※本記事は大井電気が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
大井電気株式会社は2026年3月期(2025年4月~2026年3月)の連結業績を発表した。売上高は32,709百万円(前期比+12.6%)、営業利益は1,771百万円(同+19.4%)、経常利益は1,627百万円(同+13.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,372百万円(同+30.7%)となり、増収増益だった。
情報通信機器製造販売事業は第2世代スマートメーター導入の本格化を背景にIoT関連装置事業の売上が増加し、前年同期比23.3%の売上増・59.9%の利益増となった。一方でネットワーク工事保守事業は、通信機器工事・保守事業が増加したものの通信線路工事・保守事業が減少し、前年同期比2.1%の売上減・34.6%の利益減となった。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高の増加は情報通信機器製造販売事業における売上増加によるもの。損益面では売上高増加に伴う利益の増加により、営業利益は前年同期比19.4%増となった。経常利益の増減要因としては、売上総利益の増加(+707百万円)が押し上げ要因となった一方、販管費の増加(△420百万円、研究開発費の増加)と営業外費用の増加(△82百万円、主に為替差損の増加)が押し下げ要因となった。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 32,709百万円 | 29,046百万円 | +3,663百万円(+12.6%) |
| 売上総利益 | 6,475百万円 | 5,768百万円 | +707百万円(+12.3%) |
| 営業利益 | 1,771百万円 | 1,484百万円 | +287百万円(+19.4%) |
| 経常利益 | 1,627百万円 | 1,429百万円 | +198百万円(+13.9%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,372百万円 | 1,049百万円 | +322百万円(+30.7%) |
| 1株当たり当期純利益 | 1,032.63円 | 800.83円 | ― |

セグメント別の状況
情報通信機器製造販売事業は、光多重伝送装置事業で通信キャリア向け伝送装置が増加したほか、IoT関連装置事業で主に第2世代スマートメーター向け通信機器を中心に増加した。ネットワーク工事保守事業は、電力向け工事の増加により通信機器工事・保守事業は増加したものの、顧客の投資時期の見直し等により通信線路工事・保守事業の一部案件が減少した。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 情報通信機器製造販売 | 売上高 | 20,730百万円 | 16,809百万円 |
| 情報通信機器製造販売 | 営業利益 | 1,367百万円 | 855百万円 |
| ネットワーク工事保守 | 売上高 | 11,978百万円 | 12,236百万円 |
| ネットワーク工事保守 | 営業利益 | 392百万円 | 600百万円 |
| 連結調整等 | 営業利益 | 12百万円 | 29百万円 |


通期業績予想
2027年3月期については、情報通信機器製造販売事業で第2世代スマートメーター導入の本格化により売上の伸長を見込む一方、量産型ビジネスの売上構成比上昇に加え、生産能力増強費用、体制整備費用の増加及び原材料等のコストアップにより、前期比で減益となる見通しとしている。ネットワーク工事保守事業では、電力・通信キャリア向け工事案件の確実な受注獲得に加え、情報システム分野におけるシステム構築工事案件や公共工事案件の参入拡大を図るとしている。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 40,200百万円 | 32,709百万円 |
| 営業利益 | 1,600百万円 | 1,771百万円 |
| 経常利益 | 1,550百万円 | 1,627百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,000百万円 | 1,372百万円 |
| 1株当たり当期純利益 | 1,495.14円 | 1,032.63円 |

※本記事は大井電気が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。