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アドベンチャー、2026年6月期は営業利益予想比38.9%減 旅工房減損等が影響

決算サマリー 2026.08.27
アドベンチャー、2026年6月期は営業利益予想比38.9%減 旅工房減損等が影響

※本記事はアドベンチャーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社アドベンチャーは2026年6月期(2025年7月~2026年6月)の連結業績で、収益25,634百万円(前期25,370百万円)、営業利益1,100百万円(前期は▲1,155百万円の損失から黒字転換)となった。ただし業績予想(営業利益1,800百万円)に対しては差異▲699百万円、▲38.9%の未達となり、アドベンチャー単体でのグローバルでの先行投資に伴う広告宣伝費比率の悪化と、旅工房の中東情勢悪化の影響が要因となった。親会社の所有者に帰属する当期利益は465百万円(前期は▲1,711百万円の損失)で、2027年6月期は営業利益2,000百万円を計画している。

目次

連結業績(2026年6月期 実績)

収益は前期25,370百万円から当期25,634百万円(前期比101%)とほぼ横ばいで推移した。営業総利益は前期15,646百万円から当期14,845百万円(前期比95%)に減少した一方、販売費及び一般管理費は前期13,898百万円から当期13,838百万円(前期比100%)とほぼ横ばいで、うち広告宣伝費は前期8,032百万円から当期7,522百万円(前期比94%)に減少した。その他の収益・費用の増減もあり、営業利益は前期の▲1,155百万円の損失から当期1,100百万円の黒字に転換した。

項目2025年6月期2026年6月期前期比
収益25,37025,634101%
営業総利益15,64614,84595%
販売費及び一般管理費13,89813,838100%
うち広告宣伝費8,0327,52294%
その他の収益495491112%
その他の費用2,95345615%
営業利益▲1,1551,100
当期利益▲2,069539
親会社の所有者に帰属する当期利益▲1,711465
アドベンチャー通期業績_連結PL
出典:アドベンチャー 2026年6月期第4四半期決算説明資料 P.6

業績予想との比較

会社が公表していた業績予想と比較すると、収益は予想26,000百万円に対し実績25,634百万円(差異▲365百万円、▲1.4%)とほぼ計画通りだったが、営業利益は予想1,800百万円に対し実績1,100百万円(差異▲699百万円、▲38.9%)と下回った。税引前当期利益、当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益もいずれも予想を下回って着地した。

項目業績予想実績差異増減率
収益26,00025,634▲365▲1.4%
営業利益1,8001,100▲699▲38.9%
営業利益率6.9%4.3%▲2.6pt▲38.0%
税引前当期利益1,650925▲724▲43.9%
当期利益1,000539▲460▲46.1%
親会社の所有者に帰属する当期利益1,000465▲534▲53.5%
1株当たり当期利益(円)134.4963.36▲71.13▲52.9%
アドベンチャー2026年6月期エグゼクティブサマリ
出典:アドベンチャー 2026年6月期第4四半期決算説明資料 P.3

グループ会社別の業績

資料では、アドベンチャー単体とグループ会社の業績が参考情報として開示されている(本数値は当社が任意に作成した参考情報であり、制度開示上の連結財務諸表・セグメント情報とは異なる。ファイブスターコーポレーションの業績は管理会計上の数値)。アドベンチャー単体の収益は当期14,463百万円(前期16,178百万円)、営業利益は当期950百万円(前期1,817百万円)で、いずれも前期を下回った。グループ会社では、アヤベックスの収益が当期3,212百万円(前期2,361百万円)、営業利益が当期369百万円(前期294百万円)と拡大した。2025年11月にグループ入りしたファイブスターコーポレーションは収益当期911百万円(前期832百万円)、営業利益当期216百万円(前期175百万円)だった。旅工房は収益が当期4,766百万円(前期3,722百万円)と増収だったが、営業利益は当期▲168百万円(前期▲111百万円)で損失が拡大した。

区分指標2026年6月期2025年6月期
アドベンチャー単体収益14,46316,178
アドベンチャー単体営業利益9501,817
旅工房収益4,7663,722
旅工房営業利益▲168▲111
アヤベックス収益3,2122,361
アヤベックス営業利益369294
ファイブスターコーポレーション収益911832
ファイブスターコーポレーション営業利益216175
アドベンチャー主要グループ会社の業績
出典:アドベンチャー 2026年6月期第4四半期決算説明資料 P.10

単体事業のサービス別収益

アドベンチャー単体のサービス別収益は、主力の航空券が前期10,587百万円から当期9,384百万円(11.4%減)に減少した。ツアーは前期2,720百万円から当期2,522百万円(7.3%減)に減少した一方、レンタカーは前期858百万円から当期1,015百万円(18.3%増)、高速バスは前期823百万円から当期846百万円(2.8%増)にそれぞれ増加した。投資部門は前期616百万円から当期256百万円(58.4%減)、ホテルは前期250百万円から当期168百万円(32.8%減)、その他は前期321百万円から当期269百万円(16.2%減)に減少し、単体の収益合計は前期16,178百万円から当期14,463百万円(10.6%減)となった。

通期業績予想(2027年6月期)

会社は2027年6月期の業績予想として、収益26,000百万円(前期比101%)、営業利益2,000百万円(前期比182%)、税引前当期利益1,800百万円(前期比195%)、当期利益900百万円(前期比167%)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,100百万円(前期比237%)を計画している。施策として、アドベンチャー単体では広告宣伝費比率の改善やSEO・GEO強化によるオーガニックユーザーの拡大を、グループ会社では旅工房の黒字化やアヤベックス・ファイブスターコーポレーションの成長を支えるPMI強化を掲げている。

項目2027年6月期予想2026年6月期実績前期比
収益26,00025,634101%
営業利益2,0001,100182%
営業利益率7.7%4.3%179%
税引前当期利益1,800925195%
当期利益900539167%
親会社の所有者に帰属する当期利益1,100465237%
アドベンチャー2027年6月期の計画
出典:アドベンチャー 2026年6月期第4四半期決算説明資料 P.18

今後の取り組み

資料はガバナンス体制の強化・既存事業のテコ入れ・成長投資の3本柱を掲げている。旅工房では経営トップの刷新や、特別注意銘柄指定の解消に向けたコーポレート部門の体制補強を進めるとしている。また、グローバル展開として多言語での旅行商品販売サイト「ADVENTURE」を開設したほか、非連続的な成長の実現に向けたM&Aを継続的に推進するとしている。

※本記事はアドベンチャーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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