バンク・オブ・イノベーション

バンク・オブ・イノベーション、2025年9月期は減収増益 営業利益は62.0%増

決算サマリー 2026.08.27
バンク・オブ・イノベーション、2025年9月期は減収増益 営業利益は62.0%増

※本記事はバンク・オブ・イノベーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社バンク・オブ・イノベーションの2025年9月期(連結)は、売上高12,366百万円(前期比9.2%減)、営業利益2,154百万円(同62.0%増)となり、通期で減収増益となった。広告効率の観点から広告出稿量を大きく減少させたことが増益要因。当期純利益は1,351百万円(同50.9%増)となった。主力タイトル『メメントモリ』は、リリース以降で初めて四半期会計期間売上高が前年同四半期を上回るなど、堅調に推移している。配当による株主還元は未定で、内部留保・再投資を優先する方針を継続している。

目次

業績(2025年9月期 実績)

2025年9月期(連結)の業績は、売上高12,366百万円(前期比9.2%減)、売上原価6,367百万円(同11.2%減)、売上総利益5,998百万円(同6.9%減)、販売費及び一般管理費3,844百万円(同24.8%減)、営業利益2,154百万円(同62.0%増、営業利益率17.4%)、当期純利益1,351百万円(同50.9%増、純利益率10.9%)となった。広告効率の観点で広告出稿量を大きく減少させたことにより、通期で減収増益となった。開発・運営費用はすべて当期の費用(売上原価)として処理している。

項目2024年9月期(前期)2025年9月期(当期)増減率
売上高13,615百万円12,366百万円▲9.2%
売上原価7,170百万円6,367百万円▲11.2%
売上総利益6,444百万円5,998百万円▲6.9%
販売費及び一般管理費5,114百万円3,844百万円▲24.8%
営業利益1,329百万円2,154百万円+62.0%
営業利益率9.8%17.4%
当期純利益895百万円1,351百万円+50.9%
当期純利益率6.6%10.9%

4Q会計期間の状況

4Q会計期間(2025年7月~9月)の業績は、売上高2,939百万円(直前Q比3.4%増)、営業利益509百万円(同18.7%減、営業利益率17.3%)、四半期純利益501百万円(同34.2%増)となった。『メメントモリ』は、リリース以降で四半期会計期間売上高が前年同四半期売上高を初めて上回った(+3.6%)。4Q会計期間の売上高2,939百万円のうち、既存タイトル運営による売上高は2,035百万円、新作ゲーム・新規サービス開発の売上高は903百万円であった。

項目2025年9月期3Q2025年9月期4Q増減率(直前Q比)
売上高2,843百万円2,939百万円+3.4%
営業利益627百万円509百万円▲18.7%
営業利益率22.1%17.3%
四半期純利益373百万円501百万円+34.2%
連結損益計算書(直前Q比/前年同Q累計比)
出典:バンク・オブ・イノベーション 2025年9月期通期決算説明資料 P.6

財務状態

2025年9月期4Q末の資産合計は7,943百万円(前期末比36.9%増)となった。流動資産は7,145百万円(同36.4%増)で、現金及び預金は4,186百万円(同82.0%増)、有価証券は1,200百万円(同100.0%増)となった。負債合計は2,127百万円(同59.2%増)で、主に未払法人税等の増加によるもの。純資産合計は5,816百万円(同30.2%増)となった。4Q末時点のネットキャッシュは5,373百万円、自己資本比率は73.2%であり、財務基盤は盤石としている。

項目2024年9月期4Q末2025年9月期4Q末増減率
流動資産5,240百万円7,145百万円+36.4%
現金及び預金2,300百万円4,186百万円+82.0%
売掛金1,544百万円1,522百万円▲1.4%
有価証券600百万円1,200百万円+100.0%
固定資産562百万円797百万円+41.8%
資産合計5,802百万円7,943百万円+36.9%
負債合計1,336百万円2,127百万円+59.2%
純資産合計4,466百万円5,816百万円+30.2%
連結貸借対照表
出典:バンク・オブ・イノベーション 2025年9月期通期決算説明資料 P.5

2026年9月期の投資計画・費用見通し

同社は次期の売上高・利益の具体的な業績予想は開示していない。2026年9月期の固定費(開発・運営費用及びその他)は43億円程度を見込むとしている。また、広告宣伝費を除く先行投資計画として、新作大型RPG2タイトル及び他社IPのゲームの開発費用に10億円、『恋庭』改良版/海外版の開発費用に5億円、新規サービス3本の開発費用に2億円を計画している。なお、2025年9月期の先行投資計画については、新作大型RPG開発費用7億円の計画に対し実績7.2億円、『恋庭』改良版/海外版5億円の計画に対し実績4.9億円、新規サービス1億円の計画に対し実績1.3億円となり、いずれも概ね想定どおりであったとしている。

対象2025年9月期計画2025年9月期実績2026年9月期計画
新作大型RPG(2タイトル)7億円7.2億円10億円(他社IPのゲーム含む)
恋庭 改良版/海外版5億円4.9億円5億円
新規サービス1億円1.3億円2億円(3本)
2026年9月期の先行投資計画と2025年9月期投資計画との乖離
出典:バンク・オブ・イノベーション 2025年9月期通期決算説明資料 P.45

株主還元

同社は、当面の間、内部留保ならびに再投資によって1株当たり株主価値を向上させることを優先するため、配当による株主還元は未定としている。

中長期の目標

同社は『持続的成長フェーズ』における目指す水準として、売上高1,000億円(海外50%超)、営業利益300億円以上を掲げている。重要な経営指標として、翌期以降3年間における売上高及び営業利益それぞれの合計金額を位置付けており、新作大型RPGや新規サービスのリリース前後においては、赤字を過度に気にせず大きな成長投資を継続的に行う可能性があるとしている。

当社グループが目指す水準(持続的成長フェーズ)
出典:バンク・オブ・イノベーション 2025年9月期通期決算説明資料 P.19

※本記事はバンク・オブ・イノベーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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