※本記事はマークラインズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
マークラインズは2025年12月期の連結業績として、売上高5,570百万円(前期比0.1%増)、営業利益2,095百万円(同5.4%減)、経常利益2,146百万円(同3.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,519百万円(同3.7%減)を計上した。売上高はほぼ横ばいで着地した一方、ベンチマークセンターの稼働などに伴う固定費の増加により営業利益以下は減益となった。情報プラットフォーム事業の既存契約価格改定や生成AI機能の投入など新たな施策を進めている。
連結業績(2025年12月期 実績)
2025年12月期の業績予想(修正後)との比較では、売上高が予想比0.5%下回り、営業利益は予想比0.2%下回った一方、経常利益は予想比2.2%上回り、親会社株主に帰属する当期純利益は予想比4.8%上回った。
| 項目 | 2025年12月期 実績 | 前期比 | 2025年12月期 予想(修正後) | 予想比 |
|---|---|---|---|---|
| 連結売上高 | 5,570百万円 | +0.1% | 5,600百万円 | △0.5% |
| 連結営業利益 | 2,095百万円 | △5.4% | 2,100百万円 | △0.2% |
| 連結経常利益 | 2,146百万円 | △3.6% | 2,100百万円 | +2.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,519百万円 | △3.7% | 1,450百万円 | +4.8% |

セグメント別の状況
セグメント別では、情報プラットフォーム事業が既存契約の積み上がりや人民元高による増収効果により売上高3,834百万円(前期比5.6%増)、セグメント利益1,897百万円(同1.5%増)となった。プロモーション広告事業はリピート受注の安定と案件単価の上昇により売上高136百万円(同20.2%増)、セグメント利益103百万円(同7.5%増)と好調に推移した。市場予測情報販売事業も台数予測情報への需要が高水準で推移し増収増益となった。一方、車両・部品調達代行事業、分解調査データ販売事業、コンサルティング事業は前期比で減収減益となった。人材紹介事業と車両分解・計測事業はセグメント損失を計上した。
| セグメント | 指標 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 情報プラットフォーム事業 | 売上高 | 3,834百万円 | 3,629百万円 | +5.6% |
| 情報プラットフォーム事業 | セグメント利益 | 1,897百万円 | 1,869百万円 | +1.5% |
| プロモーション広告事業 | 売上高 | 136百万円 | 113百万円 | +20.2% |
| プロモーション広告事業 | セグメント利益 | 103百万円 | 96百万円 | +7.5% |
| 市場予測情報販売事業 | 売上高 | 304百万円 | 295百万円 | +3.0% |
| 市場予測情報販売事業 | セグメント利益 | 91百万円 | 87百万円 | +4.2% |
| 車両・部品調達代行事業 | 売上高 | 462百万円 | 494百万円 | △6.6% |
| 車両・部品調達代行事業 | セグメント利益 | 28百万円 | 50百万円 | △44.0% |
| 分解調査データ販売事業 | 売上高 | 116百万円 | 186百万円 | △37.8% |
| 分解調査データ販売事業 | セグメント利益 | 28百万円 | 64百万円 | △56.4% |
| 自動車ファンド事業 | 売上高 | 39百万円 | 39百万円 | +0.0% |
| 自動車ファンド事業 | セグメント利益 | 17百万円 | 5百万円 | +241.2% |
| コンサルティング事業 | 売上高 | 486百万円 | 625百万円 | △22.4% |
| コンサルティング事業 | セグメント利益 | 8百万円 | 65百万円 | △86.6% |
| 人材紹介事業 | 売上高 | 91百万円 | 78百万円 | +15.9% |
| 人材紹介事業 | セグメント利益 | △33百万円 | △33百万円 | - |
| 車両分解・計測事業 | 売上高 | 100百万円 | 98百万円 | +2.0% |
| 車両分解・計測事業 | セグメント利益 | △36百万円 | 10百万円 | - |
| 連結売上高 | – | 5,570百万円 | 5,562百万円 | +0.1% |
| 連結営業利益 | – | 2,095百万円 | 2,216百万円 | △5.4% |

情報プラットフォーム事業のKPI
情報プラットフォーム事業の契約企業数は2025年12月末時点で5,476件となり、2024年12月末の5,616件から減少した。ご利用企業数は2025年12月末時点で7,430社となった(資料には2025年各四半期末の数値のみ開示)。資料は、2025年に入り世界全体で外部環境が急速に変化したことを受け、不況耐性に乏しい中堅・小規模企業の解約が増加し、日本・中国・アジア・北米・欧州で契約数・ご利用企業数がともに減少したとしている。既存顧客の平均契約単価(円建て)は2025年12月末時点で636,004円となり、2024年12月末比8.6%上昇した。新規顧客の平均契約単価(円建て)は2025年通期で676,636円となり、2024年通期比17.5%上昇した。資料は、比較的高価格帯プランの申し込み増加により円建ての平均単価が押し上げられたとしている。既存契約については、提供開始以来20年以上据え置いてきた利用料金を2025年12月より順次改定した。情報プラットフォーム事業の地域別売上高は以下の通り。
| 地域 | 2025年通期 | 2024年通期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 1,377百万円 | 1,361百万円 | +1.2% |
| 中国 | 670百万円 | 644百万円 | +4.1% |
| アジア | 714百万円 | 663百万円 | +7.8% |
| 北米 | 585百万円 | 512百万円 | +14.3% |
| 欧州 | 450百万円 | 420百万円 | +7.1% |
| その他 | 35百万円 | 28百万円 | +27.1% |
| 合計 | 3,834百万円 | 3,629百万円 | +5.6% |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期の連結業績予想は、売上高6,150百万円(前期比10.4%増)、営業利益2,350百万円(同12.1%増)、経常利益2,380百万円(同10.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,660百万円(同9.2%増)としている。前提となる為替レートはUSD157円、EUR186円、CNY22.5円。資料は、2025年12月期は15期連続となる最高益更新を達成することができなかったとし、2026年12月期は再び最高益を更新する見通しとしている。
| 項目 | 2026年12月期計画 | 2025年12月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 連結売上高 | 6,150百万円 | 5,570百万円 | +10.4% |
| 連結営業利益 | 2,350百万円 | 2,095百万円 | +12.1% |
| 連結経常利益 | 2,380百万円 | 2,146百万円 | +10.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,660百万円 | 1,519百万円 | +9.2% |

事業トピック
2025年下半期より生成AIを活用した検索機能の開発を本格化し、2026年1月に情報プラットフォーム法人会員向けの追加サービスとして「マークラインズ生成AIβ版」の提供を開始した。自動車産業支援ファンド2021投資事業有限責任組合を通じ、2025年2月に株式会社ミックウェア(兵庫県神戸市)、同年12月にKopherBit Co., Ltd.(台湾)に対し投資を実行した。ミックウェアは2026年1月に米国証券取引委員会に対し、米国預託株式の新規公開計画に関する登録届出書を提出したと発表した。2025年4月には華勤技術股份有限公司(中国)との合弁会社「株式会社マークラインズソフト開発」(資本金90百万円、出資比率マークラインズ51%・華勤技術股份有限公司49%)を設立し、日系メーカー向け車載ソフトウェア開発受託サービスの提供を開始した。2025年12月には、本社オフィスおよび赤坂サテライトオフィスを統合し、山王パークタワーから六本木セントラルタワー(収容人数およそ200名)へ本社を移転した。
※本記事はマークラインズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。