※本記事は雨風太陽が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社雨風太陽は2025年12月期の連結決算で、売上高1,027百万円(前期比+6百万円、+0.6%)となり、6期連続の過去最高売上高を達成した。営業損益は▲7百万円(前期比+148百万円改善)、経常損益は20百万円(前期比+180百万円改善)となり、上場来初となる経常損益の黒字化を達成した。当期純損益は▲4百万円(前期比+159百万円改善)だった。2026年12月期は売上高1,094百万円、営業損益25百万円を計画しており、営業損益の黒字化を見込む。
連結業績(2025年12月期 実績)
個人向けサービスの食品事業では、前年度に補助事業により一時的に増加していた支払送料が無くなったことに加え、当期より開発費の資産計上を開始したことによる人件費減少等により、売上高販管費比率が前期64%から当期51%へ改善した。全社費用も組織運営の効率化などにより減少し、営業損益は前年比148百万円改善した。経常損益は営業損益の改善に加え、ALPS処理水関連の補助金収入26百万円の計上により前年比180百万円改善し、上場来初の黒字化を達成した。当期純損益は繰延税金資産の計上による法人税等調整額(益)5百万円があった一方、「STAY JAPAN」ののれん減損損失29百万円を計上し、▲4百万円となった。
| 項目 | 2025年12月期(当期) | 2024年12月期(前期) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,027百万円 | 1,021百万円 | +6百万円(+0.6%) |
| 営業損益 | ▲7百万円 | ▲155百万円 | +148百万円 |
| 経常損益 | 20百万円 | ▲160百万円 | +180百万円 |
| 当期純損益 | ▲4百万円 | ▲163百万円 | +159百万円 |

セグメント別の状況
個人向けサービスは、食品事業の売上高が前年比7.4%減少した一方、旅行事業は「おやこ地方留学」の参加家族数拡大などにより前年比55.2%増加し、セグメント計の売上高は726百万円(前年比3.7%減)となった。営業損益は食品事業における売上高販管費比率の改善などにより170百万円(前年比+97百万円)となった。法人向けサービスは、自治体事業の売上高が前年比10.2%増加したことなどにより、セグメント計の売上高は301百万円(前年比12.8%増)、営業損益は48百万円(前年比+16百万円)となった。全社費用は組織運営の効率化などにより▲226百万円(前年比+34百万円)となった。
| セグメント | 指標 | 2025年12月期(当期) | 2024年12月期(前期) |
|---|---|---|---|
| 個人向けサービス | 売上高 | 726百万円 | 754百万円 |
| 個人向けサービス | 営業損益 | 170百万円 | 73百万円 |
| 法人向けサービス | 売上高 | 301百万円 | 267百万円 |
| 法人向けサービス | 営業損益 | 48百万円 | 31百万円 |
| 全社費用 | 営業損益 | ▲226百万円 | ▲261百万円 |
| 合計 | 売上高 | 1,027百万円 | 1,021百万円 |
| 合計 | 営業損益 | ▲7百万円 | ▲155百万円 |

通期業績予想
2026年12月期は、個人向け・法人向けサービス共に増収を見込む。個人向けサービスは食品事業、旅行事業の増収により、法人向けサービスは自治体事業の領域拡大に伴う組織強化により、それぞれ増益を見込む。全社費用は組織運営の効率化により減少を見込む。経常損益は営業損益の増加がある一方、ALPS処理水関連の補助金収入の剥落(▲21百万円)を見込む。当期純損益は「STAY JAPAN」ののれん減損損失の剥落(+29百万円)などにより増益を見込む。
| 項目 | 2026年12月期(予想) | 2025年12月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,094百万円 | 1,027百万円 | +67百万円(+6.4%) |
| 営業損益 | 25百万円 | ▲7百万円 | +32百万円 |
| 経常損益 | 28百万円 | 20百万円 | +8百万円 |
| 当期純損益 | 30百万円 | ▲4百万円 | +34百万円 |

インパクト指標実績
当社は「売上高」に3つのインパクト指標を加えた4指標を、成長戦略の進捗を示す経営指標として採用している。2025年12月期実績(当社サービス利用データより算出、2025年12月現在)は、生産者や地域の事業者と消費者が直接やりとりをする「顔の見える取引」にかかる流通総額が約130億2,315万円、生産者と消費者のコミュニケーション数が1,274万5,813件、「ポケマルおやこ地方留学」「STAY JAPAN」等を通じて都市と地方を往来して過ごした日数が18,114日となった。また、Vision発信量(ソーシャルキャピタル)は36,363時間人(予算達成率90.9%)、Vision共感者数(ソーシャルアセット)は1,873人(予算達成率62.4%)だった。

トピックス
2025年4月、生産者のもとでの体験と現地での宿泊を組み合わせたサービスを提供する宿泊予約サイト「STAY JAPAN」を事業譲受した。事業運営の体制構築に想定より時間を要したことにより、事業譲受の際に計上したのれんについて2025年12月期に減損損失29百万円を計上した。自治体事業では、67自治体との連携を行い、取引自治体数は前期より23自治体増加し、令和7年度の国や地方公共団体からの受託事業の総数は67と単年度では過去最高の案件数となった。また、2025年1月より、社会性を追い求める代表取締役社長と、経済性を追い求める代表取締役副社長による2人代表制に移行した。
※本記事は雨風太陽が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。