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OSGコーポレーション、2026年1月期は増収増益 配当は40円を維持

決算サマリー 2026.08.28
OSGコーポレーション、2026年1月期は増収増益 配当は40円を維持

※本記事はOSGコーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

OSGコーポレーションは2026年1月期の連結決算を発表した。売上高は8,185百万円(前期比103.2%)、営業利益は207百万円(同155.1%)、経常利益は216百万円(同172.9%)、親会社に帰属する当期純利益は106百万円(同315.3%)と、増収増益となった。一方で、売上高は8,600百万円の計画に対し95.2%、営業利益・経常利益はそれぞれ500百万円の計画に対し41.6%・43.3%にとどまり、計画は未達だった。

目次

連結業績(2026年1月期 実績)

大阪・関西万博会場への給水スポット設置及びマイボトル利用推進活動や、創立55周年記念事業による大規模な先行投資型の販売促進企画を実施したことから、販管費が大きく増加した。資料はこれらを翌期以降を見据えた社会的先行投資と位置付けている。一方で、収益構造改善と戦略投資の成果が顕在化し、営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも前期を上回った。

項目2025年1月期(実績)2026年1月期(実績)前期比2026年1月期(計画)計画比
売上高7,929百万円8,185百万円103.2%8,600百万円95.2%
営業利益133百万円207百万円155.1%500百万円41.6%
経常利益125百万円216百万円172.9%500百万円43.3%
親会社に帰属する当期純利益33百万円106百万円315.3%300百万円35.6%
2026年1月期決算の実績
出典:株式会社OSGコーポレーション 2026年1月期 決算説明資料 P.11

セグメント別の状況

水関連機器事業は、自治体や学校施設等からの引き合いが着実に増加した一方、万博関連需要の本格導入時期の後ろ倒しや大口案件の納入時期の遅延により売上への寄与は限定的となった。あわせて給水スポットの増設や創立55周年の販売促進企画による販管費増加もあり、売上高は2,222百万円(前期比100.7%)、営業利益は前期の38百万円から△106百万円へと損失に転じた。メンテナンス事業は既存顧客中心のメンテナンス売上が堅調に推移し、概ね計画どおりの業績で、売上高2,075百万円(同103.3%)、営業利益393百万円(同116.4%)だった。HOD(水宅配)事業は大阪・関西万博やデフリンピック、国民スポーツ大会等でのウォーターサーバー設置に加え、猛暑や労働安全衛生法改正による熱中症対策の義務化を背景にボトルドウォーターやロイヤルティ等のストック収益が順調に推移し、売上高1,415百万円(同108.1%)、営業利益63百万円(同124.7%)となった。FOOD事業は「銀座に志かわ」の収益改善や新業態出店、中国での新規出店、中華総菜新工場の稼働(生産能力は従来比約10倍に向上)を進めたが、新工場のコスト増もあり、売上高2,512百万円(同103.1%)、営業利益は前期の△287百万円から△135百万円へ損失幅が縮小したものの、引き続き営業損失だった。

セグメント指標2025年1月期2026年1月期前期比
水関連機器事業売上高2,206百万円2,222百万円100.7%
水関連機器事業営業利益38百万円△106百万円
メンテナンス事業売上高2,009百万円2,075百万円103.3%
メンテナンス事業営業利益337百万円393百万円116.4%
HOD(水宅配)事業売上高1,309百万円1,415百万円108.1%
HOD(水宅配)事業営業利益51百万円63百万円124.7%
FOOD事業売上高2,436百万円2,512百万円103.1%
FOOD事業営業利益△287百万円△135百万円
2026年1月期決算の実績(セグメント別)
出典:株式会社OSGコーポレーション 2026年1月期 決算説明資料 P.12

通期業績予想(2027年1月期)

2027年1月期の連結業績計画は、売上高8,800百万円(前期比107.5%)、営業利益500百万円(同240.7%)、経常利益500百万円(同231.1%)、親会社に帰属する当期純利益300百万円(同281.2%)としている。水関連機器事業では廃プラスチック問題や熱中症対策への取り組みを中核に据えつつ持続的成長に向けた投資を実行し、メンテナンス事業・HOD事業の安定的な収益基盤を活かすとしている。探索領域と位置付けるFOOD事業では事業基盤の整備と収益構造の確立に注力するとしている。

項目2026年1月期(実績)2027年1月期(計画)前期比
売上高8,185百万円8,800百万円107.5%
営業利益207百万円500百万円240.7%
経常利益216百万円500百万円231.1%
親会社に帰属する当期純利益106百万円300百万円281.2%
セグメント指標2026年1月期(実績)2027年1月期(計画)前期比
水関連機器事業売上高2,222百万円2,620百万円117.9%
水関連機器事業営業利益△106百万円120百万円
メンテナンス事業売上高2,075百万円2,150百万円103.6%
メンテナンス事業営業利益393百万円400百万円101.7%
HOD(水宅配)事業売上高1,415百万円1,500百万円106.0%
HOD(水宅配)事業営業利益63百万円70百万円109.9%
FOOD事業売上高2,512百万円2,530百万円100.7%
FOOD事業営業利益△135百万円△90百万円
2027年1月期業績予想(損益計算書・セグメント別)
出典:株式会社OSGコーポレーション 2026年1月期 決算説明資料 P.17

株主還元

1株当たり配当金は2025年1月期・2026年1月期とも40円で、2027年1月期も40円を予想している。資料は「累進配当」を19年継続しているとし、DOE(株主資本配当率)7.0%程度を目安に安定配当の継続を基本とした株主還元を実施するとしている。2026年1月期のDOEは8.3%だった。

株主還元の充実(配当)
出典:株式会社OSGコーポレーション 2026年1月期 決算説明資料 P.18

財務基盤

資料は、成長投資を支える手元流動性と実質無借金の維持を財務基盤の特徴として挙げている。現預金は22.4億円、有利子負債は18.8億円で、現預金/有利子負債倍率は1.2倍、財務レバレッジは2.3倍としている。ROE(自己資本利益率)は2025年1月期1.3%、2026年1月期4.2%、2027年1月期は計画で11.9%、ROIC(現預金を投下資本から控除して算出)は2025年1月期4.2%、2026年1月期5.6%、2027年1月期は計画で13.0%としている。

中期経営計画・トピック

2025年3月14日に発表した中期経営計画「第11次5ヶ年計画(OSG2030ビジョン)」の初年度として、創立55周年記念事業(創立55周年式典、大阪・関西万博での給水スポット展開、「ステハジ」EXPO2025)を実施した。基本方針として「方円の大器(収益力の向上と拡大)」「リカーリング」「おでんフィロソフィー」の3つを掲げている。資料は、2027年3月に開幕する「GREEN×EXPO 2027」に向けて全国自治体への給水スポットの普及に注力するとともに、将来の柱と位置付ける「食」事業の基盤構築に向けた設備投資を進めるとしている。

※本記事はOSGコーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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