期(実績) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 65,878百万円 | 63,269百万円 | +4.1% |
| 売上総利益 | 34,291百万円 | 31,867百万円 | +7.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 26,137百万円 | 24,746百万円 | +5.6% |
| 営業利益 | 8,153百万円 | 7,121百万円 | +14.5% |
| 経常利益 | 8,000百万円 | 7,749百万円 | +3.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6,595百万円 | 5,689百万円 | +15.9% |
| 1株当たり当期純利益 | 185.16円 | 159.86円 | - |
セグメント別の状況
セグメント別では、SS事業の売上高が31,044百万円(前期比+9.4%)、営業利益が4,888百万円(同+24.9%、営業利益率15.7%)となった。防犯関連は大型重要施設向けやデータセンター向けレーザースキャンセンサーの販売が好調で19,925百万円(同+9%)、自動ドア関連は7,182百万円(同+3%)、社会・環境関連は駐車場向け車両検知センサー等の販売が好調で3,937百万円(同+24%)となった。IA事業の売上高は33,734百万円(前期比-0.0%)、営業利益は3,827百万円(同+1.7%、営業利益率11.3%)だった。FA関連は9,001百万円(同+8%)、検査用照明関連は14,774百万円(同+4%)と堅調に推移した一方、産業用PC関連は4,690百万円(同-5%)、自動化装置関連はEV向け二次電池製造装置の受注案件が伸び悩み5,270百万円(同-15%)となった。EMS事業の売上高は996百万円(同-4.4%)、営業利益は-32百万円(前期は-120百万円)だった。
| セグメント | 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| SS事業(センシングソリューション) | 売上高 | 31,044百万円 | 28,374百万円 | +9.4% |
| SS事業(センシングソリューション) | 営業利益(利益率) | 4,888百万円(15.7%) | 3,915百万円(13.8%) | +24.9% |
| IA事業(インダストリアルオートメーション) | 売上高 | 33,734百万円 | 33,748百万円 | -0.0% |
| IA事業(インダストリアルオートメーション) | 営業利益(利益率) | 3,827百万円(11.3%) | 3,764百万円(11.2%) | +1.7% |
| EMS事業 | 売上高 | 996百万円 | 1,042百万円 | -4.4% |
| EMS事業 | 営業利益 | -32百万円 | -120百万円 | - |


通期業績予想(2026年12月期)
オプテックスグループは2026年12月期の連結業績予想として、売上高69,000百万円(前期比+4.7%)、売上総利益36,515百万円(同+6.5%)、販売費及び一般管理費27,715百万円(同+6.0%)、営業利益8,800百万円(同+7.9%)、経常利益8,800百万円(同+10.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益6,600百万円(同+0.1%)を見込む。1株当たり当期純利益は185.30円を計画する。想定為替レートは1USD150.00円、1EUR175.00円、1GBP200.00円(2025年12月期実績はそれぞれ149.71円、169.00円、197.25円)。資料は、米国の関税影響やIA事業 自動化装置関連の受注減少を織り込んでいるとしたうえで、SS事業の安定的な成長に加え、IA事業ではFAセンサーおよび検査用照明で高収益製品の販売強化を進めるとしている。
| 項目 | 2026年12月期(予想) | 2025年12月期(実績) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 69,000百万円 | 65,878百万円 | +4.7% |
| 売上総利益 | 36,515百万円 | 34,291百万円 | +6.5% |
| 販売費及び一般管理費 | 27,715百万円 | 26,137百万円 | +6.0% |
| 営業利益 | 8,800百万円 | 8,153百万円 | +7.9% |
| 経常利益 | 8,800百万円 | 8,000百万円 | +10.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6,600百万円 | 6,595百万円 | +0.1% |
| 1株当たり当期純利益 | 185.30円 | 185.16円 | - |

株主還元
オプテックスグループはFY26より株主還元方針を強化し、配当性向の目安を従来の30%から35%へ、DOE(連結株主資本配当率)の目安を従来の3.0%以上から3.5%以上に引き上げる。2026年12月期の年間予想配当額は65円(中間32.5円、期末32.5円)で、2025年12月期実績の56円(中間25円、期末31円)から9円増配となる。2025年12月期の配当性向は30.2%、DOEは3.8%だった。株主還元スライドでは自己株式取得の実績として10億円(63万株)を挙げている。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) |
|---|---|---|
| 中間配当 | 25円 | 32.5円 |
| 期末配当 | 31円 | 32.5円 |
| 年間配当合計 | 56円 | 65円 |
| 配当性向 | 30.2% | 35.1% |
| DOE(連結株主資本配当率) | 3.8% | 4.0% |

中期経営計画(FY26-28)
オプテックスグループは市場環境の変化に柔軟に対応するため、毎期改定するローリング方式で3ヵ年の経営計画を発表している。今回の3ヵ年(FY26-28)計画では、最終年度のFY28に売上高80,000百万円・営業利益11,500百万円(営業利益率14.4%)を計画している。さらにFY30には売上高100,000百万円・営業利益15,000百万円(営業利益率15.0%)を目指すとし、FY30に向けた重要指標としてROE15%安定も掲げている。SS事業の売上高はFY26計画33,600百万円、FY27計画36,000百万円、FY28計画38,800百万円、FY30計画48,500百万円、営業利益はFY26計画5,300百万円(営業利益率15.8%)、FY27計画5,900百万円(同16.4%)、FY28計画6,800百万円(同17.5%)、FY30計画8,800百万円(同18.0%)と計画している。
※本記事はオプテックスグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。