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SUMINOE、2026年5月期は増収も営業減益 当期純損失に転落

決算サマリー 2026.08.26
SUMINOE、2026年5月期は増収も営業減益 当期純損失に転落

※本記事はSUMINOEが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

SUMINOEが発表した2026年5月期の連結業績は、売上高107,633百万円(前期比+2.7%)と増収を確保した一方、営業利益は2,369百万円(同△21.1%)と減益となった。経常利益は営業外損益の為替差損が為替差益に転じたことで2,764百万円(同+10.0%)と増益だったが、投資有価証券売却益の剥落や繰延税金資産の取り崩しが響き、当期純利益又は損失(△)は△340百万円(前期は669百万円の利益)と純損失に転落した。

目次

連結業績(2026年5月期 実績)

自動車・車両内装事業では北中米拠点のフロアカーペットが貢献し、インテリア事業ではタイルカーペットの納入物件数が増加したことなどから、売上高は前期を上回った。一方、営業利益はメキシコ拠点における新規受注増加への対応遅延により生産効率が低下し、前期を下回った。

項目2025年5月期2026年5月期前期比
売上高104,791107,633+2.7%(+2,841)
営業利益(利益率)3,001(2.9%)2,369(2.2%)△21.1%(△632)
経常利益(利益率)2,514(2.4%)2,764(2.6%)+10.0%(+250)
当期純利益又は損失(△)669△340-(△1,010)
為替(円/USD)152.60151.10

セグメント別の状況

自動車・車両内装事業は、外資系自動車メーカー向け売上の拡大や鉄道・バス向け内装材需要の回復により増収となったが、メキシコ拠点の生産効率低下により減益となった(増収減益)。インテリア事業は、タイルカーペットの納入物件数増加や業務用・家庭用の高付加価値型製品の拡販、前期実施の価格改定効果により増収増益。機能資材事業は、春夏向け家電関連商材のラインナップ追加や海外モデル向け空気清浄機フィルターの販売伸長、物流費削減やベトナム工場の生産体制再編により増収増益となった。

セグメント指標2025年5月期2026年5月期
自動車・車両内装売上高63,47865,237
自動車・車両内装営業利益4,0942,928
インテリア売上高38,26439,260
インテリア営業利益1,0231,455
機能資材売上高2,5662,631
機能資材営業利益△12454
その他売上高481503
その他営業利益86131
調整額営業利益△2,077△2,200
合計売上高104,791107,633
合計営業利益3,0012,369
自動車・車両内装事業の売上高・セグメント利益の推移と前期比増減要因
出典:2026年5月期 決算説明資料 P.7

2027年5月期 期初計画

2027年5月期の期初計画は、売上高が前期比微減となる一方、北中米拠点の収益改善を着実に実行することで各段階損益は増加する計画。原材料や労務費の上昇分は、顧客交渉を通じた販売価格改定をより徹底し、遅延なくタイムリーに改定を進めることで収益体質の強化を図るとしている。

項目2026年5月期(実績)2027年5月期(期初計画)前期比
売上高107,633106,500△1.1%(△1,133)
営業利益(利益率)2,369(2.2%)3,500(3.3%)+47.7%(+1,130)
経常利益(利益率)2,764(2.6%)3,600(3.4%)+30.2%(+835)
当期純利益又は損失(△)△3401,450-(+1,790)
為替(円/USD)151.10155.00
2027年5月期期初計画の連結業績(前期実績対比)
出典:2026年5月期 決算説明資料 P.15

株主還元

株主のみなさまへの利益還元を重要な経営課題と考え、安定的な配当と業績の動向を勘案しながら適正な成果の配分を継続する方針。配当時期は中間および期末の年2回を基本とし、急激な環境悪化など不測の事態を除き下限35円を維持する。配当性向は33%から38%に引き上げるとしており、自社製品を含む株主優待制度も引き続き実施する。

項目2025年5月期2026年5月期2027年5月期(計画)
1株当たり配当金40.0円40.0円42.0円
1株当たり当期純利益50.18円△25.70円109.30円
株主総数12,976名14,304名
株主還元方針と1株当たり配当金・当期純利益の推移
出典:2026年5月期 決算説明資料 P.17

中長期経営目標「SUMINOE GROUP WAY STEPⅡ」進捗

2025~2027年度を対象とする中長期経営目標「SUMINOE GROUP WAY STEPⅡ」では、2027年5月期の策定時計画は売上高109,000百万円・営業利益5,000百万円としていたが、自動車内装事業を取り巻く市場環境の変化や北中米拠点の組織体制・実行体制の整備の遅れなどにより、2026年5月期実績は策定時計画を下回った。2027年5月期の期初計画も売上高106,500百万円・営業利益3,500百万円と、策定時計画を下回る水準にとどまる見込み。会社は自動車内装事業の収益力向上の遅れが未達の主要因と認識しており、本業の収益力回復と利益率改善を最重要課題としている。

SUMINOE GROUP WAY STEPⅡ 3ヵ年連結収支計画(策定時計画と実績・期初計画の比較)
出典:2026年5月期 決算説明資料 P.20

トピック:代表取締役の異動(社長交代)

2026年8月28日開催予定の第137期定時株主総会での取締役選任決議を経て、諏訪和晃氏を代表取締役候補者とする人事を発表した。同氏は産業資材事業部門長を務め、Suminoe Textile of America Corporation CEOなど海外勤務の経験も長いとしている。

※本記事はSUMINOEが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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