※本記事はユミルリンクが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ユミルリンク株式会社の2025年12月期は、売上高3,054百万円(前期比+14.4%)、営業利益671百万円(同+5.3%)と増収増益で過去最高の売上・営業利益を更新した。全サービスが伸長し、SMS・Auth事業は契約増により前期比+27.4%の伸びとなった。一方、連結子会社株式会社ROCののれん減損に伴う特別損失81百万円を計上した結果、当期純利益は362百万円(同△22.8%)となった。2026年12月期は、サービス基盤の技術刷新投資などにより売上高3,360百万円(同+10.0%)の増収を計画する一方、営業利益は530百万円(同△21.0%)の減益を見込む。
業績(2025年12月期 実績)
2025年12月期は損益の連結を開始しており、2024年12月期は単体決算の数値との比較となる。連結売上高は3,054百万円(前期比+14.4%)、売上原価は1,066百万円(同+22.2%)、売上総利益は1,988百万円(同+10.7%、売上総利益率65.1%)、販管費は1,316百万円(同+13.6%)、営業利益は671百万円(同+5.3%、営業利益率22.0%)、経常利益は672百万円(同+5.6%)となった。連結子会社株式会社ROCについて、事業成長が当初想定を下回ったためのれんの減損処理・一括償却による特別損失81百万円を計上し、当期純利益は362百万円(同△22.8%)となった。
| 項目 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,669百万円 | 3,054百万円 | +14.4% |
| 売上原価 | 872百万円 | 1,066百万円 | +22.2% |
| 売上総利益 | 1,796百万円 | 1,988百万円 | +10.7% |
| 売上総利益率 | 67.3% | 65.1% | △2.2pts |
| 販管費 | 1,158百万円 | 1,316百万円 | +13.6% |
| 営業利益 | 637百万円 | 671百万円 | +5.3% |
| 営業利益率 | 23.9% | 22.0% | △1.9pts |
| 経常利益 | 637百万円 | 672百万円 | +5.6% |
| 特別損失 | – | 81百万円 | – |
| 当期純利益 | 469百万円 | 362百万円 | △22.8% |
| 当期純利益率 | 17.6% | 11.9% | △5.7pts |
サービス別の状況
サービス別では、Mail事業の売上高が2,395百万円(前期比+6.1%)、SMS・Auth事業が446百万円(同+27.4%)、Survey・他が66百万円(同+8.6%)となり、全サービスが増収した。ストック売上ベースでは、Mail事業の通期ストック売上が2,182百万円から2,360百万円(同+8.1%)、期末MRRが189百万円から203百万円(同+7.2%)に伸長。SMS・Auth事業は通期ストック売上が350百万円から446百万円(同+27.5%)、期末MRRが30百万円から43百万円(同+40.3%)に伸長した。全シリーズの月次解約率(チャーンレート)は0.57%の低水準を維持し、NRR(売上維持率)はMail101.9%、SMS150.2%だった。ARR(年間経常収益)は30.3億円、Cuenoteシリーズの契約数は2,800件を超えた。
| 区分 | 指標 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 通期ストック売上 | 2,182百万円 | 2,360百万円 | +8.1% | |
| 期末MRR | 189百万円 | 203百万円 | +7.2% | |
| SMS・Auth | 通期ストック売上 | 350百万円 | 446百万円 | +27.5% |
| SMS・Auth | 期末MRR | 30百万円 | 43百万円 | +40.3% |

財務状況
2025年12月期末の資産合計は3,576百万円(前期末比+140百万円)、うち流動資産3,092百万円(同+123百万円)。負債合計は575百万円(同△12百万円)、純資産合計は3,000百万円(同+153百万円)となり、自己資本比率は82.9%から83.9%に上昇した。

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、売上高3,360百万円(前期比+10.0%)、うちストック売上3,101百万円(同+8.1%)、オペレーション売上・スポット売上258百万円(同+39.1%)を計画する。一方、サービス基盤の技術刷新に伴う減価償却費174百万円の発生や、ハイクラス人材を中心とした計18名の増員などにより、営業利益は530百万円(同△21.0%、営業利益率15.8%)、経常利益は533百万円(同△20.6%)と減益を見込む。当期純利益は365百万円(同+0.9%)とほぼ横ばいを計画する。会社は、新基盤への移管完了後は年間3~4億円のコスト削減を見込んでおり、投資は将来の収益性向上につながるとしている。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,054百万円 | 3,360百万円 | +10.0% |
| ストック売上 | 2,868百万円 | 3,101百万円 | +8.1% |
| オペレーション売上・スポット売上 | 185百万円 | 258百万円 | +39.1% |
| 営業利益 | 671百万円 | 530百万円 | -21.0% |
| 営業利益率 | 22.0% | 15.8% | -6.2pts |
| 経常利益 | 672百万円 | 533百万円 | -20.6% |
| 当期純利益 | 362百万円 | 365百万円 | +0.9% |
| 当期純利益率 | 11.9% | 10.9% | -1.0pts |

主要サービスの2026年12月期予想
Mail事業は通期ストック売上2,515百万円(前期比+6.6%)、期末MRR216百万円(同+6.7%)、月次解約率0.43%(同0.15pts改善)を計画。SMS・Auth事業は通期ストック売上523百万円(同+17.2%)、期末MRR47百万円(同+8.9%)、月次解約率0.35%(同0.03pts改善)を計画する。
| 区分 | 指標 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 通期ストック売上 | 2,360百万円 | 2,515百万円 | +6.6% | |
| 期末MRR | 203百万円 | 216百万円 | +6.7% | |
| 月次解約率 | 0.58% | 0.43% | -0.15pts | |
| SMS・Auth | 通期ストック売上 | 446百万円 | 523百万円 | +17.2% |
| SMS・Auth | 期末MRR | 43百万円 | 47百万円 | +8.9% |
| SMS・Auth | 月次解約率 | 0.38% | 0.35% | -0.03pts |
株主還元
株主還元方針として、成長投資(M&A・開発投資)と内部留保の確保に加え、株主への安定的・継続的な利益還元を実施する方針を掲げている。普通配当は2025年12月期予想19円00銭に対し、2026年12月期は20円00銭を予想している。

※本記事はユミルリンクが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。