※本記事はSANKO MARKETING FOODSが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
SANKO MARKETING FOODSは2025年8月22日、2025年6月期(2024年7月1日〜2025年6月30日)の決算を発表した。連結売上高は9,679百万円で前年同期比3.8%の増加となったが、水産6次化の進捗による原価改善が進む一方、新規出店コストや水産6次化店舗への転換コストが発生し、営業損失は666百万円(前年同期は683百万円の損失、前年同期比+17百万円)となった。当期純利益は減損損失144百万円の計上等により816百万円の損失(前期は711百万円の損失)となり、赤字が拡大した。2026年6月期は連結売上高11,160百万円(前期比+15.3%)、営業利益17百万円、当期純利益10百万円を見込み、黒字転換を計画している。
業績(2025年6月期 実績)
売上総利益はSANKO飲食事業の原価率が水産6次化の進捗により34.1%から33.1%へ改善したことなどにより3,288百万円(前期比+375百万円)となった。販管費は水産6次化コスト(船団形成・東伊豆モデル構築コスト)、東海エリアのPMI・撤退コスト、新規出店(3店舗)・業態転換(6店舗)コスト、水光熱・消耗品を含む各種コスト増により3,954百万円(前期比+358百万円)となった。経常利益は事業再構築補助金32百万円の計上もあり▲647百万円(前期▲683百万円)、当期純利益は減損損失144百万円の計上等により▲816百万円(前期▲711百万円)となった。
| 項目 | 2025年6月期実績 | 2024年6月期実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,679百万円 | 9,328百万円 | +351百万円 |
| 売上総利益 | 3,288百万円 | 2,913百万円 | +375百万円 |
| 販管費 | 3,954百万円 | 3,596百万円 | +358百万円 |
| 営業利益 | ▲666百万円 | ▲683百万円 | +17百万円 |
| 経常利益 | ▲647百万円 | ▲683百万円 | +36百万円 |
| 当期純利益 | ▲816百万円 | ▲711百万円 | ▲105百万円 |
セグメント別(グループ会社別)の状況
グループ会社別の売上高は、SANKO単体が4,143百万円(前期比+306百万円)、綜合食品が4,618百万円(前期比+670百万円)、SANKO海商が1,469百万円(前期比▲628百万円)となった。SANKO水産事業の外部売上は前期比+27.7%と大幅増となり、SANKO海商は減収であったが粗利率が前期比+4.1%と大きく改善した。綜合食品は2023年3月期のグループ化以降増収を継続しており、2025年3月期に黒字化を達成した。
| 区分 | 2025年6月期売上高 | 前期比 |
|---|---|---|
| SANKO単体 | 4,143百万円 | +306百万円 |
| 綜合食品 | 4,618百万円 | +670百万円 |
| SANKO海商 | 1,469百万円 | ▲628百万円 |

店舗網の状況
2025年6月期は直営店2店舗および運営受託店舗1店舗を新規出店したほか、水産6次化店舗を含む業態転換店舗が6店舗あった。これにより直営店55店舗(運営受託店舗13店を含む)、FC3店舗(海外1店舗/国内2店舗)の体制となり、店舗数の合計は前期末と同じ55店舗となった。

通期業績予想(2026年6月期)
2026年6月期(2025年7月1日〜2026年6月30日)の連結業績予想は、売上高11,160百万円(前期比+15.3%)、営業利益17百万円、経常利益30百万円、当期純利益10百万円、1株当たり当期純利益0.26円としている。水産と飲食の両軸経営により2019年6月期(107億円)水準の売上高までの回復を目指し、事業構造の転換を進めながら水産事業を育成し、オンリーワンビジネスモデルでの黒字転換を果たすとしている。
| 項目 | 2026年6月期予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 11,160百万円 | +15.3% |
| 営業利益 | 17百万円 | ー |
| 経常利益 | 30百万円 | ー |
| 当期純利益 | 10百万円 | ー |
| 1株当たり当期純利益 | 0.26円 | ー |
| セグメント | 予想売上高 | 構成比 | 予想営業利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 水産事業 | 6,220百万円 | 55.7% | ▲17百万円 | ー |
| 飲食事業 | 4,504百万円 | 40.4% | 537百万円 | 11.9% |
| その他事業 | 436百万円 | 3.9% | ▲503百万円 | ー |
| 合計 | 11,160百万円 | 100.0% | 17百万円 | 0.1% |

2026年6月期の重点施策
2026年6月期の経営方針として、①水産6次化インフラ(東伊豆モデル)を活用した既存店のてこ入れ、②水産6次化店舗を中心とした新規出店(まめたい寿司・商店4店舗、アカマル屋他3店舗、受託事業2店舗を計画)、③沼津支社と漁業部の連携による外部売上獲得、④グループ会社の自走(子会社単体での黒字化達成)を掲げている。グループ会社では、清掃・ビルメンテナンス事業を担うジーエスサンヘイがホテル客室クリーニング事業により増収増益となり、売上高は2024年6月期の89百万円から2025年6月期は113百万円(前期比127.0%)、2026年6月期は224百万円(前期比198.2%)を計画、営業利益は20百万円(利益率8.9%)を見込んでいる。

※本記事はSANKO MARKETING FOODSが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。