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ニッタ、2026年3月期は増収増益 最終利益11.5%増 2027年3月期は最終減益を予想

決算サマリー 2026.08.27
ニッタ、2026年3月期は増収増益 最終利益11.5%増 2027年3月期は最終減益を予想

※本記事はニッタが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ニッタの2026年3月期は、物流業界・自動車業界向け需要が堅調に推移したほか、半導体製造装置向けが期末にかけて回復し、増収となった。半導体製造装置向け高付加価値製品の需要増や原材料高の価格転嫁の進捗により営業利益も増益となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比11.5%増の135億29百万円となった。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は918億34百万円(前期比1.7%増)、営業利益は58億62百万円(同13.7%増)、経常利益は148億10百万円(同1.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は135億29百万円(同11.5%増)となった。営業利益(58億62百万円)に対し経常利益(148億10百万円)が大きく上回っており、これは持分法適用会社(GUAグループ、NDIグループ等)による持分法投資利益が経常利益の大きな部分を占める構造による。資料は、持分法適用会社では半導体業界向け需要は堅調であった一方、訴訟関連費用が増加したと説明している。

項目2025年3月期2026年3月期増減額増減率
売上高90,276百万円91,834百万円1,557百万円1.7%
売上総利益24,246百万円25,896百万円1,650百万円6.8%
営業利益5,155百万円5,862百万円706百万円13.7%
経常利益14,601百万円14,810百万円209百万円1.4%
親会社株主に帰属する当期純利益12,131百万円13,529百万円1,398百万円11.5%
ニッタ 連結損益計算書
出典:ニッタ 2026年3月期決算説明資料 P.3

セグメント別の状況

セグメント別では、ベルト・ゴム、ホース・チューブ、その他産業用製品、その他の売上高が増加した一方、化工品は減収となった。営業利益(セグメント利益)では、ホース・チューブが一般産業向け(半導体製造装置向け・建設機械向け)の回復や原材料価格上昇分の価格転嫁進捗により大幅増益となったほか、その他産業用製品・その他も増益となった。一方、化工品はOA機器向けエラストマー製品の需要低調により減益、ベルト・ゴムはほぼ横ばいとなった。

セグメント(売上高)2025年3月期2026年3月期増減額増減率
ベルト・ゴム29,684百万円30,597百万円913百万円3.1%
ホース・チューブ31,518百万円32,983百万円1,465百万円4.7%
化工品13,029百万円11,681百万円△1,347百万円△10.3%
その他産業用製品11,527百万円11,739百万円212百万円1.8%
その他4,517百万円4,831百万円313百万円6.9%
合計90,276百万円91,834百万円1,557百万円1.7%
セグメント(営業利益)2025年3月期2026年3月期増減額増減率
ベルト・ゴム3,473百万円3,467百万円△5百万円△0.2%
ホース・チューブ147百万円1,073百万円926百万円627.6%
化工品1,015百万円929百万円△86百万円△8.5%
その他産業用製品261百万円234百万円△27百万円△10.5%
その他2,218百万円2,272百万円53百万円2.4%
全社/連結調整△1,960百万円△2,114百万円△154百万円
合計5,155百万円5,862百万円706百万円13.7%
ニッタ セグメント別業績(累計比較)
出典:ニッタ 2026年3月期決算説明資料 P.5

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、売上高940億円(前期比2.4%増)、営業利益62億円(同5.8%増)、経常利益150億円(同1.3%増)を見込む一方、親会社株主に帰属する当期純利益は123億円(同9.1%減)と最終減益を予想している。設備投資額は50億円(前期実績44億45百万円)、減価償却費は34億円(同32億12百万円)、研究開発費は20億円(同22億83百万円)を計画している。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想増減額増減率
売上高91,834百万円94,000百万円2,165百万円2.4%
営業利益5,862百万円6,200百万円337百万円5.8%
経常利益14,810百万円15,000百万円189百万円1.3%
親会社株主に帰属する当期純利益13,529百万円12,300百万円△1,229百万円△9.1%
ニッタ 来期業績予想
出典:ニッタ 2026年3月期決算説明資料 P.15

株主還元

資料は、2028年3月期までの「フェーズ2」の期間中の株主還元方針として、毎年着実な増配(10円以上の増配)、配当性向30%以上・DOE2.5%以上、機動的な自社株買いの実施を掲げている。また、今後3年間の資金配分として、営業キャッシュフロー予想約270億円(2025年度期首現預金残高350億円)に対し、成長投資・設備投資等に約170億円、運転資金に約300億円、株主還元(配当・自己株購入)に約150億円を充てる計画を示している。

ニッタ 資本効率・株主還元の方針
出典:ニッタ 2026年3月期決算説明資料 P.18

中期経営計画/トピック

資料は「フェーズ2」(2028年3月期まで)の成長戦略として、既存事業を強化する「深化型SHIFT」と新規事業を模索する「探索型SHIFT」を掲げ、ROIC経営の推進、事業・製品ポートフォリオの最適化による資源配分、政策保有株式の縮減に取り組むとしている。また、半導体研磨製品の加工・販売を行う連結子会社「霓达先进材料科技(常州)有限公司」(NITTA ADVANCED MATERIALS TECHNOLOGY (CHANGZHOU) CO., LTD.、資本金5百万米ドル、出資比率100%)を2026年4月に中国・江蘇省常州市に設立したことを開示している。

※本記事はニッタが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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