※本記事はPOPERが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
POPERの2025年10月期(通期)は、売上高1,389百万円(前期比+29.7%)、売上総利益1,044百万円(同+30.9%、売上総利益率75.2%)、営業利益174百万円(同+138.2%、営業利益率12.6%)、経常利益172百万円(同+145.5%)、当期純利益138百万円(同+65.9%)となった。有料契約企業数は1,939社(前年同期比+14.8%)に拡大した。一方、2026年10月期の業績予想は、システム基盤強化や人材確保への先行投資を理由に、営業利益85百万円(前期比△50.8%)、当期純利益55百万円(同△59.7%)と減益を見込んでいる。
業績(2025年10月期 実績)
大手顧客向け施策の奏功や中小顧客向けの効果的なマーケティング活動等により、売上高は前期比約3割の増収、営業利益は前期比約138%の増益となった。売上総利益率は75.2%(前期比+0.7pt)に向上し、販管費率は改善した。
| 項目 | 2025年10月期(当期) | 2024年10月期(前期) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,389 | 1,071 | +29.7% |
| 売上総利益 | 1,044 | 797 | +30.9% |
| 売上総利益率 | 75.2% | 74.5% | +0.7pt |
| 販管費 | 869 | 724 | +20.1% |
| 営業利益 | 174 | 73 | +138.2% |
| 営業利益率 | 12.6% | 6.8% | +5.8pt |
| 経常利益 | 172 | 70 | +145.5% |
| 当期純利益 | 138 | 83 | +65.9% |

主要KPI(2025年10月期)
有料契約企業数は新規顧客の順調な獲得により前年同期比+14.8%の1,939社となった。課金生徒ID数は505,000超(前年同期比+13.7%)、ARRは9.4%増となった一方、ARPUは中小顧客の契約社数増加により前年同期比▲4.7%となった。顧客の解約率は0.6%と、引き続き低水準を維持している。
| 指標 | 2025年10月期(当期) | 2024年10月期(前期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 有料契約企業数 | 1,939社 | 1,689社 | +14.8% |
| ARPU(円/社/月) | 51,816 | 54,365 | ▲4.7% |
| ARR(百万円) | 1,205 | 1,101 | +9.4% |
| 顧客の解約率 | 0.6% | 0.4% | – |
| 課金生徒ID数(千ID) | 505 | 444 | +13.7% |

通期業績予想(2026年10月期)
2026年10月期は、売上高1,425百万円(前期比+2.6%)を見込む一方、カスタマイズ開発等の一時的なスポット売上の減少や、習い事・学校領域への人材強化、サーバー増強・セキュリティ強化への先行投資により、営業利益は85百万円(同△50.8%)、経常利益は83百万円(同△51.7%)、当期純利益は55百万円(同△59.7%)と、いずれも減益を見込む。資料は、減益分の80%以上について、中長期的な競争優位性を盤石にするための「将来の成長に向けた先行投資フェーズ」と位置づけている。
| 項目 | 2026年10月期(予想) | 2025年10月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,425 | 1,389 | +2.6% |
| 売上総利益 | 1,019 | 1,044 | △2.4% |
| 売上総利益率 | 71.5% | 75.2% | △3.7pt |
| 販管費 | 933 | 869 | +7.4% |
| 営業利益 | 85 | 174 | △50.8% |
| 営業利益率 | 6.0% | 12.6% | △6.6pt |
| 経常利益 | 83 | 172 | △51.7% |
| 当期純利益 | 55 | 138 | △59.7% |

営業利益増減要因(2026年10月期予想)
資料が示す2026年10月期の営業利益増減要因によれば、2025年10月期の営業利益174百万円に対し、Comiru事業の増加分が+165百万円ある一方、Comiru事業のカスタマイズ開発減少分が▲94百万円、BITCAMPUS事業の売上減少分が▲40百万円、習い事・学校領域への人材強化が▲59百万円、サーバー増強・セキュリティ強化が▲61百万円のマイナス要因となり、2026年10月期の営業利益は85百万円となる見込み。資料は、大手顧客の解約は発生しておらず、カスタマイズ開発の一時的な減少であるとしている。
| 区分 | 金額(百万円) |
|---|---|
| 営業利益(2025年10月期) | 174 |
| Comiru事業増加分 | +165 |
| Comiru事業カスタマイズ開発減少分 | ▲94 |
| BITCAMPUS事業売上減少分 | ▲40 |
| 習い事・学校領域への人材強化 | ▲59 |
| サーバー増強・セキュリティ強化 | ▲61 |
| 営業利益(2026年10月期) | 85 |

株主還元
資料によれば、株主優待や剰余金の配当ではなく、EPSの向上に直結する自社株買いを優先的な株主還元策として検討するとしている。2026年10月期以降の財源規制解消を見据え、株価水準や資金需要を勘案しながら機動的な実施を検討するとしている。
中長期成長戦略/トピック
資料は、オーガニック成長・M&A・株主還元の三位一体戦略を推進し、2030年までに時価総額100億円の早期達成を目指すとしている。資本配分方針としては、事業成長への継続投資、事業拡大のためのM&A実施、新株発行の抑制と手元資金の活用、自社株買いによる株主還元の4方針を掲げ、有利子負債比率は現状の15%から70%前後を目途に段階的に引き上げる方針としている。中長期的には営業利益率20%の実現を見据えている。
※本記事はPOPERが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。