多木化学

多木化学、2025年12月期は営業利益31億63百万円で18.6%増 当期純利益は42.5%増の32億77百万円

決算サマリー 2026.08.27
多木化学、2025年12月期は営業利益31億63百万円で18.6%増 当期純利益は42.5%増の32億77百万円

※本記事は多木化学が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

多木化学の2025年12月期(連結)業績は、売上高419億77百万円(前期比+30億61百万円、+7.9%)、営業利益31億63百万円(前期比+4億95百万円、+18.6%)、経常利益37億80百万円(前期比+6億19百万円、+19.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益32億77百万円(前期比+9億78百万円、+42.5%)となった。会社は、肥料及び水処理薬剤の販売数量の増加、原料価格の上昇に伴う販売価格の値上がりが進んだことに加え、各セグメントの事業が堅調に推移した結果としている。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

主要経営指標では、自己資本当期純利益率(ROE)が8.1%(2024年12月期6.4%、2023年12月期4.1%)、総資産経常利益率(ROA)が6.1%(同5.8%、2.6%)、売上高営業利益率が7.5%(同6.9%、2.6%)と、いずれも2期連続で上昇した。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが23億10百万円(前期43億43百万円)、投資活動によるキャッシュ・フローが△10億56百万円(前期△16億13百万円)、財務活動によるキャッシュ・フローが△14億55百万円(前期△3億52百万円)で、現金及び現金同等物期末残高は72億56百万円(前期74億58百万円)となった。有形・無形固定資産の増加額は15億93百万円(前期比△2億85百万円)、減価償却費は13億69百万円(前期比+1億24百万円)、EBITDA(営業利益+減価償却費(のれんを含む)にて算出)は45億33百万円(前期比+6億20百万円)だった。

項目2025年12月期2024年12月期増減額前期比
売上高419億77百万円389億16百万円+30億61百万円+7.9%
営業利益31億63百万円26億68百万円+4億95百万円+18.6%
経常利益37億80百万円31億61百万円+6億19百万円+19.6%
親会社株主に帰属する当期純利益32億77百万円22億99百万円+9億78百万円+42.5%
1株当たり年間配当金75円(予定)55円+20円(予定)+36.4%

セグメント別業績(2025年12月期)

アグリ事業は、肥料の販売数量が増加したことや、原料価格の上昇による値上がりで、売上高118億63百万円(前期比+10.1%)、生産方式の合理化などにより営業利益4億85百万円(前期比+110.9%)と、いずれも大幅増加した。化学品事業は、水処理薬剤(超高塩基度ポリ塩化アルミニウム)の販売数量増加と原料価格上昇に伴う販売価格是正により水処理売上高134億17百万円(前期比+11.8%)、機能性材料はスマートフォン向け高純度酸化タンタルが競争激化で減少したが自動車関連セラミック繊維向け高塩基性塩化アルミニウム等が好調で売上高66億19百万円(前期比+7.3%)となり、セグメント計の売上高は202億12百万円(前期比+10.3%)、セグメント利益23億12百万円(前期比+10.8%)といずれも大幅増加した。不動産事業は、ショッピングセンターの賃料収入は前期並みで推移したものの賃貸物件の減少などにより売上高13億15百万円(前期比△1.8%)、セグメント利益7億21百万円(前期比△2.0%)と減収減益となった。建材事業は石こうボードの販売数量が減少したが販売価格上昇により売上高37億97百万円(前期比+2.5%)、エネルギーコスト減少などによりセグメント利益1億52百万円(前期比+178.7%)の大幅増加。石油事業は燃料油の販売数量が需要減退で減少したが販売価格値上がりにより売上高19億63百万円(前期比+0.3%)、販管費削減などによりセグメント利益16百万円(前期比+28.1%)の大幅増加。運輸事業は物品販売が減少したが貨物輸送量・荷役量の増加により売上高28億26百万円(前期比+0.5%)、セグメント利益3億8百万円(前期比+3.9%)となった。

セグメント売上高(当期)売上高(前期)セグメント利益(当期)セグメント利益(前期)
アグリ事業118億63百万円107億79百万円4億85百万円2億30百万円
化学品事業202億12百万円183億23百万円23億12百万円20億86百万円
不動産事業13億15百万円13億38百万円7億21百万円7億36百万円
建材事業37億97百万円37億2百万円1億52百万円54百万円
石油事業19億63百万円19億57百万円16百万円13百万円
運輸事業28億26百万円28億13百万円3億8百万円2億96百万円
調整額△8億32百万円△7億49百万円
合計419億77百万円389億16百万円31億63百万円26億68百万円
令和7年12月期 業績概要(連結)
出典:多木化学 2025年12月期決算説明資料 P.4
令和7年12月期 セグメント別業績(連結)
出典:多木化学 2025年12月期決算説明資料 P.6

通期業績予想(2026年12月期)

会社は2026年12月期の連結業績予想として、売上高430億円(前期比+10億23百万円)、営業利益24億50百万円(前期比△7億13百万円)、経常利益30億50百万円(前期比△7億30百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益26億50百万円(前期比△6億27百万円)、1株当たり当期純利益317.79円(前期比△71.26円)を予想している。会社は、肥料及び水処理薬剤などの販売価格の値上がりを見越し売上高は増加となるものの、不透明な原料情勢を背景に営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は減少すると予想している。また「中期経営計画2028」では、2026年12月期の目標を売上高420億円、営業利益30億円、ROE6.0%以上としていたが、2025年12月期実績はROE8.1%となり、会社は計画を上方修正したとしている。修正後の最終年(2027年12月期)目標は売上高440億円、営業利益35億円、ROE7.0%以上。

項目2025年12月期(実績)2026年12月期(予想)増減額
売上高419億77百万円430億円+10億23百万円
営業利益31億63百万円24億50百万円△7億13百万円
経常利益37億80百万円30億50百万円△7億30百万円
親会社株主に帰属する当期純利益32億77百万円26億50百万円△6億27百万円
1株当たり当期純利益389.05円317.79円△71.26円
令和8年12月期 業績予想(連結)
出典:多木化学 2025年12月期決算説明資料 P.22

株主還元

2025年12月期の配当は1株当たり年間75円(普通配当60円、記念配当5円、特別配当10円)を予定している。2024年12月期は1株当たり年間55円(普通配当50円、記念配当5円)だった。2026年12月期は1株当たり年間80円(普通配当80円)を予想している。配当性向(連結)は2024年12月期20.3%、2025年12月期(予定)19.3%、2026年12月期(予想)25.2%。

配当金(1株)内訳配当性向(連結)
2024年12月期55円普通配当50円、記念配当5円20.3%
2025年12月期(予定)75円普通配当60円、記念配当5円、特別配当10円19.3%
2026年12月期(予想)80円普通配当80円25.2%
配当の状況
出典:多木化学 2025年12月期決算説明資料 P.11

※本記事は多木化学が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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