※本記事はアルコニックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
アルコニックス株式会社は2026年3月期決算において、売上高219,720百万円(前期比+11.5%)、営業利益9,743百万円(同+40.8%)、経常利益8,947百万円(同+18.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,598百万円(同+16.5%)となった。データセンター関連の伸長やレアメタル取引の貢献などにより増収増益となった。2027年3月期は売上高235,000百万円(同+7.0%)、営業利益10,700百万円(同+9.8%)を見込んでいる。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は219,720百万円(前期比+11.5%)、営業利益は9,743百万円(同+40.8%、営業利益率4.4%)、経常利益は8,947百万円(同+18.9%、経常利益率4.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,598百万円(同+16.5%)となった。EBITDAは14,519百万円(同+23.7%)、ROEは9.6%、ROICは4.2%。2026年3月期計画値(通期)に対する進捗率は、売上高102.2%、営業利益110.7%、経常利益109.1%、当期純利益103.7%となった。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 219,720百万円 | 197,004百万円 | +11.5% |
| 営業利益 | 9,743百万円 | 6,919百万円 | +40.8% |
| 経常利益 | 8,947百万円 | 7,528百万円 | +18.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 5,598百万円 | 4,805百万円 | +16.5% |
| EBITDA(参考) | 14,519百万円 | 11,734百万円 | +23.7% |
| ROE | 9.6% | 8.6% | – |
| ROIC | 4.2% | 3.9% | – |

セグメント別の状況
電子機能材事業はレアメタル取引と電池関連取引が寄与し増収、ニッケル取引の収益率回復もあり増益となった。アルミ銅事業はアルミ・銅の相場上昇とスクラップの需要回復が寄与し増収となったが、上期における利益率の低迷に加え自動車関連製品の需要減退により減益(セグメント損失)となった。装置材料事業は北米市場のめっき材料や非破壊検査用材料等が寄与し増収となったが、カーボンブラシ事業の不振により減益となった。金属加工事業はチップマウンター部品や電池用プレス部品関連取引が寄与して増収、航空・宇宙・防衛関連の金属加工品の寄与もあり増益となった。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| 電子機能材(商社流通) | 売上高 | 39,763百万円 | 32,054百万円 |
| 電子機能材(商社流通) | セグメント利益 | 2,875百万円 | 2,235百万円 |
| アルミ銅(商社流通) | 売上高 | 90,601百万円 | 82,552百万円 |
| アルミ銅(商社流通) | セグメント利益又は損失 | △65百万円 | 492百万円 |
| 装置材料(製造) | 売上高 | 48,428百万円 | 45,831百万円 |
| 装置材料(製造) | セグメント利益 | 1,482百万円 | 1,610百万円 |
| 金属加工(製造) | 売上高 | 40,926百万円 | 36,566百万円 |
| 金属加工(製造) | セグメント利益 | 4,630百万円 | 3,241百万円 |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は売上高235,000百万円(前期比+7.0%)、営業利益10,700百万円(同+9.8%)、経常利益10,000百万円(同+11.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益6,600百万円(同+17.9%)を見込む。EBITDAは15,700百万円(同+8.1%)、ROEは10.6%、ROICは5.9%を想定する。想定為替レートは155.00円/US$、想定市況はアルミニウムUS$3,100/MT、銅US$13,000/MT、ニッケルUS$17,500/MTとしている。
| 項目 | 2027年3月期見通し | 2026年3月期実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 235,000百万円 | 219,720百万円 | +7.0% |
| 営業利益 | 10,700百万円 | 9,743百万円 | +9.8% |
| 経常利益 | 10,000百万円 | 8,947百万円 | +11.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6,600百万円 | 5,598百万円 | +17.9% |
| EBITDA(参考) | 15,700百万円 | 14,519百万円 | +8.1% |
| ROE | 10.6% | 9.6% | – |
| ROIC | 5.9% | 4.2% | – |

株主還元
2026年3月期は前期より13円の増配を実施し、中間配当42円+期末配当45円(2026年6月開催予定の第45回定時株主総会に付議予定)の年間87円(予定)とする方針。2027年3月期は1株当たり配当金90円を見込む。「長期経営計画2030」においてDOE(株主資本配当率)は4%以上を目標とする。
| 区分 | 1株当たり配当金 | 備考 |
|---|---|---|
| 中間配当(2026年3月期実績) | 42円 | – |
| 期末配当(2026年3月期予定) | 45円 | 2026年6月開催予定の第45回定時株主総会に付議予定 |
| 年間配当(2026年3月期・予定) | 87円 | 前期より13円増配 |
| 年間配当(2027年3月期見通し) | 90円 | – |

長期経営計画2030/トピック
「長期経営計画2030」では外部環境変化を踏まえ2027年3月期の数値目標を見直し、売上高235,000百万円、営業利益10,700百万円、経常利益10,000百万円、EBITDA15,700百万円、ROE10.6%、ROIC5.9%とした。2031年3月期にはROE12%以上、ROIC8%以上を目標とする。アルミ銅事業では林金属、アルコニックス・三高、平和金属、ACメタルズの4社統合方針を決定したほか、装置材料事業・金属加工事業では一部低採算事業の構造改革を推進、新規M&Aの検討も継続している。
※本記事はアルコニックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。