※本記事はSCATが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
SCAT株式会社(証券コード3974)は2025年12月12日、2025年10月期(連結)の決算補足資料を公表した。連結売上高は2,605百万円(前期比+0.4%)、経常利益は197百万円(同+25.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は125百万円(同+25.2%)で増収増益となった。2025年7月には東京証券取引所スタンダード市場に加え名古屋証券取引所メイン市場への重複上場を実施し、記念株主優待や株式無償割当て、配当予想の増配修正など株主還元策を相次いで打ち出した。
連結業績(2025年10月期 実績)
売上高は2,605百万円(前期比+0.4%)。売上総利益は1,035百万円(粗利率39.7%、前期38.4%)に改善した。営業利益は193百万円(同+30.6%)、経常利益は197百万円(同+25.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は125百万円(同+25.2%)だった。主力の美容ICT事業がWindows10入替需要などで回復した一方、介護サービス事業は入居者の逝去による退去が入居を上回り業績が失速した。
| 項目 | 2024年10月期 | 2025年10月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 2,594 | 2,605 | +0.4% |
| 営業利益(百万円) | 147 | 193 | +30.6% |
| 経常利益(百万円) | 156 | 197 | +25.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 100 | 125 | +25.2% |

セグメント別の状況
セグメント別売上高は、美容ICT事業が1,550百万円(前期比+2.1%)、ビジネスサービス事業が322百万円(同+1.3%)、介護サービス事業が718百万円(同▲2.9%)だった(各事業セグメント合計値との差額は不動産等収益による)。セグメント利益は、美容ICT事業が129百万円(同+108.8%)と大きく伸びた一方、介護サービス事業は22百万円(同▲50.6%)と減益、ビジネスサービス事業は30百万円(同+2.1%)だった。
| セグメント | 項目 | 2024年10月期 | 2025年10月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 美容ICT事業 | 売上高(百万円) | 1,518 | 1,550 | +2.1% |
| 美容ICT事業 | セグメント利益(百万円) | 62 | 129 | +108.8% |
| ビジネスサービス事業 | 売上高(百万円) | 318 | 322 | +1.3% |
| ビジネスサービス事業 | セグメント利益(百万円) | 29 | 30 | +2.1% |
| 介護サービス事業 | 売上高(百万円) | 739 | 718 | ▲2.9% |
| 介護サービス事業 | セグメント利益(百万円) | 44 | 22 | ▲50.6% |

株主還元
2025年7月14日、東証スタンダード市場に加え名古屋証券取引所メイン市場へ重複上場したことを記念し、2025年10月末時点で100株以上保有の株主にQUOカード1,000円分を贈呈する記念株主優待を実施する(贈呈時期2026年1月予定)。また、2025年9月30日を基準日として普通株式1株につき0.1株の割合で自己株式を無償割当てし、実質的に1割の増配とした。年間配当予想は当初計画から増配修正され、1株当たり14円(中間配当7円、期末配当7円)とした(前期実績は13円)。2026年10月期の配当予想は現時点で前期同額の14円(中間7円・期末7円)を据え置くとしている。あわせて、2026年10月期には東証上場10周年記念優待、2027年10月期には保有期間・株数に応じた定常的な株主優待制度の導入を予定している。
| 決算期 | 年間配当 | 中間配当 | 期末配当 |
|---|---|---|---|
| 2022年10月期 | 8円50銭 | 4円00銭 | 4円50銭 |
| 2023年10月期 | 10円50銭(普通9円50銭+記念1円00銭) | 4円50銭 | 6円00銭(普通5円+記念1円) |
| 2024年10月期 | 13円 | 6円 | 7円 |
| 2025年10月期 | 14円 | 7円 | 7円 |
| 2026年10月期(予想) | 14円(前期据置) | 7円(前期据置) | 7円(前期据置) |

2026年10月期業績見通し
2026年10月期の連結業績見通しは、売上高2,630百万円(前期比+1.0%増)、営業利益200百万円(同+3.9%増)、経常利益200百万円(同+1.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益126百万円(同+0.7%増)としている。セグメント別売上見通しは、美容ICT事業1,533百万円(同1.0%減)、ビジネスサービス事業330百万円(同+2.4%増)、介護サービス事業752百万円(同+4.7%増)。財務目標マイルストーンとして連結売上高26億円、連結経常利益2億円、ROE6.3%、PBR0.86倍を掲げている。
| 項目 | 2025年10月期(実績) | 2026年10月期(見通し) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 2,605 | 2,630 | +1.0%増 |
| 営業利益(百万円) | 193 | 200 | +3.9%増 |
| 経常利益(百万円) | 197 | 200 | +1.9%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 125 | 126 | +0.7%増 |

※本記事はSCATが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。