※本記事はセイヒョーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
セイヒョーが発表した2026年2月期通期決算は、売上高4,796百万円(前年同期比6.9%増)と増収を確保した。主力のアイスクリーム部門で「かき氷カップ」や「Marone(マロネ)」シリーズ等の新商品が寄与したほか、夏季の猛暑も追い風となった。一方、原材料・エネルギーコストの高止まりや物流費・人件費の上昇に加え、富山工場の改修・試運転に伴う一時費用の発生により、営業利益は35百万円(前年同期比63.2%減)と減益となった。2027年2月期は富山工場の通年寄与などにより増収増益を見込んでいる。
連結業績(2026年2月期 実績)
売上高は4,796百万円(前年同期比6.9%増)、営業利益は35百万円(前年同期比63.2%減)、経常利益は54百万円、当期純利益は11百万円となった。富山工場において将来のアスベスト及びフロン除去に係る資産除去債務を計上したことに伴い繰延税金負債を計上した結果、法人税等調整額(損)24百万円が生じ、当期純利益を圧迫した。
| 項目 | 2025年2月期比率 | 2025年2月期(百万円) | 2026年2月期比率 | 2026年2月期(百万円) |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | - | 4,484 | - | 4,796 |
| 売上原価 | 80.6% | 3,616 | 82.3% | 3,951 |
| 売上総利益 | 19.3% | 867 | 17.6% | 844 |
| 販管費 | 17.2% | 771 | 16.8% | 809 |
| 営業利益 | 2.1% | 96 | 0.7% | 35 |
| 経常利益 | 2.7% | 123 | 1.1% | 54 |
| 当期純利益 | 2.6% | 119 | 0.2% | 11 |
部門別の状況
アイスクリーム部門の売上高は前期比10.4%増の3,534百万円となった。自社製品は前期比10.1%増、OEM売上は前期比11.0%増となり、その内森永乳業(株)向けは12月以降の富山工場稼働によりプラス寄与し前期比6.9%増となった。仕入販売部門は佐渡の観光需要回復に伴いホテル・飲食店向けの業務用商品が好調に推移した一方、一部取引先のメーカー直接取引への移行の影響を受けた。和菓子部門は笹だんごの販売価格転嫁により低調に推移した。物流保管部門は冷凍品の保管需要は高いものの、寄託品の倉庫スペース確保に苦慮し横ばいとなった。
| 部門 | 指標 | 2026年2月期 | 2025年2月期 | 2024年2月期 |
|---|---|---|---|---|
| アイスクリーム部門 | 部門売上高 | 3,534百万円 | 3,200百万円 | 2,965百万円 |
| アイスクリーム部門 | 自社ブランド売上高 | 1,334百万円 | 1,211百万円 | 1,087百万円 |
| アイスクリーム部門 | 森永乳業含むOEM割合 | 61.1% | 60.8% | 61.5% |
| 仕入販売部門 | 部門売上高 | 676百万円 | 672百万円 | 681百万円 |
| 和菓子部門 | 部門売上高 | 351百万円 | 374百万円 | 365百万円 |
| 物流保管部門 | 部門売上高 | 234百万円 | 237百万円 | 242百万円 |


通期業績予想(2027年2月期)
2027年2月期(2026年3月1日〜2027年2月28日)の通期業績予想は、売上高6,000百万円(前期比25.0%増)、営業利益126百万円(前期比256.1%増)、経常利益126百万円(前期比131.0%増)、当期純利益95百万円(前期比727.7%増)を見込む。主力のアイスクリーム部門では富山工場が通年で寄与することにより生産体制の強化を通じたOEM需要の取り込みが進むほか、かき氷カップを中心とした売上拡大を見込む。自社製品では「Marone(マロネ)」シリーズのラインアップ拡充を含む新商品投入によりブランド認知向上を図る。一方、原材料価格や物流費用については中東情勢の影響を含め不確実性の高い状況が続くとしている。
| 項目 | 2027年2月期(予想) | 2026年2月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,000百万円 | 4,796百万円 | 25.0%増 |
| 営業利益 | 126百万円 | 35百万円 | 256.1%増 |
| 経常利益 | 126百万円 | 54百万円 | 131.0%増 |
| 当期純利益 | 95百万円 | 11百万円 | 727.7%増 |

株主還元
利益配分については、将来の事業拡大と企業体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続することを基本方針とする。株主還元に関するベンチマークを用いた還元方針については、当社を取り巻く状況と今後の収益状況を見極めたうえで検討を行うとしている。1株当たり配当金は2026年2月期(予定)18円、2027年2月期(予想)も18円としている。また、毎年8月31日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、保有株式数に応じて100株以上2,000円相当、500株以上3,000円相当、1,000株以上4,000円相当の当社製品詰め合わせを贈呈する株主優待制度を実施している。
| 期 | 1株当たり配当 |
|---|---|
| 2024年2月期 | 17円 |
| 2025年2月期 | 18円 |
| 2026年2月期(予定) | 18円 |
| 2027年2月期(予想) | 18円 |

トピックス
アイスバー「Marone(マロネ)」シリーズに「カフェオレ味」「ヨーグルト味」「バナナ味」の3つの新フレーバーを追加した。また、経済産業省および日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人認定制度」において「健康経営優良法人2026(中小規模法人部門)」に認定され、同社として今回が初めての同認証取得となった。夏季に売上・利益が集中する季節性への対策として、新潟の夏の定番「もも太郎」をスポーツシーンでの利用に提案するプロモーション「もも太郎×スポーツ」を展開し、第3・第4四半期の需要創出に取り組んでいる。
※本記事はセイヒョーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。