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ローム、2026年3月期は営業利益108億円で黒字転換も固定資産減損で純損失1,584億円 ― 27年3月期は純利益290億円の黒字を計画

決算サマリー 2026.08.11
ローム、2026年3月期は営業利益108億円で黒字転換も固定資産減損で純損失1,584億円 ― 27年3月期は純利益290億円の黒字を計画

※本記事はロームが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ロームの2026年3月期(2025年度)通期連結業績は、売上高4,811億円(前期比+7.3%)、営業利益108億円と前期の営業赤字から黒字転換した。一方、SiC事業の固定資産を中心に減損損失を計上した結果、当期純損失は1,584億円に拡大した。2027年3月期(2026年度)は売上高5,100億円、営業利益300億円、純利益290億円への回復を計画する。配当は年間50円を維持する方針。

目次

連結業績(当期 実績)

2026年3月期の連結業績は、売上高4,811億円(前期比+7.3%)、営業利益108億円(前期比+509億円の増益)、当期純利益は▲1,584億円(前期比▲1,084億円の減益)となった。売上増加や償却費を中心とした固定費の減少により営業利益は前年度の営業赤字から黒字に転換した一方、SiC事業の固定資産を中心に1,632億円の減損損失を特別損失に計上した結果、当期純損失は拡大した。期中平均為替レートは150.97円/US$(前期153.53円/US$との想定差)。

項目当期(FY25実績)前期(FY24実績)増減
売上高4,811億円4,484億円+7.3%
営業利益108億円開示なし(前期は営業赤字)+509億円(前年比増益)
当期純利益▲1,584億円開示なし▲1,084億円(前年比減益)

セグメント別の状況

LSIは売上2,183億円(前期比+7.1%)、セグメント利益245億円(利益率11.2%)と黒字転換した。半導体素子は売上2,052億円(+9.7%)、セグメント利益は▲227億円(利益率▲11.1%)と前期の▲458億円から赤字幅を縮小した。モジュールは売上315億円(▲3.0%)、利益35億円(+30.9%)、その他は売上259億円(+3.5%)、利益41億円(+62.6%)といずれも増益となった。

セグメント指標当期(FY25実績)前期(FY24実績)
LSI売上高2,183億円2,038億円
LSIセグメント利益(利益率)245億円(11.2%)▲7億円(▲0.4%)
半導体素子売上高2,052億円1,870億円
半導体素子セグメント利益(利益率)▲227億円(▲11.1%)▲458億円(▲24.5%)
モジュール売上高315億円325億円
モジュールセグメント利益(利益率)35億円(11.2%)26億円(8.3%)
その他売上高259億円250億円
その他セグメント利益(利益率)41億円(15.8%)25億円(10.1%)
2025年度通期実績の市場別・セグメント別・国籍別売上構成比
出典:ローム 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.4

通期業績予想(2027年3月期計画)

2027年3月期(2026年度)の通期計画は、売上高5,100億円(前期比+6.0%)、営業利益300億円(利益率5.9%、前期比+176.1%)、当期純利益290億円(利益率5.7%)を見込む。想定為替レートは153.53円/US$(前期実績150.97円/US$)。前期に計上した減損損失の影響により償却負担が減少することなどにより、営業利益の大幅な改善を見込む。

項目予想(FY26計画)前期(FY25実績)YoY
売上高5,100億円4,811億円+6.0%
営業利益300億円108億円+176.1%
当期純利益290億円▲1,584億円
2026年度通期計画の市場別・セグメント別・国籍別売上構成比
出典:ローム 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.9

株主還元

配当については、期末配当を1株当たり25円とする予定で、中間配当と合わせた年間配当は50円となる見込み。2027年3月期(2026年度)も年間50円の配当を予定している。

項目当期(FY25実績)翌期(FY26予想)
中間配当25円
期末配当25円
年間配当50円50円
株主還元の推移(配当・自己株取得・フリーキャッシュフロー)
出典:ローム 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.13

中期経営計画・構造改革

2028年度を最終年度とする中期経営計画では、売上高5,000億円以上、営業利益率20%以上、ROE9%以上を経営目標に掲げる。構造改革ではSiC事業の収益性改善や生産拠点再編、製造コストダウン、価格適正化、売上成長等により、FY2025からFY2028にかけて営業利益を1,000億円改善する計画で、実行フェーズに入り効果が着実に顕在化しているとする。また、東芝デバイス&ストレージの半導体事業との統合に向けてデューデリジェンスを開始したほか、三菱電機のパワーデバイス事業との統合についても並行して協議を進めている。

構造改革の進捗と2028年度に向けた営業利益改善計画
出典:ローム 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.16

※本記事はロームが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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