※本記事はSUMCOが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
SUMCOの2025年12月期(通期)連結業績は、売上高4,096億円(前期比+130億円)、営業利益13億円(前期比▲356億円)、経常利益▲38億円(前期比▲412億円)、親会社株主に帰属する純利益は▲117億円(前期は198億円の黒字)と大幅な減益・最終赤字となった。4Q単独では売上高1,052億円に対し営業利益▲45億円、純利益▲108億円と赤字が拡大した。300mmウェーハは回復傾向が続く一方、200mmウェーハは低調な出荷が続いたことなどが影響した。
連結業績(2025年12月期 通期実績)
通期の営業利益率は0.3%(前期9.3%)、EBITDAマージンは27.4%(前期28.8%)に低下した。1株当たり純利益は▲33.60円(前期56.84円)。
| 項目 | 2025年度(当期) | 2024年度(前期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高(億円) | 4,096 | 3,966 | +130 |
| 営業利益(億円) | 13 | 369 | ▲356 |
| 経常利益(億円) | ▲38 | 374 | ▲412 |
| 親会社株主に帰属する純利益(億円) | ▲117 | 198 | ▲315 |
| EBITDA(億円) | 1,124 | 1,140 | ▲16 |
| EBITDAマージン(%) | 27.4% | 28.8% | ▲1.3% |
| 1株当たり純利益(円) | ▲33.60 | 56.84 | ▲90.45 |
四半期業績推移(2025年度)
四半期別では1Qが営業黒字59億円だったが、2Q以降は為替や市況の影響を受けて悪化し、3Q・4Qは営業赤字となった。4Qは3Q比で売上高が+61億円増加したものの、営業利益は▲29億円悪化した。
| 四半期 | 売上高(億円) | 営業利益(億円) | 経常利益(億円) | 親会社株主に帰属する純利益(億円) |
|---|---|---|---|---|
| 1Q | 1,024 | 59 | 48 | 30 |
| 2Q | 1,029 | 15 | ▲1 | 0 |
| 3Q | 991 | ▲16 | ▲26 | ▲39 |
| 4Q | 1,052 | ▲45 | ▲59 | ▲108 |

財務状態・キャッシュ・フロー
2025年12月末の総資産は11,279億円(前年末比▲447億円)、自己資本比率は51.3%(同+0.8pt)。有利子負債は3,537億円(同▲2億円)、純資産は6,477億円(同▲95億円)。営業キャッシュ・フローは1,000億円、設備投資(検収ベース)▲799億円等により投資キャッシュ・フローは▲1,114億円、フリー・キャッシュ・フローは▲114億円だった。配当金支払は▲75億円。

次期(2026年度第1四半期)業績予想
本資料では通期業績予想の開示はなく、2026年度第1四半期(1Q)の業績予想のみが示されている。2026年度1Qは売上高1,000億円(4Q実績比▲52億円)、営業利益▲60億円(同▲15億円)、経常利益▲100億円(同▲41億円)、純利益▲100億円(同+8億円)を見込む。前提為替レートは155.0円/US$(4Q実績153.1円/US$比+1.9円)。
| 項目 | 2025年度4Q実績 | 2026年度1Q予想 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高(億円) | 1,052 | 1,000 | ▲52 |
| 営業利益(億円) | ▲45 | ▲60 | ▲15 |
| 経常利益(億円) | ▲59 | ▲100 | ▲41 |
| 親会社株主に帰属する純利益(億円) | ▲108 | ▲100 | +8 |
| EBITDAマージン(%) | 27.5% | 23.2% | ▲4.3% |
| 為替レート(円/US$) | 153.1 | 155.0 | +1.9 |

株主還元
配当金については、利益水準、次期以降の見通し、設備投資等の資金需要、フリー・キャッシュ・フロー、EBITDA、及び配当原資の状況等を総合的に勘案するとしている。2025年12月期(第27期)の年間配当金は20円/株(中間10円・期末10円)、配当金総額は70億円だった。
| 項目 | 第25期(23/12) | 第26期(24/12) | 第27期(25/12) |
|---|---|---|---|
| 中間配当金(円/株) | 42 | 15 | 10 |
| 期末配当金(円/株) | 13 | 6 | 10 |
| 年間配当金(円/株) | 55 | 21 | 20 |
| 配当金総額(億円) | 192 | 73 | 70 |

市場環境・トピック
2025年4Qの市場環境について、300mmウェーハは年間を通じて回復傾向が続いた一方、200mmウェーハは低調な出荷が続いたとしている。価格については300mm、200mmともに長期契約価格が守られた。2026年1Qについては、300mmは先端品がAIにけん引され引き続き好調だが、レガシー品は顧客の在庫適正化の動きが見られるとし、200mmはAI・データセンター関連での需要増加が見られるとしている。長期契約価格は300mm、200mmともに維持されている。今後の見通しとして、半導体市場全体はAI向けの高い成長が続く一方、AI以外は緩やかな回復を想定するとしている。
※本記事はSUMCOが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。