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トビラシステムズ、2025年10月期は増収増益で予想上回る 2026年10月期は成長投資で減益計画

決算サマリー 2026.08.27
トビラシステムズ、2025年10月期は増収増益で予想上回る 2026年10月期は成長投資で減益計画

※本記事はトビラシステムズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

トビラシステムズ株式会社の2025年10月期(2024年11月1日~2025年10月31日)業績は、売上高2,805百万円(前期比116.6%)、営業利益898百万円(前期比108.1%)となり、売上高・各利益とも前期実績および業績予想を上回って着地した。セキュリティ事業が安定的に収益を確保する一方、ソリューション事業ではカスハラ対策需要を背景にトビラフォン Bizの販売が拡大し、トビラフォン Cloudも取次販売の拡大により契約が伸長した。第4四半期には法人向け詐欺対策訓練サービス「サギトレ」をリリースしたほか、トビラフォン Cloudに関連する資産の減損を特別損失として計上している。2026年10月期は、中期経営計画2028の達成に向けた採用強化やオフィス移転等の成長投資を継続する方針で、売上高3,366百万円(前期比120.0%)の増収を計画する一方、営業利益は785百万円(同87.3%)と一時的な減益を見込んでいる。

目次

業績(2025年10月期 実績)

売上高は前期の2,405百万円から2,805百万円へ116.6%の伸びとなり、業績予想2,650百万円に対しても105.9%の達成率だった。EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は1,080百万円(前期比104.8%、予想比106.5%)、営業利益は898百万円(前期比108.1%、予想比108.0%)、経常利益は907百万円(前期比109.4%、予想比109.2%)、純利益は625百万円(前期比104.0%、予想比112.9%)と、いずれも前期実績・業績予想を上回った。

項目2024年10月期(前期)2025年10月期(業績予想)2025年10月期(実績)前期比予想達成率
売上高2,405百万円2,650百万円2,805百万円116.6%105.9%
EBITDA1,031百万円1,015百万円1,080百万円104.8%106.5%
営業利益831百万円832百万円898百万円108.1%108.0%
経常利益829百万円831百万円907百万円109.4%109.2%
純利益601百万円554百万円625百万円104.0%112.9%

セグメント別の状況

2025年10月期より「セキュリティ事業」「ソリューション事業」の2セグメント体制で開示している。セキュリティ事業は売上高1,905百万円(前期比103.3%、予想比101.5%)とほぼ計画どおり安定的に推移し、モバイル向けが1,669百万円(同102.8%)、固定電話向けが217百万円(同102.3%)だった。ソリューション事業は売上高899百万円(前期比160.1%、予想比116.3%)と全社増収の主因となり、トビラフォン Bizはカスハラ対策需要を背景に650百万円(同150.9%)、トビラフォン Cloudは取次販売など紹介チャネル経由の契約拡大により249百万円(同190.2%)となった。

区分2024年10月期(前期)2025年10月期(業績予想)2025年10月期(実績)前期比予想達成率
セキュリティ事業1,843百万円1,876百万円1,905百万円103.3%101.5%
モバイル向け1,623百万円1,635百万円1,669百万円102.8%102.1%
固定電話向け212百万円216百万円217百万円102.3%100.3%
その他8百万円24百万円19百万円236.5%77.9%
ソリューション事業562百万円773百万円899百万円160.1%116.3%
トビラフォン Biz430百万円532百万円650百万円150.9%122.1%
トビラフォン Cloud131百万円240百万円249百万円190.2%103.5%
2025年10月期 セグメント別売上内訳
出典:2025年10月期 決算説明資料 P.6

通期業績予想(2026年10月期)

2026年10月期は、中期経営計画2028の2年目として、売上高3,366百万円(前期比120.0%)の増収を計画する。一方、東京・名古屋両オフィスの移転や採用強化に伴う人員拡大等の成長投資を継続するため、営業利益は785百万円(同87.3%)、経常利益796百万円(同87.7%)、当期純利益531百万円(同84.9%)と、意図的な一時的減益を見込んでいる。オフィス移転関連費用45百万円、のれん償却費60百万円、その他20百万円の合計125百万円の一過性費用等を除いた営業利益は910百万円となり、2025年10月期実績(898百万円)と比較すると増益水準にあるとしている。

項目2024年10月期(実績)2025年10月期(実績)2026年10月期(計画)前期比
売上高2,405百万円2,805百万円3,366百万円120.0%
EBITDA1,031百万円1,080百万円1,003百万円92.9%
営業利益831百万円898百万円785百万円87.3%
経常利益829百万円907百万円796百万円87.7%
当期純利益601百万円625百万円531百万円84.9%
営業利益率34.6%32.0%23.3%
ROE26.3%24.8%19.1%
自己資本比率56.0%48.2%47.1%
営業利益見通しの背景
出典:2025年10月期 決算説明資料 P.28

株主還元

株主還元は配当性向35%を基本方針とし、中期経営計画2028期間中は1株当たり配当金の下限を20.00円に設定している。2025年10月期は期初予想の20.00円から増配し、1株当たり21.30円の配当を実施した。また、自社アプリ「トビラフォンモバイル」(月額200円)を1年間無料で利用できる株主優待を新設した。2026年10月期の配当金は20.00円を見込んでいる。

項目内容
配当性向方針35%を基本方針
配当金下限(中期経営計画2028期間中)20.00円
2025年10月期 1株当たり配当金21.30円(期初予想20.00円から増配)
2026年10月期 1株当たり配当金(見込み)20.00円
株主優待「トビラフォンモバイル」(月額200円)を1年間無料利用
配当の考え方
出典:2025年10月期 決算説明資料 P.21

中期経営計画2028

2024年12月10日公表の中期経営計画2028では、最終年度である2028年10月期に売上高60億円(セキュリティ事業31%、ソリューション事業47%、新規事業22%の構成)、営業利益17億円、純利益11億円以上を経営目標に掲げ、時価総額250億円以上を目指すとしている。5つの重点施策(トビラフォン Cloud・トビラフォン Bizの販売加速、通信キャリア向け販売の拡充、新規事業の創出、メンバーの拡大・成長)に経営資源を投資する方針で、新規事業として2025年10月29日にリリースした「サギトレ」は2028年10月期に売上高4億円を目標としている。

中期経営計画2028(2025年10月期~2028年10月期)の成長戦略
出典:2025年10月期 決算説明資料 P.23

※本記事はトビラシステムズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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