※本記事は山梨中央銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
山梨中央銀行の2026年3月期は、親会社株主に帰属する当期純利益が前年同期比23億円増の99億円、連結経常利益が同32億円増の138億円となった。貸出金は2026年3月末で前年同期比2,728億円増の3兆328億円(末残)、連結ROEは4.48%に上昇した。2027年3月期は親会社株主に帰属する当期純利益125億円を計画し、中期経営計画のKPIを上方修正した。配当金は年間131.0円(前年同期比55円増配)を予定する。
業績(2026年3月期 実績)
単体の業務粗利益は283億円(前年同期比35億円減)、うちコア業務粗利益は468億円(同64億円増)。資金利益が419億円(同79億円増)と伸びた一方、国債等債券損益は△184億円(同99億円悪化)となった。経費は275億円(同16億円増)、与信関係費用は4億円(同10億円減)で低水準を維持し、単体当期純利益は98億円(同26億円増)。連結では親会社株主に帰属する当期純利益が99億円(同23億円増)、連結経常利益が138億円(同32億円増)となった。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 業務粗利益 | 319億円 | 283億円 | △35億円 |
| 資金利益 | 339億円 | 419億円 | +79億円 |
| 役務取引等利益 | 72億円 | 65億円 | △6億円 |
| コア業務粗利益 | 404億円 | 468億円 | +64億円 |
| 経費 | 258億円 | 275億円 | +16億円 |
| 与信関係費用 | 14億円 | 4億円 | △10億円 |
| 経常利益(単体) | 97億円 | 132億円 | +34億円 |
| 当期純利益(単体) | 71億円 | 98億円 | +26億円 |
| 連結経常利益 | 106億円 | 138億円 | +32億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(連結) | 76億円 | 99億円 | +23億円 |

収益動向(資金利益・役務取引等利益)
資金利益は貸出金利息・有価証券利息がともに堅調に推移し、339億円から419億円へ79億円増加。うち貸出金利息は251億円から341億円へ90億円増加した。役務取引等利益は7,238百万円から6,552百万円へ686百万円減少した一方、法人役務収益は1,960百万円から2,228百万円へ268百万円増加した。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 資金利益 | 339億円 | 419億円 | +79億円 |
| 貸出金利息 | 251億円 | 341億円 | +90億円 |
| 有価証券利息 | 97億円 | 151億円 | +53億円 |
| 役務取引等利益 | 72億円 | 65億円 | △6億円 |
| 法人役務収益 | 1,960百万円 | 2,228百万円 | +268百万円 |
通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は、貸出金利息の増加などにより単体で業務粗利益421億円(前年同期比138億円増)、経常利益179億円(同46億円増)、当期純利益124億円(同25億円増)を計画。連結では経常利益183億円(同44億円増)、親会社株主に帰属する当期純利益125億円(同25億円増)を見込む。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 業務粗利益(単体) | 283億円 | 421億円 | +138億円 |
| 経費(単体) | 275億円 | 293億円 | +17億円 |
| 経常利益(単体) | 132億円 | 179億円 | +46億円 |
| 当期純利益(単体) | 98億円 | 124億円 | +25億円 |
| 連結経常利益 | 138億円 | 183億円 | +44億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(連結) | 99億円 | 125億円 | +25億円 |

株主還元
株主還元に関する基本方針に基づき配当性向は40%を目安とし、2026年3月期の配当金は年間131.0円(前年同期比55円増配、配当性向40.18%)を予定。2027年3月期の予想配当金は163.0円。自己株式取得は柔軟かつ機動的に対応する方針。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当額 | 76.0円 | 131.0円 | 163.0円 |
| 配当性向 | 30.22% | 40.18% | 40%目安 |

中期経営計画
中期経営計画「Value Creation Company ~1st Stage」では、2027年度の連結ROE目標を当初の5%以上から5.8%以上に、親会社株主に帰属する当期純利益目標を当初の100億円以上から140億円以上に、OHR目標を当初の65%以下から58%以下に、それぞれ上方修正した。長期ビジョンのありたい姿についても、連結ROE8%以上・親会社株主に帰属する当期純利益200億円以上の達成時期を2033年度から2030年度に3年前倒しし、さらにROE10%以上を目指すとしている。

※本記事は山梨中央銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。