日本空調サービス

日本空調サービス、2026年3月期は売上高5期連続で過去最高 2027年3月期も増収増益を計画

決算サマリー 2026.08.27
日本空調サービス、2026年3月期は売上高5期連続で過去最高 2027年3月期も増収増益を計画

※本記事は日本空調サービスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

日本空調サービスは2026年3月期決算で、売上高692億円(前期比+7.5%)、営業利益47.5億円(同+13.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益36.9億円(同+19.1%)となった。売上高は5期連続、主力のメンテナンスサービス売上高は15期連続、リニューアル工事完成工事高は4期連続でそれぞれ過去最高を更新した。2024年6月に公表した「2024中期5ヵ年経営計画」は、2年目の2026年3月期時点で営業利益・経常利益・当期純利益が最終年度(2029年3月期)の目標数値を上回る結果となったため、新たに「2026中期4ヵ年経営計画」を策定した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は692億円(前期比+7.5%)、うちメンテナンスサービス売上高は416億円(同+4.6%、売上高比率60.1%)、リニューアル工事完成工事高は275億円(同+12.1%、同39.9%)だった。売上総利益は149億円(同+15.1%、利益率21.5%)で、資機材の調達価格や人件費上昇を吸収し、年間契約・スポット・工事の全てで利益が拡大した。販管費はベースアップによる人件費増加や業績賞与引当、技術・研修センター等の減価償却費増加により101億円(同+15.8%)に増加したが、営業利益は47.5億円(同+13.5%)、経常利益は51.0億円(同+16.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は36.9億円(同+19.1%)だった。

項目2024年3月期2025年3月期2026年3月期前期比(26/3)
売上高582億円644億円692億円+7.5%
メンテナンスサービス売上高366億円398億円416億円+4.6%
リニューアル工事完成工事高215億円246億円275億円+12.1%
売上総利益109億円129億円149億円+15.1%
販売費及び一般管理費73.4億円87.6億円101億円+15.8%
営業利益36.3億円41.9億円47.5億円+13.5%
経常利益38.6億円43.7億円51.0億円+16.8%
親会社株主に帰属する当期純利益27.2億円31.0億円36.9億円+19.1%
経営成績(連結)
出典:日本空調サービス 2026年3月期決算説明会資料 P.10

事業・受託施設別の状況

事業部門別の2026年3月期売上高構成比はPM(点検・整備等)36%、FM(常駐マネジメント)24%、RAC(リニューアル工事)40%。受託施設別売上高は、製造工場等が機器更新・設置工事等の増加により220億円(前期197億円)に拡大した一方、病院及び研究施設は大型工事案件の減少により238億円(前期241億円)とやや減少した。その他の特殊な施設は47.0億円(前期40.9億円)、オフィスビル等は学校での大型空調更新工事発生等により186億円(前期164億円)に伸びた。

受託施設2024年3月期2025年3月期2026年3月期
病院及び研究施設229億円241億円238億円
製造工場等165億円197億円220億円
その他の特殊な施設42.8億円40.9億円47.0億円
オフィスビル等144億円164億円186億円
受託施設別売上高
出典:日本空調サービス 2026年3月期決算説明会資料 P.16

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、不安定な国際情勢や物価上昇等が続くと予想するものの、省エネ・省コスト等の潜在ニーズの掘り起こしにより増収増益を計画する。売上高740億円(前期比+6.9%)、営業利益53.0億円(同+11.4%)、経常利益56.0億円(同+9.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益39.0億円(同+5.5%)を見込む。2024年・2025年・2026年3月期に続き、2026年4月にも正社員の給与水準を平均5.2%引き上げた。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績前期比
売上高740億円692億円+6.9%
メンテナンスサービス売上高440億円416億円+5.6%
リニューアル工事完成工事高300億円275億円+8.7%
売上総利益165億円149億円+10.6%
営業利益53.0億円47.5億円+11.4%
経常利益56.0億円51.0億円+9.6%
親会社株主に帰属する当期純利益39.0億円36.9億円+5.5%
2027年3月期業績予想
出典:日本空調サービス 2026年3月期決算説明会資料 P.22

株主還元

「2026中期4ヵ年経営計画」では、連結配当性向50%、ROE15%、純資産配当率(DOE)7.5%を目安とした累進的な配当による持続的な利益還元を掲げる。2026年3月期の年間配当は前回予想の52円(中間23円・期末29円)から2円引き上げ54.00円(配当性向50.6%)を実施予定。2027年3月期は57.00円(中間28.50円・期末28.50円、配当性向50.7%)を予定する。なお、2026年3月期末配当は2026年6月開催予定の定時株主総会に付議される。

項目2026年3月期2027年3月期(予想)
中間配当23.00円28.50円
期末配当29.00円28.50円
年間配当54.00円57.00円
配当性向50.6%50.7%
配当金及び配当性向の推移
出典:日本空調サービス 2026年3月期決算説明会資料 P.34

中期経営計画の見直し

2024年6月に公表した「2024中期5ヵ年経営計画」は、2年目にあたる2026年3月期の実績(営業利益47.6億円、経常利益51.1億円、当期純利益37.0億円)が、最終年度2029年3月期の当初目標(営業利益43.0億円、経常利益45.0億円、当期純利益32.0億円)をいずれも上回ったため、新たに「2026中期4ヵ年経営計画」を策定した。新計画では2030年3月期に売上高900億円、営業利益72.0億円(営業利益率8.0%)、経常利益76.0億円(同8.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益53.0億円(同5.9%)を目指す。

※本記事は日本空調サービスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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