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クリエートメディック、2025年12月期は営業利益45%増も純利益15%減 2026年12月期は増収増益を計画

決算サマリー 2026.08.27
クリエートメディック、2025年12月期は営業利益45%増も純利益15%減 2026年12月期は増収増益を計画

※本記事はクリエートメディックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

クリエートメディック株式会社は2025年12月期(通期)の決算を発表した。国内販売および輸出販売が順調に推移し、売上高は13,617百万円(前期比+4.5%)となった。主に売上増加や原価高騰を背景にした価格改定により、営業利益は1,005百万円(同+45.1%)、経常利益は988百万円(同+31.7%)と大幅な増益となった。一方、前期に計上した旧本社売却益300百万円が剥落したことなどにより、当期純利益は713百万円(同△15.1%)と減益となった。2026年12月期は、売上高13,960百万円(同+2.5%)、営業利益1,060百万円(同+5.5%)、経常利益1,070百万円(同+8.3%)、当期純利益750百万円(同+5.1%)を計画している。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

自社販売は新製品・価格改定効果により好調に推移した。海外販売は欧州向け輸出が好調だった一方、中国において集中購買の影響により微減となり、売上全体は前年比+4.5%の増収となった。人件費は処遇改善により給与賞与が増加したものの、退職給付費用の減少により4百万円減少した。経費は研究開発費が860百万円(前年比+24百万円)に増加した一方、前期の本社移転に伴う消耗品費・減価償却費の減少により18百万円減少した。営業外・特別損益では、為替差損が円安の影響により増加したほか、特別利益は前期に計上した旧本社売却益300百万円が剥落したため減少した。

項目2025年12月期2024年12月期増減
売上高13,617百万円13,030百万円+587百万円(+4.5%)
売上原価7,623百万円7,326百万円+297百万円(+4.1%)
売上総利益5,993百万円5,704百万円+289百万円(+5.1%)
販売費及び一般管理費4,988百万円5,011百万円△22百万円(△0.5%)
営業利益1,005百万円692百万円+312百万円(+45.1%)
経常利益988百万円750百万円+237百万円(+31.7%)
当期純利益713百万円840百万円△127百万円(△15.1%)
2025年12月期実績 決算ハイライト
出典:クリエートメディック 2025年12月期 連結決算報告 P.4

販売チャネル別の状況

販売チャネル別売上高は、自社販売が7,734百万円(前年比+7.7%)、OEM販売が1,284百万円(同+3.6%)と増加した一方、海外販売は4,598百万円(同△0.2%)とわずかに減少した。自社販売は既存の泌尿器系製品の好調に加え新製品が好調で全体の売上を牽引した。海外販売のうち欧州向けは、MDR(欧州医療機器規則)切替前の前倒し需要や競合先の自主回収により増加した一方、中国は消化器系製品が好調だったものの泌尿器系製品が集中購買の影響を受けて減少した。OEM販売は血管系製品の取引終了に伴う減少があったものの、内視鏡関連製品の好調により増加した。営業利益は、売上数量の増加(+199百万円)と販売価格の値上げ(+158百万円)が押し上げ要因となった一方、為替変動の影響(△54百万円)とその他原価要因(△13百万円)が押し下げ要因となり、販管費減少(+22百万円)を含め692百万円から1,005百万円に増加した。

区分2025年12月期2024年12月期前年比
自社販売7,734百万円7,182百万円+7.7%
海外販売4,598百万円4,608百万円△0.2%
OEM販売1,284百万円1,239百万円+3.6%
2025年12月期実績 売上推移
出典:クリエートメディック 2025年12月期 連結決算報告 P.5

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期は、新製品3品目の発売を予定しており、従来品の拡販とあわせて販売を強化する計画である。輸出販売は欧州のMDR切替が進み堅調に推移すると予測する一方、中国販売は集中購買が国家レベルに拡大しており今後の対策を進めるとしている。インドは販売会社による営業活動を開始し、2024年発売の新製品が好調を維持するため伸長する見込みである。営業利益は、国内販売等の数量増加(+168百万円)と販売価格の値上げ(+150百万円)を計画する一方、中国集中購買の影響(△100百万円)と販管費の増加(△163百万円)を見込み、1,005百万円から1,060百万円に増加する計画である。

項目2026年12月期(計画)2025年12月期(実績)増減率
売上高13,960百万円13,617百万円+2.5%
売上原価7,747百万円7,623百万円+1.6%
売上総利益6,212百万円5,993百万円+3.6%
販売費及び一般管理費5,152百万円4,988百万円+3.3%
営業利益1,060百万円1,005百万円+5.5%
経常利益1,070百万円988百万円+8.3%
当期純利益750百万円713百万円+5.1%
2026年12月期計画 連結業績予想
出典:クリエートメディック 2025年12月期 連結決算報告 P.14

中長期経営計画・資本コストを意識した経営

中長期経営計画では、2025年12月期実績の営業利益10億円・営業利益率7.4%に対し、2027年経営目標として営業利益13億円・営業利益率8%、2034年経営目標として営業利益30億円・営業利益率15%を掲げている。海外戦略では、2025年の海外売上高45億円・海外売上高比率33.8%に対し、2034年に海外売上高100億円・海外売上高比率50.0%を目指し、インド・東南アジア地域への市場開拓を進めるとしている。資本コストや株価を意識した経営指標として、2025年実績は営業利益率7.4%、ROE4.4%、資本コスト5.4%、PBR0.53倍であり、2027年目標は営業利益率8.0%、ROE7.0%、PBR0.70倍としている。株主還元として自社株買い2億円を実施したほか、配当性向50%の維持やIR・情報開示の推進に取り組むとしている。

株主還元

2026年12月期の配当予定は47円(前期比+2円)で、内訳は中間配当20円、期末配当27円を計画している。2025年12月期の配当は45円(中間17円、期末28円)だった。今後はさらなる株主還元の充実として連結配当性向50.0%を目安としつつ、資本政策の指標として中長期的に純資産配当率(DOE)を4%まで引き上げていくことを目指すとしている。また、将来の資本効率性の改善および企業価値向上に向けて自己株式の取得などの諸施策も機動的に実施するとしている。

項目内容
2025年12月期配当(実績)45円(中間17円、期末28円)
2026年12月期配当(予定)47円(前期比+2円、中間20円、期末27円)
連結配当性向の目安50.0%
DOE(純資産配当率)目標中長期的に4%まで引き上げ
2026年12月期 株主還元方針の改定
出典:クリエートメディック 2025年12月期 連結決算報告 P.17

※本記事はクリエートメディックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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