H.U.グループホールディングス

H.U.グループホールディングス、2026年3月期は増収増益 純利益147%増

決算サマリー 2026.08.27
H.U.グループホールディングス、2026年3月期は増収増益 純利益147%増

※本記事はH.U.グループホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

H.U.グループホールディングスは2026年5月14日、2026年3月期(2025年度)決算および中期経営計画「H.U.2030」2.0を発表した。連結売上高は2,474億円(前期比+1.8%)、EBITDAは265億円(同+13.5%、EBITDAマージン10.7%)、営業利益は48億円(同+81.0%、営業利益率1.9%)といずれも増収増益。一方、経常利益は前期に計上した出資金運用益の反動等により28億円(同△40.2%)に減少した。親会社株主に帰属する当期純利益は、関係会社株式譲渡益や固定資産売却益等の特別利益もあり68億円(同+147.1%)と大幅増益となった。ROEは5.0%(前期比+3.0pt)、ROICは1.5%(同+0.7pt)。

エグゼクティブ・サマリー(連結)
出典:H.U.グループホールディングス 2025年度決算説明会資料 P.5
目次

連結業績(2026年3月期 実績)

LTS(検査・関連サービス事業)は遺伝子関連検査が堅調に成長し価格適正化等が進んだことで増収増益。IVD(臨床検査薬事業)はCDMOおよび国内ルミパルスが伸び悩んだが欧米市場でNEUROが成長し、M&A一時費用(PSG社)も発生。HS(ヘルスケア関連サービス事業)は滅菌・手術関連事業が堅調に成長した。経常利益の減少は、持分法による投資損失(BMGL等)9.0億円(前期7.3億円)の拡大や、出資金運用損5.9億円(前期は出資金運用益30.7億円)が主因。当期純利益の増益要因は、関係会社売却益(ケアレックスの株式譲渡)39.3億円、固定資産売却益(京都府亀岡市の土地売却)22.9億円等の特別利益。

項目2026年3月期実績2025年3月期実績前期比
売上高2,474億円2,430億円+43億円(+1.8%)
EBITDA265億円(10.7%)234億円(9.6%)+32億円(+13.5%)
営業利益48億円(1.9%)26億円(1.1%)+21億円(+81.0%)
経常利益28億円(1.1%)47億円(2.0%)△19億円(△40.2%)
親会社株主に帰属する当期純利益68億円(2.8%)28億円(1.1%)+41億円(+147.1%)
連結業績(対前期比)
出典:H.U.グループホールディングス 2025年度決算説明会資料 P.7

事業別の状況

LTSは遺伝子関連検査・特殊検査の伸長により売上高1,573億円(前期比+2.8%)、価格適正化による限界利益増加と固定費削減により営業利益は前期の△46億円から0億円へ黒字化。IVDはCDMOが中国市場の影響で抗体販売等が落ち込みミックスが悪化した一方、欧米中心にNEUROが成長し売上高607億円(同+0.4%)、営業利益はCOVID試薬減少とM&A関連費用により91億円(同△20.2%)に減益。HSは滅菌・手術関連事業の増収(+7億円)と福祉用具事業の連結除外(△24億円)が相殺し売上高293億円(同△0.6%)、営業利益は滅菌・手術関連事業の増益で連結除外影響を吸収し18億円(同△1.0%)とほぼ横ばい。全社(調整額)を含めた連結営業利益は48億円となった。

セグメント指標2026年3月期実績2025年3月期実績
LTS売上高1,573億円1,530億円
IVD売上高607億円605億円
HS売上高293億円295億円
LTSEBITDA137億円(8.7%)77億円(5.0%)
IVDEBITDA147億円(24.2%)167億円(27.6%)
HSEBITDA31億円(10.5%)35億円(12.0%)
LTS営業利益0億円(0.0%)△46億円(△3.0%)
IVD営業利益91億円(14.9%)113億円(18.8%)
HS営業利益18億円(6.0%)18億円(6.0%)
全社営業利益(調整額)△61億円△58億円
中期経営計画「H.U.2030」2.0 数値目標
出典:H.U.グループホールディングス 2025年度決算説明会資料 P.22

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、連結売上高2,560億円(前期比+3.5%)、EBITDA290億円(同+9.3%)、営業利益90億円(同+88.3%)を見込む。LTSは価格適正化と遺伝子関連検査を含む病院市場での成長により営業利益27億円(前期0億円)、IVDはNEURO成長と国内ルミパルス成長により営業利益110億円(同+21.5%)を計画。HSは営業利益17億円(同△3.4%)を見込む。一方、当期純利益は前期の特別利益の反動により50億円(同△26.7%)に減少する見通し。ROEは3.7%(同△1.3pt)、ROICは3.0%(同+1.5pt)、営業CFは230億円(同+6.7%)を計画する。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想前期比
売上高2,474億円2,560億円+86億円(+3.5%)
EBITDA265億円290億円+25億円(+9.3%)
営業利益48億円90億円+42億円(+88.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益68億円50億円△18億円(△26.7%)
営業CF216億円230億円+14億円(+6.7%)
ROE5.0%3.7%△1.3pt
ROIC1.5%3.0%+1.5pt
2026年度数値目標
出典:H.U.グループホールディングス 2025年度決算説明会資料 P.45

株主還元

配当については継続的に安定的な配当を実施し累進配当とする方針で、DOE6%を目指す。自己株式取得は積極的かつ機動的に実施する方針で、2025年度に50億円を実施したほか、2026年5月14日に追加50億円の取得を決議。中期経営計画「H.U.2030」2.0期間中は自己株式取得計200億円を想定し、配当を含め560億円以上の株主還元を計画している。

中期経営計画「H.U.2030」2.0

2029年度の数値目標は、連結営業利益率11%以上、連結EBITDAマージン16%以上(LTS13%以上、IVD30%以上、HS10%以上)、ROE13%以上、ROIC10%以上、自己資本比率40%以上、純有利子負債/EBITDA倍率1.3倍以下(リース債務を除く)。2025年度~2029年度累計の連結営業CFは1,500億円以上を目標とする。“疾患別”戦略としてオンコロジー(がん)とNEURO(神経疾患)領域の国内・海外成長に注力し、感染症・その他領域も重点領域と位置付ける。キャピタルアロケーションの考え方や株主還元方針は従来から変更していない。

※本記事はH.U.グループホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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