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STIフードホールディングス、2025年12月期は増収減益 2026年12月期は増収増益計画

決算サマリー 2026.08.24
STIフードホールディングス、2025年12月期は増収減益 2026年12月期は増収増益計画

※本記事はSTIフードホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

STIフードホールディングスの2025年12月期(2025年1月~12月)連結業績は、売上高38,605百万円(前期比+8.5%)と増収を確保した一方、原材料高騰への対応が値上げから逃避する形になった影響で6月以降の商品販売が落ち込み、営業利益は2,562百万円(同△11.7%)の減益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、不動産の時価評価による特別利益634百万円の計上により2,488百万円(同+47.6%)と増益を確保した。2026年12月期は売上高40,000百万円、営業利益2,600百万円を計画し、年間配当は前期と同額の40円を予定している。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

2025年12月期の連結業績は、売上高38,605百万円(前期比+8.5%)、売上総利益10,447百万円(同+5.0%)となったが、原材料費増加などにより販売費及び一般管理費が7,885百万円(同+11.8%)に拡大した結果、営業利益は2,562百万円(同△11.7%)、経常利益は2,601百万円(同△10.8%)となった。一方、不動産の時価評価による特別利益634百万円を計上したことで、親会社株主に帰属する当期純利益は2,488百万円(同+47.6%)となった。1株当たり当期純利益(EPS、株式分割調整後)は139.9円(前期94.8円)。

連結業績サマリー(売上高・営業利益・ROE推移)
出典:STIフードホールディングス 2025年12月期 通期決算説明会資料 P.4
項目2024年12月期2025年12月期増減額前期比
売上高35,58038,605+3,025+8.5%
売上原価25,62728,157+2,530+9.9%
売上総利益9,95310,447+494+5.0%
販売費及び一般管理費7,0527,885+833+11.8%
営業利益2,9012,562△338△11.7%
経常利益2,9172,601△315△10.8%
親会社株主に帰属する当期純利益1,6852,488+802+47.6%
EPS(円)94.8139.9+45.1+47.6%

財務状態(2025年12月期末)

2025年12月期末の資産合計は21,850百万円(前期末比+13.3%)となった。固定資産は有形固定資産の増加を中心に11,291百万円(同+37.4%)に拡大した一方、現金及び預金は3,507百万円(同△17.0%)に減少した。純資産合計は10,046百万円(同+19.8%)、自己資本比率は46.0%(前期末43.5%)となった。営業キャッシュ・フローは2,019百万円(前期3,231百万円)、投資キャッシュ・フローは△1,592百万円(前期△3,489百万円)、財務キャッシュ・フローは△1,138百万円(前期417百万円)で、現金及び現金同等物の期末残高は3,457百万円(前期比△17.2%)となった。

項目2024年12月期末2025年12月期末増減額増減比
資産合計19,28421,850+2,566+13.3%
負債合計10,89911,804+904+8.3%
純資産合計8,38510,046+1,661+19.8%
現金及び預金4,2263,507△718△17.0%
自己資本比率43.5%46.0%
連結貸借対照表及び連結キャッシュ・フロー計算書
出典:STIフードホールディングス 2025年12月期 通期決算説明会資料 P.7

事業内容(セグメント)

同社グループは、水産原料の調達から製造・販売までを一貫して行う食品製造販売事業と、水産惣菜・高級弁当を製造・店頭販売するリテール事業の2事業を展開する。食品製造販売事業は、主にコンビニエンスストア向け水産惣菜や水産原材料を使った缶詰・レトルト製品等を製造・販売する「食品」と、コンビニエンスストア向けおにぎり・弁当・パスタ・サラダ等に使用される水産食材をデイリー惣菜メーカー向けに製造・販売する「食材」から成る。リテール事業は味の浜藤が主に首都圏の百貨店やエキナカでテナントを展開し、漬け魚を中心とした水産惣菜及び高級弁当を製造・販売する。グループは国内子会社6社、海外子会社2社(STI AMERICA Inc.、STI CHILE S.A.)により構成される。

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期の業績予想は、売上高40,000百万円(前期比+3.6%)、営業利益2,600百万円(同+1.5%)、経常利益2,600百万円(同△0.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,700百万円(同△31.7%)、EPS95.6円(前期139.9円)としている。主力原材料の漁獲枠縮小により増収幅は保守的に見通しており、課題への対策効果は下期からの寄与を見込むものの、通期の利益見通しは横ばいとしている。

項目2025年12月期(実績)2026年12月期(予想)増減額増減比
売上高38,60540,000+1,395+3.6%
営業利益2,5622,600+38+1.5%
経常利益2,6012,600△1△0.1%
親会社株主に帰属する当期純利益2,4881,700△788△31.7%
EPS(円)139.995.6△44.32△31.7%
2026年12月期 通期業績予想
出典:STIフードホールディングス 2025年12月期 通期決算説明会資料 P.15

株主還元

2026年12月期の年間配当額は前期と同額の40円を予定している。配当は2023年12月期の年間30円(中間配当23.3円[記念配当6.7円含む]、期末配当26.7円)から、2024年12月期以降は年間40円(中間20円、期末20円)に増配され、2025年12月期も年間40円を実施した。なお、2025年1月1日を効力発生日として1対3の株式分割を実施しており、2024年12月期の配当額は比較のため1株当たり配当金を3分割した金額で記載している。

中間配当期末配当年間配当金
2023年12月期23.3円(記念配当6.7円含む)26.7円30円
2024年12月期13.3円20円40円
2025年12月期20円20円40円
2026年12月期(予定)20円開示なし40円
株主還元方針(配当金推移)
出典:STIフードホールディングス 2025年12月期 通期決算説明会資料 P.17

2025年度の反省点と重点対策

同社は2025年度の反省点として、①度重なる原材料高騰にスペックダウンで対応し、価値に見合った値上げから逃避したこと、②世界的な漁獲枠の減少や為替安による「買い負け」への対処を価格改定のみに頼り、魚種の横展開をしていなかったこと、③工場キャパシティ一杯の受注生産が常態化し、工程管理・労務管理が不足していたこと、④素材の美味しさを引き出す追求より過度な安全対策を優先したことの4点を挙げている。対策として、主力魚種のサイズを元に戻すリニューアル、魚種の探求・開拓・拡大による新商品開発、子会社の統廃合を含むマネジメント見直しによる生産効率向上、美味しさと安全・効率の両立などに取り組むとしている。

※本記事はSTIフードホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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