日本軽金属ホールディングス

日本軽金属ホールディングス、2026年3月期は増収増益 経常利益19.5%増

決算サマリー 2026.08.27
日本軽金属ホールディングス、2026年3月期は増収増益 経常利益19.5%増

※本記事は日本軽金属ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

日本軽金属ホールディングスの2026年3月期(2025年度)連結業績は、売上高5,855億円(前期比6.4%増)、営業利益256億円(同17.9%増)、経常利益236億円(同19.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益156億円(同26.0%増)となり、増収増益で着地した。放熱用途(化成品事業グループ・箔事業グループ)やリチウムイオン電池ケース向け板材の好調が続いたほか、半導体製造装置向け厚板(軽圧事業グループ)が回復し、アルミ地金価格上昇の影響もあり増収・増益となった。1株当たり配当金は前期70円から80円に増配した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

前期比の増収は、二次合金部門(メタル事業グループ)で米国が好調だったこと、トラック架装(輸送機器事業グループ)が前期より回復したこと、放熱用途(化成品事業グループ・箔事業グループ)が好調だったことによる。増益については、アルミ地金市況反映のコスト上昇影響があったものの、輸送機器事業グループと自動車部品事業グループが大きく改善し、販売価格の改定効果も寄与した。経常利益の前期比38億円の増加要因は、販売数量+26億円、新商品+2億円、販売価格+85億円、購買品△35億円、その他△40億円となっている。

項目2026年3月期2025年3月期増減
売上高5,855億円5,502億円+353億円(6.4%増)
営業利益256億円217億円+39億円(17.9%増)
経常利益236億円198億円+38億円(19.5%増)
親会社株主に帰属する当期純利益156億円124億円+32億円(26.0%増)
ROIC5.9%5.1%+0.8pt
1株当たり配当金80円70円+10円
日本軽金属ホールディングス2026年3月期決算(前期比)
出典:日本軽金属ホールディングス 2026年3月期決算説明資料 P.4

セグメント別の状況

アルミナ・化成品、地金は売上高1,836億円(前期比10.9%増)と増収だったが、営業利益は99億円(同13.9%減)と減益。化成品は放熱難燃フィラー向けの好調やコスト上昇に対する販価改定効果で増益となった一方、二次合金部門はアルミ市況変動影響等により減益となった。板、押出製品は売上高1,112億円(同7.4%増)、営業利益56億円(同1.9%増)。LIBケース向け板材の好調が続いたが、半導体製造装置向け需要停滞とアルミ市況反映のコスト上昇影響で板・押出両部門は減益となった。加工製品、関連事業は売上高1,777億円(同3.1%増)、営業利益60億円(同87.9%増)。トラック架装の収益水準回復に加え、自動車部品が大幅に改善した。箔、粉末製品は売上高1,130億円(同3.8%増)、営業利益77億円(同40.1%増)。パウダー・ペーストの放熱関連の好調などで利益を押し上げた。

セグメント指標2026年3月期2025年3月期
アルミナ・化成品、地金売上高1,836億円1,655億円
アルミナ・化成品、地金営業利益99億円115億円
板、押出製品売上高1,112億円1,036億円
板、押出製品営業利益56億円55億円
加工製品、関連事業売上高1,777億円1,722億円
加工製品、関連事業営業利益60億円32億円
箔、粉末製品売上高1,130億円1,089億円
箔、粉末製品営業利益77億円55億円
管理・共通営業利益△36億円△40億円
合計売上高5,855億円5,502億円
合計営業利益256億円217億円
日本軽金属ホールディングスのセグメント情報(前期比)
出典:日本軽金属ホールディングス 2026年3月期決算説明資料 P.6

通期業績予想

2027年3月期(2026年度)は、放熱用途やLIBケース向けの好調継続、半導体製造装置向け厚板等の回復を織り込む一方、中東情勢によるアルミ地金や原燃料価格上昇等の影響(益・損両面)を想定できる範囲で織り込み、増収増益を見込む。中東情勢に関しては、輸送機器事業グループ(トラック架装、日本フルハーフ)で一時的な生産影響が生じているが、供給不安定材料の代替品確保による通常生産体制の回復にメドが立っているとしている。販売価格改定については、輸送機器事業グループ(日本フルハーフ)でバンボデー・トレーラ等全製品・部品を対象に2026年4月(部品は10月)から製品約15%値上げ・部品10~20%値上げを実施するほか、他事業グループも状況に即して適時実施するとしている。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)増減
売上高6,900億円5,855億円+1,045億円(17.9%増)
営業利益270億円256億円+14億円(5.4%増)
経常利益250億円236億円+14億円(5.7%増)
親会社株主に帰属する当期純利益165億円156億円+9億円(5.8%増)
1株当たり配当金100円80円+20円
セグメント指標2027年3月期(予想)
アルミナ・化成品、地金売上高2,240億円
アルミナ・化成品、地金営業利益150億円
板、押出製品売上高1,410億円
板、押出製品営業利益55億円
加工製品、関連事業売上高2,020億円
加工製品、関連事業営業利益30億円
箔、粉末製品売上高1,230億円
箔、粉末製品営業利益75億円
管理・共通営業利益△40億円
合計売上高6,900億円
合計営業利益270億円
日本軽金属ホールディングスのセグメント予想(前期比)
出典:日本軽金属ホールディングス 2026年3月期決算説明資料 P.16

株主還元

2027年3月期の1株当たり配当金は100円(中間40円、期末60円)とし、2026年3月期比20円の増配を計画している。株主還元方針については、総還元性向40%程度(自己株式の取得を含む)へ変更した。

日本軽金属ホールディングスの1株当たり配当金推移
出典:日本軽金属ホールディングス 2026年3月期決算説明資料 P.21

※本記事は日本軽金属ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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