※本記事はミークが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ミークは2026年3月期通期決算で増収増益となり、売上高7,150百万円(前期比+19.7%)、経常利益1,305百万円(同+43.4%)で着地した。修正後の通期連結業績予想に対しても、売上高で2.1%、経常利益で8.8%上回った。2027年3月期についても、売上高7,700百万円(前期比+7.7%)、経常利益1,440百万円(同+10.3%)への増収増益を見込んでいる。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は前期比19.7%増の7,150百万円、経常利益は前期比43.4%増の1,305百万円となった。増収増益の要因は、新規顧客の獲得に加えて既存顧客の利用も順調に推移したこと、および短期LT回線における一時的な需要増加である。なお、2026年3月期第2四半期(中間期)より連結決算に移行しており、前期比(YoY)は前期単体実績との比較となる。また、通期の販管費比率は19.6%と前期(20.5%)から0.9pt低下した。
| 項目 | 2026年3月期(当期) | 2025年3月期(前期) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,150百万円 | 5,974百万円 | +19.7% |
| 経常利益 | 1,305百万円 | 910百万円 | +43.4% |
| 経常利益率 | 18.3% | 15.2% | - |

サービス別の状況
売上高71.5億円(2026年3月期)の内訳は、IoT/DXプラットフォームサービスが売上高構成比72.2%、MVNEサービスが27.8%。IoT/DXプラットフォームサービスは収集データのアップロードが中心となる「フィジカルAI時代におけるIoT通信事業」として中長期の成長を、MVNEサービスは動画視聴等のダウンロードが中心となる「伸長する経済圏モバイル支援事業」として短期〜中期の成長を担う。また、累計回線数(短期LTを除く)は前期比+42千回線の717千回線(6.3%増)となり、キャンペーン効果もありIoTおよびMVNEにおける新規回線の獲得が順調に拡大した。
| 区分 | 売上高構成比 | 事業特性 |
|---|---|---|
| IoT/DXプラットフォームサービス | 72.2% | フィジカルAI時代におけるIoT通信事業(中長期の成長事業) |
| MVNEサービス | 27.8% | 伸長する経済圏モバイル支援事業(短期〜中期の成長事業) |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は、売上高7,700百万円(前期比+7.7%)、営業利益1,430百万円(同+10.3%)、経常利益1,440百万円(同+10.3%)、経常利益率18.7%(前期比+0.5pt)、親会社株主に帰属する当期純利益970百万円(前期比+10.3%)を計画している。2026年3月期における一過性の影響(約1.7億円)を加味すると、実態的な売上高成長率は10%程度としている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(計画) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,150百万円 | 7,700百万円 | +7.7% |
| 営業利益 | 1,296百万円 | 1,430百万円 | +10.3% |
| 経常利益 | 1,305百万円 | 1,440百万円 | +10.3% |
| 経常利益率 | 18.3% | 18.7% | +0.5pt |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 879百万円 | 970百万円 | +10.3% |

財務・キャッシュフローの状況
2026年3月末の資産合計は8,085百万円(前期末比+1,311百万円)、負債合計は1,990百万円(同+259百万円)、純資産合計は6,094百万円(同+1,051百万円)となり、引き続き健全な財務体制を維持した。営業活動によるキャッシュ・フローは1,517百万円(前期比+619百万円)。今後の成長投資(M&A等)に向けた待機資金として、定期預金への預入25億円を実施した結果、現金及び現金同等物の期末残高は2,402百万円(前期末比△1,629百万円)となった。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 897百万円 | 1,517百万円 | +619百万円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △317百万円 | △3,136百万円 | △2,818百万円 |
| フリー・キャッシュ・フロー | 580百万円 | △1,619百万円 | △2,198百万円 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 4,032百万円 | 2,402百万円 | △1,629百万円 |
株主還元
現在は事業活動で得られた利益を基盤強化や成長投資へ充てることを優先しているが、株主還元も重要な経営課題と認識しており、将来的な実施に向けて業績の推移を見極めながら前向きに検討を進めていく方針である。
成長戦略/トピック
成長を加速させる2つの柱として、M&A・出資による事業拡大と、AI-X課による業務効率化などの「AI」活用を掲げる。売上拡大を牽引する3つのドライバーとして、非通信事業者のモバイル事業参入を支援する「MVNO as a Service」、ビジネスサポートサービスの提供拡大、業界専用サービスの展開を進める。第4四半期には、ファミリーマートのクレーンゲームやプロ野球チームの公式モバイルサービス支援への採用、デバイスの調達からSIMのキッティングまでを一括提供する「MEEQ ビジネスツールズ デバイスセレクト」のリリースがあった。また、AI実装の本格化により、1人当たり営業利益は16.8百万円(2026年3月期末時点)となり、前期末(12.5百万円)比+34%に向上した。

※本記事はミークが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。