※本記事はホクリヨウが公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
本記事は、株式会社ホクリヨウ(1384)が2026年5月15日に公表した「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」に基づく簡易サマリーです。同社は決算補足説明資料の作成および決算説明会の開催を「無」としており、記載内容はすべて決算短信の記載事項に限られます。2026年3月期は売上高23,107百万円(前期比19.1%増)、営業利益4,965百万円(同157.8%増)、経常利益5,046百万円(同152.2%増)、当期純利益3,862百万円(同77.0%増)となりました。一方、2027年3月期は減収減益を見込んでいます。
業績(2026年3月期 実績・非連結)
決算短信の経営成績の概況によれば、鶏卵業界では昨シーズン(2024年秋~2025年春)、今シーズン(2025年秋~2026年春)と2年連続で高病原性鳥インフルエンザの感染が拡大したため、当事業年度の鶏卵相場は一年を通じて堅調に推移しました。当事業年度平均鶏卵相場は、北海道Mサイズが1キロ332円19銭と前年比67円54銭高、東京Mサイズは1キロ327円53銭と前年比68円54銭高となっています。同社は物流費、人件費の増加に対応するため、販売価格の改定、差別化卵の拡販に注力してきました。この結果、売上高は23,107百万円(前年同期比19.1%増)、営業利益は4,965百万円(同157.8%増)、経常利益は5,046百万円(同152.2%増)、当期純利益は3,862百万円(同77.0%増)となりました。1株当たり当期純利益は456.65円、自己資本当期純利益率は24.4%、売上高営業利益率は21.5%です。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 23,107百万円 | 19,397百万円 | 19.1%増 |
| 営業利益 | 4,965百万円 | 1,925百万円 | 157.8%増 |
| 経常利益 | 5,046百万円 | 2,001百万円 | 152.2%増 |
| 当期純利益 | 3,862百万円 | 2,181百万円 | 77.0%増 |
| 1株当たり当期純利益 | 456.65円 | 257.93円 | - |
| 自己資本当期純利益率 | 24.4% | 16.5% | - |
| 総資産経常利益率 | 23.7% | 10.8% | - |
| 売上高営業利益率 | 21.5% | 9.9% | - |
財政状態・キャッシュ・フロー
当事業年度末の資産合計は前事業年度末に比べ4,186百万円増加し23,402百万円、負債合計は821百万円増加し5,884百万円、純資産合計は3,364百万円増加し17,518百万円となりました。純資産の増加は、剰余金の配当を592百万円計上したものの、当期純利益を3,862百万円計上したこと等によるものです。自己資本比率は74.9%、1株当たり純資産は2,071.04円。なお、当事業年度に実施した設備投資の総額は3,686百万円で、これらの資金は自己資金でまかなっています。営業活動によるキャッシュ・フローは6,087百万円の収入となり、税引前当期純利益5,406百万円、減価償却費1,165百万円等による増加が、法人税等の支払額952百万円等による減少を上回りました。現金及び現金同等物の期末残高は7,304百万円です。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 23,402百万円 | 19,216百万円 |
| 純資産 | 17,518百万円 | 14,153百万円 |
| 自己資本比率 | 74.9% | 73.7% |
| 1株当たり純資産 | 2,071.04円 | 1,673.22円 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 6,087百万円 | 3,216百万円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △2,065百万円 | △2,258百万円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △911百万円 | △663百万円 |
| 現金及び現金同等物 期末残高 | 7,304百万円 | 4,194百万円 |
セグメント別の状況
決算短信のセグメント情報等の注記では、同社は「鶏卵事業」の単一セグメントであるため記載を省略しています。経営成績の概況でも、鶏卵事業のみの単一セグメントであることを理由にセグメント別の記載を省略しています。
2027年3月期 業績予想
今後の見通しでは、鶏卵コストの半分を占める飼料価格を左右する為替レート、シカゴ穀物相場は第2次トランプ政権の通商政策に加え欧州、中東での軍事衝突の影響を受け見通しが極めて難しくなっているものの、中東での軍事的緊張がしばらく続くことを前提に為替はやや円安を予想しているとしています。物流費や人件費の上昇は今後も続くと思われ、生産コストアップ要因になるとの認識です。鶏卵相場については、鳥インフルエンザで殺処分された採卵鶏の再導入が進み全国的に供給力が回復してくるため、夏以降はやや下落するものと予想しています。同社は引き続き生産性向上によるコスト削減に努めるとともに、売価が鶏卵相場の変動に左右されにくいPG卵、ケージフリー卵などの差別化卵の拡販に注力するとしており、2027年3月期は売上高22,500百万円(前期比2.6%減)、営業利益3,330百万円(同32.9%減)、経常利益3,410百万円(同32.4%減)、当期純利益2,270百万円(同41.2%減)を予想しています。
| 項目 | 2027年3月期 予想 | 2026年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 22,500百万円 | 23,107百万円 | △2.6% |
| 営業利益 | 3,330百万円 | 4,965百万円 | △32.9% |
| 経常利益 | 3,410百万円 | 5,046百万円 | △32.4% |
| 当期純利益 | 2,270百万円 | 3,862百万円 | △41.2% |
| 1株当たり当期純利益 | 268.36円 | 456.65円 | - |
| 1株当たり年間配当金 | 80.00円(期末80.00円) | 130.00円(期末130.00円) | - |
| 配当性向 | 29.8% | 28.5% | - |
株主還元
同社は、業績と企業体質の強化を総合的に勘案し、かつ「資本コストを意識した経営」「株主還元策の充実」に対する社会的意識の高まりを踏まえ、配当性向30%を目安として株主還元策の充実を図る方針で、剰余金の配当は年1回の期末配当を基本方針としています。この方針に基づき、2026年3月期の期末配当は1株当たり130円とすることを2026年5月15日の取締役会で決議しました。期末配当は従来の120円から130円に変更されています。2026年3月期の配当金総額は1,099百万円、配当性向は28.5%、純資産配当率は6.9%(前期はそれぞれ592百万円、27.1%、4.5%)。次期(2027年3月期)の配当は1株当たり年間80円を予定しており、配当性向は29.8%の見込みです。内部留保資金については、企業体質の強化、生産設備・製造設備の強化、将来の事業活動強化を中心とした有効投資に備える予定としています。
※本記事はホクリヨウが公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。