シンフォニアテクノロジー

シンフォニアテクノロジー、2026年3月期は受注・売上高・利益ともに過去最高

決算サマリー 2026.08.28
シンフォニアテクノロジー、2026年3月期は受注・売上高・利益ともに過去最高

※本記事はシンフォニアテクノロジーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

シンフォニアテクノロジー株式会社は2026年3月期の連結決算を発表した。受注高1,589.3億円(前期比+10.7%)、売上高1,282.0億円(前期比+7.6%)、営業利益184.6億円(前期比+17.4%)、経常利益187.9億円(前期比+17.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益145.0億円(前期比+19.8%)と、いずれも過去最高値を更新した。予想に対しても、受注高・売上高・営業利益・経常利益・当期利益のすべてで上回った。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

受注高は、半導体関連分野の市場回復、エンジニアリング&サービスの伸張、航空宇宙事業の高水準継続により増加した。売上高は、豊富な受注を背景としたモーション機器、メモリ需要の回復に伴うクリーン搬送システムの増加により増加した。設備投資は、航空宇宙の新工場建設に伴い大幅に増加した。

項目2026年3月期実績2025年3月期実績前期比
受注高(億円)1,589.31,435.8+153.5(+10.7%)
受注残高(億円)1,456.61,144.9+311.7(+27.2%)
売上高(億円)1,282.01,191.5+90.5(+7.6%)
営業利益(億円)184.6157.3+27.3(+17.4%)
経常利益(億円)187.9159.4+28.5(+17.9%)
親会社株主に帰属する当期純利益(億円)145.0121.0+24.0(+19.8%)
シンフォニアテクノロジーの連結決算ハイライト
出典:2025年度決算説明資料 P.9

セグメント別の状況

クリーン搬送システムは、半導体関連分野の市場回復を背景に増収増益となった。モーション機器は、防衛力整備計画に基づく需要増や半導体市場の回復に伴う関連製品需要増により大幅増益となった。パワーエレクトロニクス機器は減収減益となった。エンジニアリング&サービスは受注高が前期比44.2%増と大きく伸びた一方、売上高は微減、営業利益は増益となった。

セグメント指標2026年3月期実績2025年3月期実績前期比
クリーン搬送システム売上高(億円)280.3251.4+28.9(+11.5%)
クリーン搬送システム営業利益(億円)48.040.2+7.8(+19.4%)
モーション機器売上高(億円)507.3433.3+74.0(+17.1%)
モーション機器営業利益(億円)68.648.5+20.1(+41.4%)
パワーエレクトロニクス機器売上高(億円)250.9262.7△11.8(△4.5%)
パワーエレクトロニクス機器営業利益(億円)32.834.0△1.2(△3.5%)
エンジニアリング&サービス売上高(億円)243.5244.0△0.5(△0.2%)
エンジニアリング&サービス営業利益(億円)37.034.1+2.9(+8.5%)
シンフォニアテクノロジーのセグメント別業績総括
出典:2025年度決算説明資料 P.12

通期業績予想(2027年3月期)

事業環境として、当社成長の要である半導体関連の市場回復、航空宇宙事業・エンジニアリング&サービスの高水準な受注の継続を見込む。主要施策として、旺盛な市場環境に対応する設備投資とリソースの拡充、拡大市場での新商品開発を掲げる。2026年度の想定為替レートは1ドル=145円としている。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績対前年比
受注高(億円)1,7001,589.3+110.7(+7.0%)
売上高(億円)1,4001,282.0+118.0(+9.2%)
営業利益(億円)210184.6+25.4(+13.8%)
経常利益(億円)210187.9+22.1(+11.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益(億円)150145.0+5.0(+3.4%)
研究開発費(億円)6641.6+24.4(+58.7%)
設備投資(億円)9698.4△2.4(△2.4%)

セグメント別では、クリーン搬送システムは半導体業界の好調なメモリー需要を背景とした増産投資を受けて増収増益を計画。モーション機器は防衛力整備計画に基づく需要増・領域拡大や半導体市場回復による関連製品需要増を見込む。パワーエレクトロニクス機器はエネルギー需要の多様化・多地域化や公共インフラの更新需要を背景に増収増益を計画。エンジニアリング&サービスは電気設備工事の受注増加や堅調な半導体製造工場向け搬送設備工事需要を見込む。

セグメント指標2027年3月期予想2026年3月期実績
クリーン搬送システム売上高(億円)330280.3
クリーン搬送システム営業利益(億円)6048.0
モーション機器売上高(億円)530507.3
モーション機器営業利益(億円)7268.6
パワーエレクトロニクス機器売上高(億円)265250.9
パワーエレクトロニクス機器営業利益(億円)3532.8
エンジニアリング&サービス売上高(億円)275243.5
エンジニアリング&サービス営業利益(億円)4337.0
シンフォニアテクノロジーの2026年度連結通期見通し
出典:2025年度決算説明資料 P.14

中期経営計画(半導体関連事業)

会社は2030年度の目指す姿「社会・顧客・自らに響く挑戦と成長企業への変革」の実現に向け、半導体関連事業・航空宇宙関連事業を2本柱とし、エンジニアリング&サービスも含めて事業規模拡大を進めるとしている。連結売上高は2025年度実績1,280億円(うち半導体関連事業約30%)に対し、2027年度計画(中計)で1,600億円(うち半導体関連事業約35%)、2030年度計画(長期)で2,000億円(うち半導体関連事業40%)とし、25年度から30年度にかけて約1.6倍の成長を見込む。半導体関連事業はシェアを背景としたロードポート・引き合いの増えたEFEM関連で300億円以上、DDモーターの駆動ユニットと後工程自動化で150億円の増加を見込むとしている。航空宇宙関連事業は既に2027年の受注を獲得済みで2030年に向け積み上げ中、エンジニアリング&サービスは堅調な市場状況により工事受注が大きく伸びるとしており、会社は「順調に推移しており長期計画の達成が見通せる状態」としている。

シンフォニアテクノロジーの中長期計画の進捗(半導体関連分野)
出典:2025年度決算説明資料 P.29

※本記事はシンフォニアテクノロジーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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