※本記事はビューティカダンホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ビューティカダンホールディングスの2025年6月期は、売上高7,602百万円(前期比+8.9%)と増収を確保した。主要事業の増収に加え、原価・人件費の上昇により営業利益は84百万円の利益から▲5百万円の損失に転じ、経常利益も4百万円(前期比▲95.3%)にとどまった。一方、子会社である株式会社SHFの株式譲渡益により当期純利益は42百万円(前期比+50.6%)と増益となった。売上高は期初予想7,600百万円をわずかに上回ったが、営業利益・経常利益は期初予想(各110百万円)を下回り、当期純利益も期初予想70百万円には届かなかった。
連結業績(2025年6月期 実績)
2025年6月期の連結業績は、売上高7,602百万円(前期比+8.9%)、営業利益▲5百万円(前期は84百万円の利益)、経常利益4百万円(前期比▲95.3%)、当期純利益42百万円(前期比+50.6%)となった。主要事業では増収となったものの、原価・人件費の上昇により営業減益となった一方、子会社である株式会社SHFの株式譲渡益により当期純利益は増益となった。単位は百万円。
| 項目 | 2024年6月期 | 2025年6月期 | 前年同期比増減率 | 期初予想(2025年6月期) |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,982 | 7,602 | +8.9% | 7,600 |
| 売上原価 | 5,988 | 6,627 | +10.7% | ー |
| 売上総利益 | 994 | 975 | ▲1.9% | ー |
| 営業利益 | 84 | ▲5 | ー | 110 |
| 経常利益 | 99 | 4 | ▲95.3% | 110 |
| 当期純利益 | 28 | 42 | +50.6% | 70 |

セグメント別の状況
セグメント別では、生花祭壇事業の売上高が4,077百万円(前期比+5.5%)と新規拠点開設効果や既存顧客からの受注増加により増収となった一方、原価高騰と人件費上昇の影響で営業利益は218百万円(前期比▲34.4%)に減少した。生花卸売事業は高単価品目の構成比上昇と数量拡大により売上高2,554百万円(同+14.1%)、営業利益58百万円(同+77.9%)と増収増益となった。ブライダル装花事業は新規先開拓が進む一方、熊本エリアの苦戦により売上高335百万円(同▲5.0%)と減収し、粗利率低下と販管費増により営業損失は21百万円(前期は2百万円の損失)に拡大した。その他事業は売上高634百万円(同+20.7%)と増収したが、キャリアライフサポートの報酬改定影響やアグリフラワーの連作障害等により営業損失は29百万円(前期は2百万円の損失)に拡大した。
| セグメント | 売上高(2024年6月期) | 売上高(2025年6月期) | 売上高前期比 | 営業利益(2024年6月期) | 営業利益(2025年6月期) | 営業利益前期比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 生花祭壇 | 3,864 | 4,077 | +5.5% | 332 | 218 | ▲34.4% |
| 生花卸売 | 2,239 | 2,554 | +14.1% | 32 | 58 | +77.9% |
| ブライダル装花 | 353 | 335 | ▲5.0% | ▲2 | ▲21 | ー |
| その他 | 525 | 634 | +20.7% | ▲2 | ▲29 | ー |
| 調整額 | ー | ー | ー | ▲275 | ▲231 | ー |
| 計 | 6,982 | 7,602 | +8.9% | 84 | ▲5 | ー |

通期業績予想(2026年6月期)
2026年6月期の連結業績予想は、売上高7,700百万円(前年同期比1.3%)、営業利益120百万円、経常利益75百万円(同1518.6%)、当期純利益40百万円(同▲7.0%)としている。
| 項目 | 2025年6月期(実績) | 2026年6月期(予想) | 前年同期比増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,602 | 7,700 | 1.3% |
| 営業利益 | ▲5 | 120 | ー |
| 経常利益 | 4 | 75 | 1518.6% |
| 当期純利益 | 42 | 40 | ▲7.0% |

株主還元
配当性向目標は50%と定めており、2025年6月期の実績は50.0%となった。中期経営計画の施策実行による業績向上と流通株式時価総額の向上を目指すとしている。株主優待制度は保有株式数に応じて内容が異なり、200株以上で熊本県産米(新米)5kg、1,000株以上で熊本のおすすめ特産品(3,000円相当)、2,000株以上でグループ会社の株式会社THE MOMENTが運営するレストランのディナー招待券(20,000円相当)、5,000株以上で熊本のおすすめ特産品(5,500円相当)を贈呈する。また、2022年6月以降3年以上継続して1,000株以上保有する株主を対象とした長期保有株主優待も設けている。

財務状況
2025年6月末の資産合計は2,897百万円(前期末比+179百万円)となった。流動資産は1,965百万円(同+166百万円)、固定資産は922百万円(同+4百万円)。負債合計は2,287百万円(同+113百万円)、純資産合計は610百万円(同+66百万円)となり、純資産比率は21.1%(前期末20.0%)となった。
| 項目 | 2024年6月末 | 2025年6月末 | 増減額 |
|---|---|---|---|
| 資産合計 | 2,717 | 2,897 | +179 |
| 負債合計 | 2,173 | 2,287 | +113 |
| 純資産合計 | 544 | 610 | +66 |
2025年6月期の主な取り組み
2025年6月期は、経営基盤強化に向けてさかいや生花店(福島県、2024年9月30日付)や株式会社南産業(2025年5月30日付)の株式取得を行う一方、株式会社SHFの株式を譲渡(2025年6月30日付)した。人的資本の価値向上に向けたダイバーシティ推進や人材育成強化、採用部門強化による新卒・中途採用増への取り組みを進めたほか、Web受注システム開発によるDX推進にも着手した。事業面では、福島エリアでの商圏拡大や仙台エリアでの拠点拡充、神戸での新拠点新設(2025年8月~稼働)など既存事業エリアの戦略的拡大を進めたほか、サステナビリティ経営の一環として京都大学へ菊花茎のセルロース抽出に関する研究委託を開始し、株式会社Cultiveraとの業務提携により農業分野での栽培試験にも取り組んだ。
※本記事はビューティカダンホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。