※本記事はヒューマン・メタボローム・テクノロジーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
2025年6月期の連結業績は、売上高1,455百万円(前期比+8.1%)、営業利益249百万円(同+13.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益256百万円(同+5.4%)となり、12期連続の増収、5期連続の営業増益となった。一方、経常利益は240百万円(同△0.2%)とわずかに減少した。1株当たり当期純利益は43.67円(前期41.14円)だった。
連結業績(2025年6月期 実績)
セグメント別では、先端研究開発支援事業の売上高が1,143百万円(前期比△3.7%、43百万円減)となった一方、ヘルスケア・ソリューション事業の売上高は311百万円(前期比+96%、153百万円増)と大幅に伸びた。先端研究開発支援事業は国内のアカデミアと食品分野で大型受注などにより増加したが、欧米事業は不確実性の高まりによるライフサイエンス研究開発市場の低迷により大幅に減少した。
| 項目 | 2025年6月期 | 2024年6月期 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,455百万円 | 1,345百万円 | 109百万円 | 8.1% |
| 営業利益 | 249百万円 | 220百万円 | 29百万円 | 13.3% |
| 経常利益 | 240百万円 | 241百万円 | △0百万円 | △0.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 256百万円 | 243百万円 | 13百万円 | 5.4% |
| 1株当たり当期純利益(円) | 43.67円 | 41.14円 | 2.53円 | 6.1% |
セグメント別の状況
先端研究開発支援事業のセグメント利益は、海外売上の大幅減少などにより184百万円(前期比126百万円減)となった。ヘルスケア・ソリューション事業のセグメント利益は、機能性素材開発包括支援サービスの売上増加や皮膚ガス測定の堅調な推移により64百万円(前期の△90百万円から155百万円改善)となり黒字化した。
| セグメント | 指標 | 2025年6月期 | 2024年6月期 | 増減額 |
|---|---|---|---|---|
| 先端研究開発支援事業 | セグメント売上高 | 1,143百万円 | 1,186百万円 | △43百万円 |
| ヘルスケア・ソリューション事業 | セグメント売上高 | 311百万円 | 158百万円 | 153百万円 |
| 合計 | セグメント売上高 | 1,455百万円 | 1,345百万円 | 109百万円 |
| 先端研究開発支援事業 | セグメント費用 | 958百万円 | 876百万円 | 82百万円 |
| ヘルスケア・ソリューション事業 | セグメント費用 | 247百万円 | 249百万円 | △2百万円 |
| 合計 | セグメント費用 | 1,205百万円 | 1,125百万円 | 79百万円 |
| 先端研究開発支援事業 | セグメント利益 | 184百万円 | 310百万円 | △126百万円 |
| ヘルスケア・ソリューション事業 | セグメント利益 | 64百万円 | △90百万円 | 155百万円 |
| 合計 | セグメント利益 | 249百万円 | 220百万円 | 29百万円 |

通期業績予想(2026年6月期)
2026年6月期の連結業績予想は、売上高1,600百万円(前期比145百万円増)、営業利益300百万円(同51百万円増)、経常利益300百万円(同60百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益260百万円(同4百万円増)としている。2026年6月期からはセグメントを統合し、ヘルスケア・ソリューション事業の黒字化(安定軌道化)とバイオものづくり支援サービスの開始に取り組むとしている。
| 項目 | 2026年6月期予想 | 2025年6月期実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,600百万円 | 1,455百万円 | 145百万円 |
| 営業利益 | 300百万円 | 249百万円 | 51百万円 |
| 経常利益 | 300百万円 | 240百万円 | 60百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 260百万円 | 256百万円 | 4百万円 |
| 1株当たり配当(円) | 18円 | 15円 | 3円 |

中期経営計画の進捗
中期経営計画「2024年6月期~2026年6月期 成長基盤構築」の財務数値目標(2025年8月更新)は、2026年6月期に売上高1,600百万円、営業利益300百万円、経常利益300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益260百万円としている。主要施策の取組結果として、機能性素材開発包括支援サービスの拡販は売上倍増・セグメント利益の黒字化を達成した一方、海外事業強化は欧米ライフサイエンス研究開発費の抑制により対前年比△56%となった。新規事業創造では、バイオものづくり支援サービスを2025年7月に発売開始した。
| 項目 | 2023年6月期 | 2024年6月期 | 2025年6月期 | 2026年6月期予想 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,299百万円 | 1,345百万円 | 1,455百万円 | 1,600百万円 |
| 営業利益 | 210百万円 | 220百万円 | 249百万円 | 300百万円 |
| 経常利益 | 232百万円 | 241百万円 | 240百万円 | 300百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 285百万円 | 243百万円 | 256百万円 | 260百万円 |

株主還元
資本コストを意識した経営施策として、ROEターゲットを中長期的に15%以上とすることを目標に掲げている。キャピタル・アロケーション方針では、運転資金として自己資金10億円、戦略投資資金(M&A・設備投資など)として5億円を確保し、これを超過して創出したキャッシュフローは配当・自己株式取得により株主還元する方針としている。配当は「減配回避・増配基調」を目指すとしている。2025年6月期の1株当たり配当は15円、2026年6月期の配当予想は18円(配当性向40%程度を想定)としている。

※本記事はヒューマン・メタボローム・テクノロジーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。