※本記事は日本ペイントHDが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
日本ペイントホールディングスの2025年12月期(通期)は、売上収益17,742億円(前期比+8.3%、実質+11.4%)、調整後営業利益2,749億円(同+37.8%)と、いずれも過去最高を更新した。M&A(AOCなど)貢献や販売数量の増加、原材料費率・販管費率の改善により、調整後営業利益率は15.5%(+3.3pt)に改善した。営業利益・当期利益・EPSはいずれも2025年4月発表の業績予想値を超過達成した。2026年12月期は売上収益19,200億円(+8.2%)、営業利益2,830億円(+10.1%)を見込み、年間配当金は前期比+1円の17円を予想している。
連結業績(2025年12月期 通期実績)
売上収益は17,742億円(前期比+8.3%、実質+11.4%)、売上総利益は7,502億円(+14.1%、売上総利益率42.3%)、調整後営業利益は2,749億円(+37.8%、調整後営業利益率15.5%)と、いずれも過去最高を更新した。調整後当期利益は2,017億円(+42.1%)、調整後EPSは86.0円(+42.3%)。営業利益・当期利益・EPSは、いずれも2025年4月発表の業績予想値(2,440億円、1,620億円、69.0円)を超過達成した。
| 項目 | 2025年12月期(通期) | 2024年12月期(通期) | 増減(YoY) |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 17,742億円 | 16,387億円 | +8.3%(実質+11.4%) |
| 売上総利益 | 7,502億円 | 6,574億円 | +14.1% |
| 売上総利益率 | 42.3% | 40.1% | +2.2pt |
| 調整後営業利益 | 2,749億円 | 1,996億円 | +37.8% |
| 調整後営業利益率 | 15.5% | 12.2% | +3.3pt |
| 調整後当期利益 | 2,017億円 | 1,419億円 | +42.1% |
| 調整後EPS | 86.0円 | 60.4円 | +42.3% |

セグメント別の状況
セグメント別では、NIPSEA中国以外・DuluxGroup・日本が増収増益となる一方、NIPSEA中国は市況軟調により減収も収益性改善により増益、米州は需要減少により減収減益となった。2025年3月より連結対象に加わったAOCは、売上収益1,573億円、調整後営業利益537億円(調整後営業利益率34.1%、10ヵ月分の業績)を計上した。
| セグメント | 指標 | 2025年通期 | 2024年通期 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 売上収益 | 2,054億円 | 2,031億円 |
| 日本 | 調整後営業利益 | 220億円 | 200億円 |
| NIPSEA | 売上収益 | 8,875億円 | 9,144億円 |
| NIPSEA | 調整後営業利益 | 1,512億円 | 1,308億円 |
| DuluxGroup | 売上収益 | 4,052億円 | 3,985億円 |
| DuluxGroup | 調整後営業利益 | 448億円 | 439億円 |
| 米州 | 売上収益 | 1,190億円 | 1,227億円 |
| 米州 | 調整後営業利益 | 67億円 | 81億円 |
| AOC | 売上収益 | 1,573億円 | – |
| AOC | 調整後営業利益 | 537億円 | – |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、市況軟調の想定でも各地域・事業で優位性を発揮し、売上収益は19,200億円(+8.2%)を見込む。調整後営業利益は原材料費率の低下を販管費率の上昇がオフセットする中、c.+10%の増益を見込み、調整後営業利益率もやや改善を見込む。調整後EPSも同様にc.+10%増益を見込む。
| 項目 | 2026年通期予想 | 2025年通期(実績) |
|---|---|---|
| 売上収益 | 19,200億円(YoY +8.2%) | 17,742億円 |
| 調整後営業利益 | 開示なし(YoY c.+10%見込み) | 2,749億円 |
| 営業利益 | 2,830億円(YoY +10.1%) | 2,571億円 |
| 営業利益率 | 14.7%(YoY +0.2pt) | 14.5% |
| 当期利益 | 1,980億円(YoY +10.1%) | 1,798億円 |
| EPS | 85.3円(YoY +11.4%) | 76.7円 |
| 年間配当金 | 17円(YoY +1円) | 16円 |

株主還元
2026年12月期の年間配当金は、前期比+1円の17円を予想。あわせて、上限3,500万株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合1.5%)・上限300億円(取得期間2025年10月10日~2026年2月28日、東京証券取引所における市場買付(取引一任契約))の自己株式取得を実施しており、2026年1月31日現在で25,541,400株・取得価額の総額25,705,565,874円を取得、進捗は株式ベース72.98%、価額ベース85.69%となっている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 2025年12月期 年間配当金 | 16円 |
| 2026年12月期 年間配当金(予想) | 17円(前期比+1円) |
| 自己株式取得枠(上限) | 3,500万株/300億円 |
| 自己株式取得期間 | 2025年10月10日~2026年2月28日 |
| 取得済み自己株式(2026年1月31日現在) | 25,541,400株/25,705,565,874円 |
| 取得進捗(2026年1月31日現在) | 株式ベース72.98%、価額ベース85.69% |

トピックス
2025年11月26日に2回目となる機関投資家向け説明会「IR DAY 2025」を開催し、AOCの競争優位性と事業戦略、NIPSEAグループの事業戦略(NIPSEA中国・トルコグループ)、M&A戦略について説明した。また、大和インベスター・リレーションズ「大和インターネットIR表彰2025」で5年連続最優秀賞(4,122社中2位)を獲得するなど、主要なIR・サステナビリティサイト評価機関において2025年度も高い評価を獲得した。
※本記事は日本ペイントHDが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。