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メイコー、2026年3月期は増収増益 2027年3月期は売上高3,200億円を計画

決算サマリー 2026.08.28
メイコー、2026年3月期は増収増益 2027年3月期は売上高3,200億円を計画

※本記事はメイコーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

メイコーが2026年5月21日に公表した決算説明会資料によると、2026年3月期の業績は売上高2,406億円、営業利益246億円(利益率10.2%)、経常利益265億円(利益率11.0%)、当期純利益198億円(利益率8.2%)となり、前期の2025年3月期(売上高2,068億円、営業利益191億円、経常利益188億円、当期純利益149億円)から増収増益となった。2027年3月期は売上高3,200億円、営業利益380億円を計画している。

目次

業績(2026年3月期 実績)

資料が示す業績推移は次のとおり。期中平均為替レートは2025年3月期が152.57円、2026年3月期が151.06円、2027年3月期の前提は150円(JPY/USD)としている。

項目2025年3月期(実績)2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
売上高2,068億円2,406億円3,200億円
営業利益191億円(9.2%)246億円(10.2%)380億円(11.9%)
経常利益188億円(9.1%)265億円(11.0%)350億円(10.9%)
当期純利益149億円(7.2%)198億円(8.2%)270億円(8.4%)
期中平均為替レート(JPY/USD)152.57円151.06円150円
2025年度実績と2026年度予想
出典:メイコー2025年度決算説明会資料 P.4

なお、2027年3月期(2026年度)の経常利益について、業績実績・予想の一覧表(P.4)では350億円(利益率10.9%)と記載されているのに対し、財務指標と株主還元予想のページ(P.12)では360億円と記載されており、資料内で数値に相違がある。本記事では、同じ内容が2ページ(説明資料P.4、補足説明資料P.2)で一致する350億円を採用した。

事業別の状況(回路基板・電子機器)

事業別では、回路基板事業の売上高が2025年3月期1,706億円から2026年3月期1,980億円に、電子機器事業が362億円から426億円に、それぞれ増加した。営業利益も回路基板事業が172億円(利益率10.1%)から212億円(10.7%)へ、電子機器事業が19億円(5.2%)から34億円(8.0%)へ増加した。2027年3月期は回路基板事業の売上高2,540億円・営業利益334億円(13.1%)、電子機器事業の売上高660億円・営業利益46億円(7.0%)を計画している。

セグメント指標2026年3月期(実績)2025年3月期(実績)
回路基板売上高1,980億円1,706億円
電子機器売上高426億円362億円
回路基板営業利益212億円(10.7%)172億円(10.1%)
電子機器営業利益34億円(8.0%)19億円(5.2%)

商品別売上高の動向(車載・スマホ・AIサーバー等)

商品別売上高をみると、回路基板事業の主力である車載向けは2025年3月期904億円、2026年3月期975億円、2027年3月期は1,000億円を計画している。スマートフォン・タブレット向けは255億円、294億円、370億円と拡大が続く。衛星通信向けは165億円、282億円、550億円、AIサーバー向けは42億円、73億円、170億円と、いずれも大きく伸びる計画となっている。電子機器事業では、EMSが185億円、197億円、250億円、ODMが177億円、229億円、310億円で推移している。

商品2025年3月期(実績)2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
車載904億円975億円1,000億円
スマホ・タブレット255億円294億円370億円
衛星通信165億円282億円550億円
AIサーバー42億円73億円170億円
EMS185億円197億円250億円
ODM177億円229億円310億円
商品別売上高 2024~2026年度
出典:メイコー2025年度決算説明会資料 P.5

生産体制—ベトナム・中国拠点

資料は、AIサーバーを構成する各種基板の生産戦略として、中国の武漢工場でネットワークボード・メモリーモジュールを、ベトナムのホアビン第2工場でメインボード(J/V)を、ベトナム第3工場でメモリー系PKG基板・CSP基板を、ベトナム第4工場でメモリーモジュール・アクセラレーターボード・高多層HDI基板を、石巻工場(日本)でロジック系PKG基板・FC-BGA基板を、それぞれ担う体制を示している。ベトナム第4工場は、第2工場のキャパシティ不足を補うため2025年7月から稼働しており、現在もライン増設中で、衛星・AI向けを中心に量産を開始している。投資規模は当初の約250億円から約450億円に拡大した。

AIサーバーを構成する各種基板向け生産戦略
出典:メイコー2025年度決算説明会資料 P.15

中期経営計画・財務指標と株主還元

2022年度に策定した中期経営計画との対比では、2024年度以降、売上高・営業利益とも計画を上回って推移している。2026年度(2027年3月期)は売上高3,200億円(2022年度計画は2,500億円)、営業利益380億円(同275億円)を見込む。設備投資額は2022年度から2026年度の累計で実績・予想合計1,900億円(中期経営計画は累計1,000億円)としている。財務指標については、総資産合計が2026年3月期3,353億円から2027年3月期4,175億円、純資産合計が1,438億円から1,663億円、自己資本比率が40.7%から38.2%になる計画で、ROEは14.6%から17.1%を見込む。株主還元は、1株当たり配当額を2026年3月期115円、2027年3月期(予想)160円、2028年3月期(予想)200円、2029年3月期(予想)260円とし、配当性向はいずれの期も15%を計画している。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)2028年3月期(予想)2029年3月期(予想)
総資産合計3,353億円4,175億円4,818億円5,453億円
純資産合計1,438億円1,663億円1,820億円2,219億円
自己資本比率40.7%38.2%36.3%39.4%
ROE14.6%17.1%20.1%21.1%
1株当たり配当額115円160円200円260円
総配当額31億円43億円54億円70億円
配当性向15%15%15%15%
DOE2.1%2.6%2.9%3.1%
財務指標と株主還元予想
出典:メイコー2025年度決算説明会資料 P.12

※本記事はメイコーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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