※本記事はSMNが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
SMN株式会社は2026年3月期の連結業績を発表した。連結売上高は12,348百万円(前期比+6.0%)、連結営業利益は561百万円(同+134.5%)、連結経常利益は540百万円(同+227.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は434百万円(同+49.0%)となった。2025年10月31日公表の通期予想(売上高12,200百万円・営業利益550百万円・経常利益520百万円・当期純利益430百万円)に対する達成率はそれぞれ101.2%、102.0%、104.0%、101.1%となり、通期上方修正予想をさらに上回って着地した。
連結業績(2026年3月期 実績)
2025年3月期の売上高には一過性収益5億57百万円(2024年9月末に株式譲渡したルビー・グループの上半期売上高剥落等)が含まれており、この影響を調整した後の売上高との対比では、2026年3月期は12億60百万円の増収(+11%)だったとしている。営業利益は、ルビー・グループの連結除外や一時的な大型スポット案件の剥落による影響があったものの、アドテクノロジー等の既存事業の業績回復により大幅な増益となった。財政状態は、自己資本比率67.3%(前期比+0.4pt)、ROE10.4%(前期7.6%、+2.8pt)となり、決算ハイライトでは「ROEは10.3%に到達し中期経営目標の『10%』を達成」としている。
| 項目 | 前期(2025年3月期) | 当期(2026年3月期) | 前年比(増減額) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,640 | 12,348 | +6.0%(+707) |
| 営業利益 | 239 | 561 | +134.5%(+321) |
| 経常利益 | 165 | 540 | +227.2%(+375) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 291 | 434 | +49.0%(+143) |

事業別の状況
主力のアドテクノロジー事業は、デジタルハウスエージェンシーのインハウス化支援がさらに成長し、売上高11,093百万円(前期比+13.5%)と大幅増収を達成した。一方、マーケティングソリューション事業は売上高211百万円(同▲57.0%)、デジタルソリューション事業は売上高928百万円(同▲27.9%)と、いずれも減収した。なお、2027年3月期より中期経営計画の進捗を明確化するため、従来の「アドテクノロジー」「マーケティングソリューション」「デジタルソリューション」「その他」の区分を、「アドプラットフォーム」「デジタルマーケティング支援」「その他」の区分に再定義するとしている。
| 事業 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 前年比(増減額) |
|---|---|---|---|
| アドテクノロジー | 11,093 | 9,767 | +13.5%(+1,325) |
| マーケティングソリューション | 211 | 493 | ▲57.0%(▲281) |
| デジタルソリューション | 928 | 1,288 | ▲27.9%(▲360) |

通期業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高13,500百万円(前期比+9.3%)、営業利益700百万円(同+24.7%)、経常利益650百万円(同+20.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益500百万円(同+14.9%)で、売上高および各段階利益ともに増収・増益を計画しているとしている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前期比(増減額) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 12,348 | 13,500 | +9.3%(+1,151) |
| 営業利益 | 561 | 700 | +24.7%(+138) |
| 経常利益 | 540 | 650 | +20.1%(+109) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 434 | 500 | +14.9%(+65) |

株主還元
配当については、親会社株主に帰属する当期純利益5.5億円達成を機に、配当性向20〜30%を目安に安定的かつ継続的な実施を検討するとしている。あわせて2025年10月末に株主優待制度を導入したほか、市場動向や資本状況に応じた機動的な自己株式取得も適宜検討するとしている。
中期経営計画
2026年3月期を初年度とする中期経営計画2026-2028では、最終年度の2028年3月期に売上高160億円・営業利益12億円・ROE15%を目標とする。さらに2031年3月期には売上高200億円を掲げ、広告配信プラットフォームからクライアントのマーケティング全体を最適化する「事業成長インフラ」への転換によって非連続な成長を実現するとしている。
| 項目 | 2028年3月期(中期経営計画最終年度目標) |
|---|---|
| 売上高 | 160億円 |
| 営業利益 | 12億円 |
| ROE | 15% |

※本記事はSMNが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。