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フェニックスバイオ、2026年3月期は営業黒字転換 受託試験は計画未達

決算サマリー 2026.08.28
フェニックスバイオ、2026年3月期は営業黒字転換 受託試験は計画未達

※本記事はフェニックスバイオが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社フェニックスバイオの2026年3月期(通期)決算説明資料によれば、売上高は1,565百万円(前期比1.5%増)となった。営業利益は82百万円、経常利益は131百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は125百万円となり、いずれも前期(2025年3月期)の損失から黒字に転換した。一方、受託試験サービスの売上高は355百万円で、海外創薬ベンチャーの予算削減により失注が相次いだ結果、計画(415百万円)に対し19.2%下回り、計画未達となったと資料は説明している。

目次

業績(2026年3月期 実績)

2026年3月期の売上高は、受託試験サービスが計画を下回った一方、PXBマウス販売が海外市場・国内市場とも堅調に推移し前期比15.9%増加したことなどにより、前期比1.5%増の1,565百万円となった。営業利益は82百万円、経常利益は131百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は125百万円となり、前期(2025年3月期)はいずれも損失(営業利益△142百万円、経常利益△155百万円、当期純利益△448百万円)だったことから黒字に転換した。1株当たり当期純利益は30.81円(前期は△110.99円)となった。

項目2026年3月期(実績)2025年3月期(実績)対前年比
売上高1,565百万円1,541百万円+1.5%
営業利益82百万円△142百万円
経常利益131百万円△155百万円
親会社株主に帰属する当期純利益125百万円△448百万円
1株当たり当期純利益30.81円△110.99円
2026年3月期決算ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.3

サービスライン別の状況

サービスライン別の売上高は、受託試験サービスが355百万円(前期比22.7%減)となった。資料は、核酸医薬品の開発を行う海外創薬ベンチャーからの受託試験サービスが伸長すると予測していたが、予算削減による失注が相次ぎ計画未達になったとしている。製品販売のうちPXBマウス販売は1,086百万円(前期比15.9%増)となり、海外市場・国内市場とも堅調だった。PXB-cells販売は122百万円(前期比14.4%減)となった。

サービスライン2026年3月期(実績)2025年3月期(実績)対前年比
受託試験サービス355百万円459百万円-22.7%
PXBマウス販売1,086百万円937百万円+15.9%
PXB-cells販売122百万円143百万円-14.4%
in vivo売上推移(受託試験サービス・PXBマウス販売)
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.9

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の売上高は、前期比2.9%増の1,610百万円を見込む。受託試験サービスは412百万円(前期比16.1%増)、PXB-cells販売は米国での供給・販売体制の再構築等により257百万円(前期比109.7%増)を予想する一方、PXBマウス販売は939百万円(前期比13.6%減)を見込む。資料は、消耗資材等の価格高騰やPXB-cellsの米国供給体制構築に伴う外注費増加により売上原価が前期比16.0%増加する一方、人員配置の最適化により販売費及び一般管理費は前期比1.5%減少する見込みとしている。営業利益は85百万円(前期比3.7%増)とほぼ前期並みを見込むが、経常利益は87百万円(前期比33.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は76百万円(前期比38.6%減)を予想し、1株当たり当期純利益は18.90円を見込む。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)前期比
売上高1,565百万円1,610百万円+2.9%
受託試験サービス355百万円412百万円+16.1%
PXBマウス販売1,086百万円939百万円-13.6%
PXB-cells販売122百万円257百万円+109.7%
営業利益82百万円85百万円+3.7%
経常利益131百万円87百万円-33.5%
親会社株主に帰属する当期純利益125百万円76百万円-38.6%
1株当たり当期純利益30.81円18.90円
2027年3月期業績予想
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.23

アライアンス・トピック

2026年2月、SMCラボラトリーズ株式会社と原発性ヒト肝細胞がんモデルの共同開発および共同マーケティングを開始した。SMCが保有するSTAMマウス(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患から肝線維化を経て肝細胞がんへ進展する病態を再現するモデル)と、当社のPXBマウスが有する高機能ヒト肝細胞を組み合わせ、ヒト病態を反映した原発性肝細胞がんモデルの創出を目指すとしている。また、2025年2月にはTOPPANホールディングス株式会社と、同社の3D細胞培養技術「invivoid」と当社の新鮮肝細胞「PXB-cells」を組み合わせた「人工三次元肝臓組織」の試供に向けた業務提携契約を締結し、共同での試供を開始した。2025年10月には同技術に関するTOPPANホールディングスの発表が日本薬物動態学会第40回年会でベストポスター賞を受賞したとしている。さらに、独自冷凍技術による凍結ヒト肝細胞「PXB-cells Cryo」を2025年4月(海外市場は10月)に販売開始した。

SMCラボラトリーズとのアライアンス
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.13

※本記事はフェニックスバイオが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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