※本記事はジィ・シィ企画が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ジィ・シィ企画(4073)の2026年6月期は、決済端末販売の伸長により売上高が前期比22.1%増の2,252百万円となった。固定費を中心とした費用削減の効果もあり、前期の営業損失80百万円から一転して営業利益69百万円を計上し黒字化した。経常利益は33百万円(前期は経常損失115百万円)、当期純利益は70百万円(前期は当期純損失146百万円)だった。一方、通期業績予想(売上高2,403百万円、営業利益92百万円)に対してはいずれも未達で着地した。
業績(2026年6月期 実績)
売上高は端末販売が大きく増加したことにより、前期比+407百万円(+22.1%)の2,252百万円と伸長した。営業利益は69百万円(前期は▲80百万円)、経常利益は33百万円(前期は▲115百万円)、当期純利益は70百万円(前期は▲146百万円)と、いずれも黒字化した。
| 項目 | 2026年6月期 | 2025年6月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,252百万円 | 1,844百万円 | +22.1% |
| 営業利益 | 69百万円 | ▲80百万円 | - |
| 経常利益 | 33百万円 | ▲115百万円 | - |
| 当期純利益 | 70百万円 | ▲146百万円 | - |
セグメント別の状況
ペイメントインテグレーション事業は、受託開発売上・端末販売がともに増収となり、特に端末販売が好調だったことから売上高は前期比+69.2%の1,220百万円、営業利益は82百万円(前期は▲60百万円)を確保した。ペイメントサービス事業は、前期にあった大型サブスク案件の反動減により売上高は前期比▲8.1%の1,031百万円、営業利益は同▲38.9%の25百万円となったが、決済ASP・保守運用サービスは堅調に推移し営業利益を確保した。
| セグメント | 指標 | 2026年6月期 | 2025年6月期 |
|---|---|---|---|
| ペイメントインテグレーション事業 | 売上高 | 1,220百万円 | 721百万円 |
| ペイメントインテグレーション事業 | 営業利益 | 82百万円 | ▲60百万円 |
| ペイメントサービス事業 | 売上高 | 1,031百万円 | 1,123百万円 |
| ペイメントサービス事業 | 営業利益 | 25百万円 | 41百万円 |

通期業績予想との比較
売上高は業績予想2,403百万円に対し2,252百万円(予想比▲6.3%)、営業利益は予想92百万円に対し69百万円(予想比▲24.6%)、経常利益は予想55百万円に対し33百万円(予想比▲39.1%)と、いずれも未達だった。一方、当期純利益は法人税等調整額(益)38百万円を計上した結果、予想54百万円に対し70百万円(予想比+30.4%)となった。
| 項目 | 2026年6月期(業績予想) | 2026年6月期(実績) | 予想比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,403百万円 | 2,252百万円 | ▲6.3% |
| 営業利益 | 92百万円 | 69百万円 | ▲24.6% |
| 経常利益 | 55百万円 | 33百万円 | ▲39.1% |
| 当期純利益 | 54百万円 | 70百万円 | +30.4% |
トピック
キャナルペイメントサービス株式会社からチャージポイントゲートウェイ(CPGW)事業を引き継いだ。当社がCPGWに関する契約上の地位を引き継いだことで、コンビニ・カード会社・金融機関は引き続きプリペイドカードへのチャージサービスを利用でき、切替後の保守・運用も当社がワンストップで提供する。この引き継ぎにより、取扱ペイメントと取扱端末を拡充した。

成長戦略と取り組み状況
成長戦略として、①マーケットターゲットの拡大(大・中規模約11,900社、小規模約185,000社を対象に、カード会社との協業やマルチ決済端末サブスク型販売を展開)、②Android OS搭載の決済端末「決済端末2.0」の投入(2メーカー4機種)、③決済端末サブスクリプションサービス「サクラ」の拡販、④国際ブランド決済ネットワーク接続サービスによる決済コストの低減、⑤決済手数料売上の拡大、⑥対面決済から非対面決済(CNP)へのオムニチャネル拡張、の各取り組みを進めている。

通期業績予想(2027年6月期)
2027年6月期は、売上高2,751百万円(前期比122.2%)を計画。ペイメントインテグレーション事業は端末販売好調のトレンドが続く見込みで売上高1,691百万円(同138.6%)、ペイメントサービス事業は前期と同水準の1,060百万円(同102.8%)を見込む。営業利益は109百万円(同157.9%)、営業利益率4.0%、経常利益は69百万円(同206.0%)、当期純利益は67百万円(同96.0%)、当期純利益率2.4%を計画している。固定費を中心としたコスト低減を継続し、利益を確保する方針。
| 項目 | 2027年6月期(予想) | 2026年6月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,751百万円 | 2,252百万円 | 122.2% |
| ペイメントインテグレーション事業 | 1,691百万円 | 1,220百万円 | 138.6% |
| ペイメントサービス事業 | 1,060百万円 | 1,031百万円 | 102.8% |
| 営業利益 | 109百万円 | 69百万円 | 157.9% |
| 経常利益 | 69百万円 | 33百万円 | 206.0% |
| 当期純利益 | 67百万円 | 70百万円 | 96.0% |

株主還元
本資料には配当や自己株式取得等の株主還元に関する記載はない(開示なし)。
※本記事はジィ・シィ企画が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。