※本記事はビジネスエンジニアリングが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ビジネスエンジニアリングは2026年5月12日、2026年3月期(通期)の決算を発表した。売上高は24,442百万円(前期比17.6%増)、営業利益は6,411百万円(同37.1%増)、経常利益は6,435百万円(同37.5%増)、純利益は4,890百万円(同46.8%増)となり、売上高・各段階利益・受注高のすべてで過去最高を更新した。ソリューション事業・プロダクト事業がともに高成長を達成したほか、一過性の税負担軽減等もあり純利益は大幅増益となった。年間配当は前期比21.6円増の41.6円(配当性向50.9%)とする。
業績(2026年3月期 実績)
ソリューション事業・プロダクト事業とも旺盛な需要に対応し、大幅増収が大幅増益をけん引した。売上高は前期比17.6%増の24,442百万円、売上総利益率は43.8%から45.6%に改善、営業利益は同37.1%増の6,411百万円(営業利益率22.5%→26.2%)となった。経常利益は同37.5%増の6,435百万円。純利益は一過性の税負担軽減等もあり同46.8%増の4,890百万円となり、10期連続で過去最高を更新した。受注高は同13.3%増の24,585百万円。ROEは33.2%(前期比+5.8pt)、配当性向は50.9%(同+14.9pt)となった。(単位:百万円)
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 24,442 | 20,776 | 17.6% |
| 営業利益 | 6,411 | 4,676 | 37.1% |
| 経常利益 | 6,435 | 4,679 | 37.5% |
| 純利益 | 4,890 | 3,330 | 46.8% |
| 受注高 | 24,585 | 21,690 | 13.3% |
セグメント別の状況
ソリューション事業は案件基盤が厚いなかでプロジェクトの円滑遂行により、売上高は前期比18.5%増の15,582百万円、営業利益は同30.7%増の4,751百万円(営業利益率30.5%)となった。プロダクト事業は市場優位性と高い導入ニーズを背景にmcframeライセンス販売が伸長し、売上高は同18.7%増の8,408百万円、営業利益は同21.6%増の3,205百万円(営業利益率38.1%)となった。システムサポート事業は売上高が同16.7%減の451百万円となったが、営業利益は同1.8%増の508百万円だった。mcframeライセンス売上高は同20.8%増の6,184百万円で過去最高を更新した。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| ソリューション事業 | 売上高 | 15,582 | 13,150 |
| プロダクト事業 | 売上高 | 8,408 | 7,083 |
| システムサポート事業 | 売上高 | 451 | 542 |
| ソリューション事業 | 営業利益 | 4,751 | 3,635 |
| プロダクト事業 | 営業利益 | 3,205 | 2,636 |
| システムサポート事業 | 営業利益 | 508 | 499 |

通期業績予想(2027年3月期)
会社は成長戦略「BE 2030」を推進し、2027年3月期は非連結だった海外子会社5社すべてを連結化する。継続的な売上成長と連結範囲拡大により売上高は前期比9.6%増の26,800百万円(5期連続で過去最高見込み)、営業利益は同7.6%増の6,900百万円(11期連続で過去最高見込み)を計画する。一方、純利益は前期に計上した一過性の税負担軽減等が剥落するため同5.9%減の4,600百万円を見込み、ROEも純利益の減少と純資産増加により33.2%から26.3%(同△6.9pt)に低下する見通し。なお、連結範囲変更に伴う通期予想値への影響額は、売上高+1,200百万円、営業利益+200百万円、純利益+150百万円としている。累進配当方針により、年間配当は前期比0.4円増の42.0円(配当性向54.5%)を予定する。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 26,800 | 24,442 | 9.6% |
| 営業利益 | 6,900 | 6,411 | 7.6% |
| 経常利益 | 6,900 | 6,435 | 7.2% |
| 純利益 | 4,600 | 4,890 | △5.9% |
| ROE | 26.3% | 33.2% | △6.9pt |
| 1株あたり年間配当金 | 42.0円 | 41.6円 | +0.4円 |

セグメント別業績予想(2027年3月期)
セグメント別では、ソリューション事業は顧客との長期的な信頼関係を背景に前期比2.7%増の16,000百万円、プロダクト事業は海外現地法人の連結化とライセンス販売拡大により同22.5%増の10,300百万円、システムサポート事業は同10.7%増の500百万円を計画する。mcframeライセンス売上高は同13.2%増の7,000百万円を見込む。
| セグメント | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| ソリューション事業 | 16,000 | 15,582 | 2.7% |
| プロダクト事業 | 10,300 | 8,408 | 22.5% |
| システムサポート事業 | 500 | 451 | 10.7% |
| mcframeライセンス | 7,000 | 6,184 | 13.2% |

株主還元
2026年3月期から配当性向50%超の方針とし、純利益の大幅増もあって年間配当は前期比21.6円増の41.6円(配当性向50.9%)、11期連続増配・過去最高を達成した。期末配当は1株26.0円(前期比+14.4円)。2027年3月期は累進配当方針に基づき、純利益の減益を見込むなかでも年間配当を維持し、前期比0.4円増の42.0円(配当性向54.5%)を予定する。

中期経営計画・トピック(成長戦略「BE 2030」)
会社は2030年度(2031年3月期)を目途とした成長戦略「BE 2030」を掲げ、FY30目標として売上高330億円、営業利益100億円、ROE20%以上を計画している。同資料ではすでに公開している事業セグメント(ソリューション・プロダクト・システムサポート)とは異なる事業区分(システムインテグレーション・ライセンス・グローバル・新規その他)を用いており、2026年3月期はいずれの区分もFY30目標の年平均成長率を上回るペースで進捗した。2027年3月期からは非連結だった海外現地法人5社すべてを連結化し、グローバル展開の起点として海外現地法人によるmcframeライセンス販売・導入サポートの拡大や新規海外拠点の設立を進め、FY30に売上高22億円(連結ベース)を目指す方針。
※本記事はビジネスエンジニアリングが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。