※本記事は三東工業社が公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
本記事は三東工業社の決算短信に基づく簡易サマリーです。2025年6月期(令和7年6月期、令和6年7月1日~令和7年6月30日)の連結業績は、売上高8,199百万円(前期比10.8%増)、営業利益327百万円(同64.1%増)、経常利益338百万円(同62.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益231百万円(同74.7%増)となった。建設コストの高騰や人手不足といった構造的な課題が続くなか、現場力の強化、経費削減およびリスク管理の強化を重点課題として取り組んだ。年間配当金は100円00銭(普通配当70円00銭・特別配当30円00銭)とし、2026年6月期(令和8年6月期)は売上高9,000百万円、営業利益350百万円を予想している。なお、同社は決算補足説明資料の作成および決算説明会の開催はいずれも「無」としている。
連結業績(当期 実績)
当連結会計年度のわが国経済は、堅調な設備投資や公共投資に支えられたものの、物価高と実質賃金の伸び悩みを背景とした個人消費の低迷、海外情勢の不確実性といった課題を抱え、全体としては停滞感が強い状況が続いた。建設業界については、公共投資や一部の民間投資に支えられ市場全体は拡大傾向にある一方、建設コストの高騰や深刻な人手不足といった構造的な課題を抱えるなかで厳しい経営環境が続いた。この結果、売上高8,199百万円(前期比10.8%増)、営業利益327百万円(同64.1%増)、経常利益338百万円(同62.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益231百万円(同74.7%増)となった。1株当たり当期純利益は371円94銭(前期214円43銭)、自己資本当期純利益率7.1%(同4.2%)、総資産経常利益率7.0%(同4.4%)、売上高営業利益率4.0%(同2.7%)。包括利益は265百万円(同73.6%増)。財政状態は、総資産5,086百万円(前期末比570百万円増、完成工事未収入金が612百万円増加)、純資産3,429百万円(同220百万円増)、自己資本比率66.5%(前期末70.2%)。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが79百万円の収入(前期は499百万円の使用)、投資活動によるキャッシュ・フローが157百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが75百万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は1,141百万円(前期末比153百万円減)となった。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,199百万円 | 7,400百万円 | +10.8% |
| 営業利益 | 327百万円 | 199百万円 | +64.1% |
| 経常利益 | 338百万円 | 208百万円 | +62.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 231百万円 | 132百万円 | +74.7% |
| 1株当たり当期純利益 | 371円94銭 | 214円43銭 | ― |
| 自己資本比率 | 66.5% | 70.2% | ― |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 79百万円 | △499百万円 | ― |
セグメント別の状況
同社グループは、受注及び請負体制を基礎とした事業分野別のセグメントから構成されており、「土木事業」「建築事業」「環境開発事業」の3つを報告セグメントとしている。報告セグメントの利益は営業利益ベースの数値であり、セグメント利益の合計額は連結損益計算書の営業利益と一致している。土木事業は一般土木、地下技術、舗装等の工事を行っており、当期の完成工事高は4,696百万円(前期比7.7%増)、セグメント利益は272百万円(前期比で概ね同水準)となった。建築事業は店舗、福祉施設、工場等の建築工事を行っており、完成工事高3,449百万円(前期比14.8%増)、セグメント利益27百万円(前期は86百万円のセグメント損失)となった。環境開発事業は環境等の企画、調査、設計、監理、工事及び運営に関する事業並びに不動産の売買等を行っており、売上高53百万円(前期比53.4%増)、セグメント利益26百万円(前期比103.3%増)となった。なお、報告セグメントごとの資産及び負債は、経営資源の配分の決定及び業績評価に使用していないため記載されていない。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 土木事業 | 外部顧客への売上高 | 4,696,764千円 | 4,360,071千円 |
| 土木事業 | セグメント利益 | 272,869千円 | 272,784千円 |
| 建築事業 | 外部顧客への売上高 | 3,449,783千円 | 3,005,413千円 |
| 建築事業 | セグメント利益又は損失(△) | 27,953千円 | △86,379千円 |
| 環境開発事業 | 外部顧客への売上高 | 53,179千円 | 34,658千円 |
| 環境開発事業 | セグメント利益 | 26,209千円 | 12,890千円 |
| 計 | 外部顧客への売上高 | 8,199,727千円 | 7,400,143千円 |
| 計 | セグメント利益 | 327,031千円 | 199,295千円 |
通期業績予想
2026年6月期(令和8年6月期、令和7年7月1日~令和8年6月30日)の連結業績予想は、売上高9,000百万円(前期比9.8%増)、営業利益350百万円(同7.0%増)、経常利益350百万円(同3.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益250百万円(同8.1%増)、1株当たり当期純利益401円71銭。第2四半期(累計)は、売上高4,000百万円(前年同期比14.0%増)、営業利益200百万円(同17.1%増)、経常利益200百万円(同14.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益120百万円(同12.8%増)、1株当たり当期純利益192円82銭を見込む。今後の見通しについて同社は、賃金と物価の好循環を原動力とし緩やかな回復に向かうと見られるものの、海外情勢や物価、金利の動向といった不確実性の高い要素に加え、構造的な問題である人手不足や人口減少問題が今後の経済成長の足取りを左右するとしている。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 9,000百万円 | 8,199百万円 |
| 営業利益 | 350百万円 | 327百万円 |
| 経常利益 | 350百万円 | 338百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 250百万円 | 231百万円 |
| 1株当たり当期純利益 | 401円71銭 | 371円94銭 |
| 1株当たり年間配当金 | 70円00銭 | 100円00銭 |
株主還元
2025年6月期の年間配当金は、第2四半期末0円00銭・期末100円00銭の合計100円00銭で、期末配当金の内訳は普通配当70円00銭・特別配当30円00銭。配当金総額は62百万円、配当性向(連結)26.9%、純資産配当率(連結)1.9%となった。前期(令和6年6月期)は年間100円00銭(期末配当金の内訳は普通配当70円00銭・70周年記念配当30円00銭)、配当金総額61百万円、配当性向46.6%、純資産配当率2.0%であった。2026年6月期は、第2四半期末0円00銭・期末70円00銭の年間70円00銭を予想しており、配当性向は17.4%を見込む。配当支払開始予定日は令和7年9月29日。なお、期末自己株式数は63,668株(前期末67,978株)で、当期は自己株式の処分16,426千円を計上している。
※本記事は三東工業社が公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。