※本記事はアイビーシーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
アイビーシー株式会社は2025年9月期通期決算で、売上高2,404百万円(前年同期比10%増)、営業利益565百万円(同48%増)、純利益410百万円(同63%増)を計上した。売上高は2024年9月期に続き2期連続で過去最高を記録し、安定した収益基盤を構築した。自社開発製品「System Answer」の更新率は96%と高水準を維持し、ストック売上高も前年同期比23%増の1,540百万円に拡大した。
連結業績(2025年9月期 実績)
売上高は前年同期比10%増の2,404百万円、営業利益は同48%増の565百万円、純利益は同63%増の410百万円となった。2025年8月8日に上方修正した業績予想(売上高2,410百万円、営業利益550百万円、純利益390百万円)に対しては、売上高の進捗率100%、営業利益103%、純利益105%と、いずれも修正予想を上回って着地した。販管費は人材投資などにより前年同期比7%増の1,284百万円となった。(単位:百万円)
| 項目 | 2024年9月期実績(連結) | 2025年9月期実績 | 前期比 | 2025年9月期予想(上方修正後) | 予想比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,184 | 2,404 | +10% | 2,410 | 100% |
| 営業利益 | 382 | 565 | +48% | 550 | 103% |
| 純利益 | 251 | 410 | +63% | 390 | 105% |

事業別(ライセンス販売・サービス提供・その他物販)の状況
単一セグメント(ソフトウエア・サービス関連事業)のなかで、2025年9月期の売上構成比はライセンス販売52%、サービス提供26%、その他物販22%となった。ライセンス販売は他社製品からの切替えによる新規案件獲得が堅調に推移し前年同期比21%増、その他物販はトラフィック分析・異常検知・脆弱性管理等のセキュリティ製品の引き合い増加により同35%増となった。一方、サービス提供は新規契約の獲得が増えたものの、大口契約1件の解約が影響し同6%減となった。
| 区分 | 2025年9月期 売上構成比 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| ライセンス販売 | 52% | +21% |
| サービス提供 | 26% | △6% |
| その他物販 | 22% | +35% |

通期業績予想(2026年9月期)
2026年9月期は、売上高2,700百万円(前年比112%)、営業利益610百万円(同108%)、純利益418百万円(同102%)を計画している。中堅・中小企業への販売拡大やセキュリティ製品の販売強化により過去最高売上・利益を見込む一方、セキュリティ製品の売上割合増加に伴い利益率の伸びはやや緩やかになる見通しとしている。2025年10月には新製品「ITOGUCHI」(マルチクラウド&インフラ構成管理ツール)の提供を開始した。
| 項目 | 2025年9月期実績 | 2026年9月期通期計画 | 増減 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,404 | 2,700 | +296 | 112% |
| 営業利益 | 565 | 610 | +45 | 108% |
| 純利益 | 410 | 418 | +8 | 102% |

株主還元
累進配当を方針とし、2025年9月期は予定通り年間12円(中間6円、期末6円)を配当した。2026年9月期は年間22円(中間11円、期末11円)の配当を予定し、配当性向は29.2%を見込む。業績動向を踏まえつつ、配当性向30%を目安に安定的・継続的な利益還元を目指す方針としている。
| 期 | 配当額/株 | 配当割当総額(決議ベース) | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2023年9月期 | 6円 | 33百万円 | 47.1% |
| 2024年9月期 | 8円(中間4円/期末4円) | 44百万円 | 17.6% |
| 2025年9月期 | 12円(中間6円/期末6円) | 66百万円 | 16.2% |
| 2026年9月期(計画) | 22円(中間11円/期末11円) | 122百万円 | 29.2% |

中期経営計画/トピック
営業キャッシュフロー(年間約6億円)と手元資金(約24億円)を、M&Aを含む成長投資と株主還元に充当するキャッシュアロケーション方針を示している。成長市場と位置づける文教・自治体・製造分野への展開を強化するほか、ITインフラインテグレーションを中心としたSE会社のM&Aを検討しているとしている。
※本記事はアイビーシーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。