※本記事は青山商事が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
青山商事は2026年3月期の連結決算を発表した。売上高は1,890億円(前期比▲67億円)、営業利益は105億円(同▲19億円)、経常利益は109億円(同▲17億円)、当期純利益は69億円(同▲24億円)となり、いずれも修正計画に対して未達となった。フランチャイジー事業や総合リペアサービス事業、カード事業が業績を伸ばした一方、主力のビジネスウェア事業の減収減益が全体に大きく影響した。2027年3月期は増収増益を計画し、株主還元では配当性向70%もしくはDOE3%のいずれか高い方を採用する方針を示している。
連結業績(2026年3月期 実績)
グループ全体では売上総利益率が改善(51.4%→51.9%、+0.5pt)し販管費抑制も進んだが、単体の売上高が苦戦し計画未達となった。経常利益は受取補償金(前期比+1.5億円)や為替差益(同+1.0億円)がプラス要因となったが、当期純利益は投資有価証券売却益の減少(▲13.3億円)が響いた。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高(億円) | 1,890 | 1,957 | ▲67 |
| 売上総利益(億円) | 981 | 1,005 | ▲24 |
| 売上総利益率 | 51.9% | 51.4% | +0.5pt |
| 販管費(億円) | 875 | 880 | ▲4 |
| 営業利益(億円) | 105 | 125 | ▲19 |
| 経常利益(億円) | 109 | 126 | ▲17 |
| 当期純利益(億円) | 69 | 93 | ▲24 |
セグメント別の状況
フランチャイジー事業、総合リペアサービス事業、カード事業を中心にグループ事業は業績を伸ばすも、ビジネスウェア事業の減収減益が全体に大きく影響した。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| ビジネスウェア | 売上高(億円) | 1,242 | 1,331 |
| ビジネスウェア | 営業利益(億円) | 51 | 83 |
| カード | 売上高(億円) | 55 | 52 |
| カード | 営業利益(億円) | 24 | 19 |
| 印刷・メディア | 売上高(億円) | 108 | 109 |
| 印刷・メディア | 営業利益(億円) | 0.5 | ▲1 |
| 雑貨販売 | 売上高(億円) | 152 | 151 |
| 雑貨販売 | 営業利益(億円) | 1 | 1 |
| 総合リペアサービス | 売上高(億円) | 146 | 141 |
| 総合リペアサービス | 営業利益(億円) | 3 | 1 |
| フランチャイジー | 売上高(億円) | 175 | 162 |
| フランチャイジー | 営業利益(億円) | 13 | 11 |
| 不動産 | 売上高(億円) | 45 | 45 |
| 不動産 | 営業利益(億円) | 11 | 11 |
| その他 | 売上高(億円) | 9 | 11 |
| その他 | 営業利益(億円) | ▲1 | ▲2 |

通期業績予想
2027年3月期は連結売上高1,947億円(前期比103.0%)、営業利益117億円(同110.5%)、経常利益119億円(同109.0%)、当期純利益76億円(同109.9%)を計画する。セグメント別ではビジネスウェア事業が売上高1,277億円(同102.7%)・営業利益58億円(同111.9%)を計画するほか、総合リペアサービス事業やフランチャイジー事業の伸長を見込む。
| 項目 | 2027年3月期計画 | 2026年3月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高(億円) | 1,947 | 1,890 | 103.0% |
| 売上総利益(億円) | 1,017 | 981 | 103.6% |
| 売上総利益率 | 52.2% | 51.9% | +0.3pt |
| 販管費(億円) | 900 | 875 | 102.8% |
| 営業利益(億円) | 117 | 105 | 110.5% |
| 経常利益(億円) | 119 | 109 | 109.0% |
| 当期純利益(億円) | 76 | 69 | 109.9% |

株主還元
本中期経営計画期間(2025年3月期~2027年3月期)における株主還元は、連結における配当性向70%もしくは株主資本配当率(DOE)3%のいずれか高い方を採用し、資本効率向上と中長期安定的な増配の実現及び利益成長を通じた配当を行う方針。自己株取得は本中期経営計画期間において最大100億円を実施する。また、2026年4月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施した。
| 期 | 第2四半期末 | 期末 | 年間 |
|---|---|---|---|
| 2025年3月期実績 | 30円 | 104円 | 134円 |
| 2026年3月期実績 | 55円 | 81円 | 136円 |
| 2027年3月期予想 | 19円 | 19円 | 38円 |

トピック:重点戦略商品「みんなのスーツ」
新体制のもと「客数減少への対応」を最優先課題とし、組織刷新や意識改革を進める中、上下セット12,980円(税込)の重点戦略商品「みんなのスーツ」を投入した。発売開始6ヵ月間で販売着数6万着を突破し、みんなのシリーズ累計で販売点数約14万点・販売金額7.4億円を記録。若年層(U-22)新規率61.2%、レディース新規率44.5%となり、新規客層の開拓に寄与した。「日経トレンディ」2026年6月号の2026年上半期ヒット大賞アパレル部門で大賞に選出された。

※本記事は青山商事が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。