第一生命ホールディングス

第一ライフグループ、26/3期グループ修正利益5,515億円で3期連続最高益 27/3期配当は72円へ大幅増配

決算サマリー 2026.08.10
第一ライフグループ、26/3期グループ修正利益5,515億円で3期連続最高益 27/3期配当は72円へ大幅増配

※本記事は第一生命ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

第一ライフグループの2026年3月期(26/3期)は、グループ修正利益が前期比+25%の5,515億円となり、3期連続で最高益を更新した。2月の修正予想5,000億円程度に対する達成率は110%。1株あたり配当金は2月予想比+2.5円増配の54.5円とし、修正ROEは中期経営計画で設定した目標12%を前倒しで達成する12.7%となった。27/3期は、配当性向を50%以上に引き上げたうえで、グループ修正利益5,600億円程度(4期連続の最高益)、1株あたり配当金72円(前期比+32%)を見込む。

目次

連結業績(26/3期 実績)

連結経常収益は113,083億円(前期比+14%)、連結経常利益は7,537億円(前期比△0%)。親会社株主に帰属する当期純利益は、米プロテクティブにおける新会計基準LDTI導入に伴う一時的な影響もあり前期比△5%の4,366億円となったが、グループの利益創出力を示すグループ修正利益は前期比+25%の5,515億円と過去最高を更新した。参考指標の基礎利益は6,295億円(前期比△2%)。

項目26/3期実績25/3期実績前期比
連結経常収益113,083億円98,766億円+14,317億円(+14%)
連結経常利益7,537億円7,557億円△20億円(△0%)
親会社株主に帰属する当期純利益4,366億円4,584億円△218億円(△5%)
グループ修正利益5,515億円4,395億円+1,121億円(+25%)
(参考)基礎利益6,295億円6,448億円△154億円(△2%)
修正ROE12.7%10.7%+2.0%pt
グループESR(概算値)約220%210%約+10%pt
今回決算のポイント(26/3期実績・27/3期予想サマリー)
出典:第一ライフグループ 2026年3月期 決算電話会議資料 P.3

セグメント別(事業別)の状況

グループ修正利益を国内事業・海外事業・非保険事業・その他(HD等)に区分すると、国内事業は第一生命の順ざや拡大や有価証券売却益の増加等により4,163億円(前期比+1,003億円)。海外事業は米プロテクティブの増益等により1,192億円(前期比+47億円)。非保険事業はアセットマネジメント各社(DMRE・Capula等)の利益貢献開始やベネフィット・ワンの会員数拡大により222億円(前期比+142億円)と大幅増益。その他(HD等)は△62億円(前期比△71億円)。

区分26/3期実績25/3期実績前期比増減
国内事業4,163億円3,161億円+1,003億円
海外事業1,192億円1,146億円+47億円
非保険事業222億円80億円+142億円
その他(HD等)△62億円9億円△71億円
合計(グループ修正利益)5,515億円4,395億円+1,121億円(+25%)
グループ修正利益・前期比増減
出典:第一ライフグループ 2026年3月期 決算電話会議資料 P.5

通期業績予想(27/3期)

27/3期は、国内事業が高水準で概ね横ばいとなる一方、海外事業(特にTALの支払増鈍化・料率改定効果)の伸長を見込み、グループ修正利益5,600億円程度(26/3期比+100億円程度)、4期連続の最高益を予想する。主要子会社別では、第一生命3,710億円(△70)、第一フロンティア生命385億円(△45)、PLC845億円(+50)、オセアニア(TAL)640億円(+250)、アジア・その他海外155億円(+140)、アセットマネジメント事業225億円(+35)、ベネフィット・ワン30億円、DLRB165億円(△30)、HD・その他△450億円(△200)を見込む。連結経常収益は106,660億円(26/3期実績比△6%)、連結経常利益は8,690億円(+15%)、連結純利益は5,130億円(+17%)を予想する。なお、グループ新契約価値の27/3期通期見通しは5月27日の決算・経営説明会で開示予定。

項目27/3期予想26/3期実績前期比
連結経常収益106,660億円113,083億円△6,423億円(△6%)
連結経常利益8,690億円7,537億円+1,153億円(+15%)
連結純利益(親会社株主帰属)5,130億円4,366億円+764億円(+17%)
グループ修正利益5,600億円程度5,515億円+100億円程度(+2%)
グループ新契約価値5月27日開示予定1,738億円
1株あたり配当金72円54.5円+17.5円(+32%)
(参考)基礎利益6,500億円程度6,295億円+200億円程度(+3%)
27/3期 通期業績予想
出典:第一ライフグループ 2026年3月期 決算電話会議資料 P.16

株主還元

26/3期の1株あたり配当金は、グループ修正利益の上振れを踏まえ2月修正予想から+2.5円増配の54.5円(期初予想対比+6.5円、中間24円・期末30.5円)。27/3期は3年平均利益の増加と配当性向の50%以上への引き上げにより、前期比+32%となる72円(中間・期末各36円)を見込む。配当性向は27/3期中間配当より毎期50%以上を方針とする(従来は毎期45%以上)。自己株式取得は、HDキャッシュ・投資パイプラインの状況・ESR・当社株価等を踏まえて機動的かつ柔軟に判断する方針。

項目26/3期実績27/3期予想
1株あたり配当金54.5円(中間24円・期末30.5円)72円(中間36円・期末36円、前期比+32%)
配当性向方針毎期45%以上毎期50%以上(27/3期中間配当より適用)
修正ROE12.7%26/3期と同等程度を見込む
株主還元方針
出典:第一ライフグループ 2026年3月期 決算電話会議資料 P.52

中期経営計画/トピック

中期経営計画の最終年度となる27/3期は、グループ修正利益5,600億円程度を見込み4期連続の最高益となる見通し。グループEVは、DL保有の国内株式の株価上昇等により26/3末で前期末比約+18%(+約1.5兆円)の約9.7兆円、グループ新契約価値は前期比約+1%の約1,738億円。グループESR(概算値)は前期末比約+10%pt増の約220%。海外事業のトピックとして、PLCが米国損保市場でハイブリッド型フロンティング会社Obsidian Insurance Holdings, Inc.の買収を公表。買収資金は全額PLCの手元資金で対応し、次期中期経営計画期間において修正利益への貢献額として30-40百万米ドル程度を見込む。

※本記事は第一生命ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次