ヱスビー食品

エスビー食品、2026年3月期は増収増益で過去最高益 2027年3月期は増収の見通し

決算サマリー 2026.08.24
エスビー食品、2026年3月期は増収増益で過去最高益 2027年3月期は増収の見通し

※本記事はヱスビー食品が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

エスビー食品は2026年3月期、価格改定後も物量を維持できたことなどから売上高は前期比4.5%増の129,022百万円となった。原価低減や価格改定効果により営業利益は同9.3%増の10,318百万円、経常利益は同11.1%増の10,726百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同11.2%増の8,409百万円となり、いずれも前期比・計画比で増加し過去最高益を達成した。2027年3月期は売上高・営業利益・経常利益の増加を見込む一方、前期に発生した特別利益の剥落により親会社株主に帰属する当期純利益は減少を見込む。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高については、価格改定後も物量を維持できたことなどから、前期比・計画比ともに増加した。利益面では、原価低減に努めたことや価格改定効果などがあったことから、営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも前期比・計画比ともに増加し、過去最高益を達成した。

項目2025年3月期実績2026年3月期実績前期比増減額前期比増減率2026年3月期計画計画比増減額計画比増減率
売上高123,520129,0225,5014.5%127,0002,0221.6%
営業利益9,44210,3188759.3%9,6007187.5%
経常利益9,65010,7261,07511.1%9,8009269.5%
親会社株主に帰属する当期純利益7,5658,40984411.2%7,60080910.7%

主な指標では、営業利益率が7.6%(2025年3月期)から8.0%(2026年3月期)に上昇し、1株当たり当期純利益は313.04円から347.90円に増加した。ROEは9.9%から9.6%となった。

エスビー食品の2026年3月期連結業績(累計)を示すスライド
出典:2026年3月期決算説明資料 P.12

セグメント別の状況

国内事業は、家庭用で洋風スパイスや李錦記ブランド製品、レトルトカレーなどが伸長したほか、インバウンド需要の増加により業務用も好調に推移し、売上高は前期比3.8%増の115,395百万円となった。一方、原材料価格の上昇や販管費の増加により、セグメント利益は前期比1.0%減の6,447百万円となった。海外事業は主に北米エリアが売上をけん引し、最大市場のアメリカではルウカレーに加えうまみトッピングが好調に推移したことなどから、売上高は前期比10.3%増の13,631百万円となった。セグメント利益も北米エリアの売上が好調に推移したことなどにより、前期比32.1%増の3,870百万円となった。なお、海外売上高比率は10.6%(前期10.0%)となった。

セグメント項目2025年3月期2026年3月期増減額増減率
国内事業売上高111,166115,3954,2283.8%
国内事業セグメント利益6,5136,447▲65▲1.0%
海外事業売上高12,35613,6311,27410.3%
海外事業セグメント利益2,9293,87094132.1%
エスビー食品のセグメント別(国内事業・海外事業)業績を示すスライド
出典:2026年3月期決算説明資料 P.14

製品区分別の状況

製品区分別の連結売上高では、スパイス&ハーブが前期比7.4%増の37,318百万円、即席が同3.4%増の45,846百万円、香辛調味料が同4.3%増の50,219百万円、インスタント食品その他が同2.0%増の33,002百万円となった。スパイス&ハーブグループは業務用香辛料、洋風スパイス、シーズニングスパイスが順調に推移し全体として増加した。即席グループはゴールデンカレーや赤缶カレーパウダールウが順調に推移したほか、濃いカレーなどの新製品が寄与し増加した。香辛調味料グループは李錦記ブランド製品やうまみトッピングなどのラー油関連製品が順調に推移し増加、インスタント食品その他グループはパスタソース等が減少したもののレトルトカレーが増加し、全体として増収となった。

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、相場の上昇や為替の影響に伴う原材料価格の上昇などが見込まれるものの、国内事業および海外事業ともに売上高の拡大に努めることにより、売上高・営業利益・経常利益は前期比で増加を見込む。売上高は134,500百万円(前期比4.2%増)、営業利益は10,700百万円(同3.8%増)、経常利益は10,900百万円(同1.6%増)を計画する。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に発生した特別利益が剥落することから8,100百万円(同3.7%減)を見込む。営業利益率は8.0%、1株当たり当期純利益は335.05円を計画する。

項目2026年3月期実績2027年3月期計画前期比増減額前期比増減率
売上高129,022134,5005,4774.2%
営業利益10,31810,7003813.8%
経常利益10,72610,9001731.6%
親会社株主に帰属する当期純利益8,4098,100▲309▲3.7%
エスビー食品の2027年3月期業績予想を示すスライド
出典:2026年3月期決算説明資料 P.24

2027年3月期の営業利益増減要因としては、国内事業で約2,600百万円、海外事業で約2,900百万円の増益要因がある一方、原材料価格の上昇により約2,500百万円の減益要因を見込む。

株主還元

配当については、20.3期から27.3期(予定)までの配当金・配当性向の推移が示されており、中間配当・期末配当に加え記念配当を実施した期もある。株主優待制度では、3月31日・9月30日を基準日とし、保有株式数と継続保有期間に応じて自社製品を贈呈している。

保有株式数継続保有期間優待内容
100~499株半年以上3年未満1,000円相当の当社製品
100~499株3年以上2,000円相当の当社製品
500株以上半年以上3年未満2,000円相当の当社製品
500株以上3年以上4,000円相当の当社製品
エスビー食品の配当金・配当性向の推移を示すスライド
出典:2026年3月期決算説明資料 P.21

経営戦略2033・第4次中期経営計画(~2029年)

本資料では、将来のありたい姿を見据えた「経営戦略2033」の全体像と、3つのGrowthを軸とする経営戦略、および第4次中期経営計画(~2029年)として、テーマ・重点戦略・重点施策、海外事業、国内事業、将来に向けた新領域、財務目標・株主還元、キャッシュアロケーションの各方針が示された(詳細な数値は開示なし)。

※本記事はヱスビー食品が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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