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メルカリ、2026年6月期は増収増益で過去最高益 初の自己株式取得を決定

決算サマリー 2026.08.28
メルカリ、2026年6月期は増収増益で過去最高益 初の自己株式取得を決定

※本記事はメルカリが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社メルカリは2026年6月期(FY2026.6)の決算を発表した。売上収益は2,292億円(前期比19%増)、コア営業利益は441億円(前期比60%増)となり、いずれも3Q決算発表時に上方修正した業績予想(売上収益2,200億円以上、コア営業利益400億円以上)を達成し、過去最高を更新した。売上収益は2023年6月期以来の二桁成長に回帰した。事業別ではMarketplace・Fintech・USの主要3事業すべてが増収増益となった。連結及び株式会社メルカリ単体の利益剰余金が黒字化したことを背景に、初めての自己株式取得の実施を決定した。

目次

業績(2026年6月期 実績)

売上収益は2,292億円(前期比19%増)、コア営業利益は441億円(前期比60%増)となった。コア営業利益はIFRS営業利益からその他の収益・その他の費用等を控除した利益と定義される指標で、2026年6月期第1四半期よりMarketplace・Fintech間の内部取引調整を撤廃したことに伴い、調整後コア営業利益の開示は停止された(Data sheetでの開示は継続)。過去4期の推移は、売上収益が2023年6月期1,719億円、2024年6月期1,874億円、2025年6月期1,926億円、2026年6月期2,292億円、コア営業利益が2023年6月期167億円、2024年6月期188億円、2025年6月期275億円、2026年6月期441億円となっている。

項目2023年6月期2024年6月期2025年6月期2026年6月期
売上収益(億円)1,7191,8741,9262,292
コア営業利益(億円)167188275441
メルカリ 連結業績予想及び事業別ガイダンスの達成状況スライド
出典:FY2026.6決算説明資料 P.12

事業別の状況(Marketplace・Fintech・US)

Marketplaceはコア営業利益429億円(前期比41%増、コア営業利益率33%で前期比6ppts上昇)、GMV12,856億円(前期比15%増)、MAU2,419万人(前期比5%増)、売上収益1,295億円(前期比16%増)となった。Fintechはコア営業利益91億円(前期比103%増)、売上収益651億円(前期比29%増)となった。USはコア営業利益20億円(前期比107%増)、GMV810百万ドル(前期比11%増)、MAU420万人(前期比4%増)、売上収益407億円(前期比12%増)となった。主要3事業すべてが増収増益となった。GMVは「キャンセル等を考慮後の取引高の合計(「メルカリNFT」を含む)」、MAUは「1か月に1回以上アプリ又はWebサイトをブラウジングした国内外における四半期平均の登録済みお客さま数(越境取引における海外パートナーサイト経由のお客さまは含まない)」と定義される。

事業指標期初のガイダンス最新のガイダンス2026年6月期業績
MarketplaceGMV成長率YoY +3-5%YoY +5-10%YoY +15%
Marketplaceコア営業利益320-360億円350-390億円429億円
Fintechコア営業利益50-75億円50-75億円91億円
USGMV成長率YoYプラス成長YoYプラス成長YoY +11%
USコア営業利益ブレイクイーブンブレイクイーブン20億円
メルカリ Marketplace業績推移(通期)グラフ
出典:FY2026.6決算説明資料 P.16

通期業績予想(2027年6月期)

資料では、売上収益CAGR2桁成長・コア営業利益CAGR25%以上を掲げるFY2027.6に向けた中期方針の進捗として、コア営業利益はFY2026.6(2年目)で目標水準を達成し、売上収益についても達成を見込むとしている。2027年6月期の連結業績予想は、売上収益2,600-2,900億円(前期比13-27%)、コア営業利益450億円以上(前期比2%以上)としている。コア営業利益は1年先までの投資計画の不透明感を考慮し下限値で開示し、上期の進捗を踏まえ必要に応じて修正を検討するとしている。

項目2026年6月期実績2027年6月期予想前期比
売上収益2,292億円2,600-2,900億円+13-27%
コア営業利益441億円450億円以上+2%以上
メルカリ FY2027.6連結業績予想スライド
出典:FY2026.6決算説明資料 P.29

株主還元

配当への言及は資料になく、キャピタルアロケーションに関する考え方として「株主還元において自社株買いを配当より優先する」方針が示されている。Marketplaceに加えFintech及びUSの収益力向上に取り組んだ結果、2026年6月期に連結及び株式会社メルカリ単体の利益剰余金が黒字化したことを踏まえ、現在の株価水準を踏まえた初の自己株式取得及び消却の実施を決定した。取得する株式の総数は400万株(上限、発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合2.4%)、取得価額の総額は100億円(上限)で、取得方法は東京証券取引所における取引一任契約に基づく市場買付。取得期間は2026年8月6日から2026年10月30日、消却予定日は2026年11月12日としている。

項目内容
取得する株式の総数400万株(上限)/発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合2.4%
株式の取得価額の総額100億円(上限)
取得方法東京証券取引所における取引一任契約に基づく市場買付
取得期間2026年8月6日~2026年10月30日
消却予定日2026年11月12日
メルカリ 初の自己株式取得の実施を決定スライド
出典:FY2026.6決算説明資料 P.40

※本記事はメルカリが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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